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ASTIJP:6899
沿革
1963年5月 |
静岡県浜松市中区浅田町にペンオイルセールス株式会社を設立。 |
1965年4月 |
ピアノアクション部品の組立加工を開始。 |
1966年4月 |
太平洋企業株式会社に商号変更。 |
1969年4月 |
オーディオアンプの生産を開始。 |
1972年6月 |
静岡県浜松市南区西島町に西島工場を新設。 |
1972年7月 |
二輪車用ワイヤーハーネスの生産を開始。 |
1974年8月 |
静岡県浜松市南区福島町にステレオ工場(現浜松倉庫)を新設。 |
1977年6月 |
本社を静岡県浜松市南区西島町に移転。 |
1979年8月 |
カーラジオの生産を開始。 |
1979年10月 |
静岡県浜松市西区入野町に子会社として太平洋電子株式会社を設立。 |
1979年12月 |
静岡県浜松市東区市野町に子会社として亜細亜部品株式会社(1987年11月にアスティオービックス株式会社に商号変更)を設立。 |
1982年11月 |
静岡県磐田郡竜洋町(現静岡県磐田市)に竜洋工場(現磐田工場)を新設。 |
1983年5月 |
家電製品用電子制御ユニットの生産を開始。 |
1983年9月 |
太平洋アスティ株式会社に商号変更。 |
1984年3月 |
米国向けサテライトレシーバー(衛星放送受信機)の生産を開始。 |
1988年10月 |
静岡県磐田郡浅羽町(現静岡県袋井市)に浅羽工場(現袋井工場)を新設。 |
1989年11月 |
超音波技術活用による水中トランシーバーを発表。 |
1992年1月 |
アスティ株式会社に商号変更。 |
1993年4月 |
静岡県浜松市北区新都田のテクノポリス内に都田技術センター(現都田工場)を新設。 |
1994年4月 |
国内向け車載用及びホーム用BSチューナーの生産販売を開始。 |
1994年12月 |
中国に子会社として浙江雅士迪電子有限公司(現連結子会社)を設立。 |
1994年12月 |
中国に子会社として杭州雅士迪電子有限公司(現連結子会社)を設立。 |
1995年6月 |
定款上の商号をASTI株式会社に変更。 |
1995年9月 |
名古屋証券取引所市場第二部特別指定銘柄に株式を上場。 |
1996年1月 |
名古屋証券取引所市場第二部に指定。 |
1996年3月 |
本社を静岡県浜松市南区福島町に移転。 |
1997年8月 |
アスティオービックス株式会社が太平洋電子株式会社を吸収合併し、アストム株式会社に商号変更。(2000年4月にアスティプラス株式会社に商号変更) |
1998年9月 |
ベトナムに子会社としてASTI ELECTRONICS CORPORATION(現連結子会社)を設立。 |
2002年11月 |
登記上の商号をASTI株式会社に変更。 |
2002年12月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
2003年3月 |
アスティプラス株式会社を吸収合併。 |
2004年11月 |
インドに子会社としてASTI ELECTRONICS INDIA PRIVATE LIMITED(現連結子会社)を設立。 |
2006年11月 |
ベトナムに子会社としてASTI ELECTRONICS HANOI CORPORATION(現連結子会社)を設立。 |
2007年3月 |
静岡県浜松市南区米津町に本社工場を新設し、本社を現在地に移転。 |
2008年4月 |
FA機器販売事業を開始。 |
2009年1月 |
モービル・パワーエレクトロニクス事業へ参入。実験車両「evivo」発表。 |
2011年2月 |
電動車用バッテリー充電器の開発・生産を開始。 |
2011年11月 |
医療用マイクロニードルシステム(プロトタイプ)を発表。 |
2012年3月 |
静岡県掛川市に掛川工場を新設。 |
2013年1月 |
電動フォークリフト用DCDCコンバータの生産を開始。 |
2015年4月 |
名古屋証券取引所市場第二部における株式の上場を廃止。 |
2017年8月 2018年12月 2020年1月 |
インドに子会社としてASTI INDIA PRIVATE LIMITED(現連結子会社)を設立。 ベトナムに子会社としてASTI RESEARCH AND DEVELOPMENT VIETNAM CORPORATION(現連結子会社)を設立。 単回使用注射用針「Quatron」(登録商標)の量産及び欧州で販売開始。 |
2022年4月 |
東京証券取引所スタンダード市場へ移行(市場区分見直し)。 フィリピンに子会社としてASTI MANUFACTURING PHILIPPINES INC.(現連結子会社)を設立。 |
2023年3月 |
静岡県浜松市北区大原町に浜松工場を新設。 |
事業内容
ASTI株式会社とその子会社8社から成るASTIグループは、複数の事業セグメントを展開しています。これらのセグメントは、車載電装品、民生産業機器、ワイヤーハーネスの製造販売及び新規開発に関わる事業を含みます。
車載電装品セグメントでは、電子制御ユニット、エアコン制御システム、コーナーセンサなどの製品を提供しています。これらは、ASTI ELECTRONICS INDIA PRIVATE LIMITED、ASTI INDIA PRIVATE LIMITED、ASTI ELECTRONICS HANOI CORPORATION、ASTI ELECTRONICS CORPORATION、浙江雅士迪電子有限公司などの子会社を通じて製造販売されています。
民生産業機器セグメントでは、洗濯機用や食器洗浄機用の電子制御基板、通信用スイッチユニット、産業用ロボットコントローラ基板などを手掛けています。これらの製品は、ASTI ELECTRONICS HANOI CORPORATION、ASTI ELECTRONICS CORPORATION、杭州雅士迪電子有限公司などが製造販売を担当しています。
ワイヤーハーネスセグメントでは、四輪・二輪車用、船舶用のワイヤーハーネスなどを提供しており、ASTI ELECTRONICS INDIA PRIVATE LIMITED、ASTI INDIA PRIVATE LIMITED、ASTI ELECTRONICS HANOI CORPORATION、ASTI ELECTRONICS CORPORATION、浙江雅士迪電子有限公司、ASTI MANUFACTURING PHILIPPINES INC.が製造販売を行っています。
これらの事業セグメントを通じて、ASTIグループは幅広い産業分野において、高品質な製品とサービスを提供し、顧客のニーズに応えています。
経営方針
ASTI株式会社は、その子会社8社と共に、車載電装品、民生産業機器、ワイヤーハーネスの製造販売を中心とした事業を展開しています。同社は、社会が求めるより良きものを合理的に生産し、信頼される健全経営を目指すという経営理念のもと、進取の精神で挑戦と創造を積み重ね、新しいフィールドに事業活動を積極的に展開しています。
経営戦略として、ASTIは国内事業における自主開発製品への重点的取り組みと、アジア市場の拡大を目指して海外事業の工場運営を拡大しています。具体的には、新規事業部ではメディカル分野への取り組み、開発事業部では充電器やDCDCコンバータの製造開発を行っています。海外では、インド、ベトナム、中国、フィリピンに拠点を設置し、製造・販売を行いながら、研究開発人員の補強にも注力しています。
中期経営計画(2021年度~2025年度)では、低炭素社会の実現に資する電子ユニット、重要電子機器をつなぐワイヤーハーネス、新規事業、海外における受注生産事業の4分野を重点的に強化しています。これらの分野での取り組みを通じて、変動する経済環境の中での成長を目指し、生産の重点を変えていく必要性に対応しています。
ASTIは、売上高及び営業利益を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として用い、BCP(事業継続計画)の強化を最重点項目として取り組んでいます。これにより、強靭な供給体制の構築を目指しています。