三社電機製作所JP:6882

時価総額
¥133.1億
PER
14.1倍
半導体素子や電源機器の製造販売を行い、機器据付・試運転、修理、保守、施工請負などのサービスを提供する企業。

事業内容

三社電機製作所は、半導体素子と電源機器の製造販売を主な事業としています。同社は、これらの製品に関連するサービス業務も展開しており、グループ全体で事業活動を行っています。具体的には、半導体素子の製造販売を行うほか、電源機器の製造販売も手がけています。

半導体事業では、三社電機製作所自身が製造販売を行うだけでなく、子会社のサンレックスコーポレーションやサンレックスリミテッド、三社電機(上海)有限公司、サンレックスアジアパシフィックPTE.LTD.も販売を担当しています。これにより、国内外での販売網を広げています。

電源機器事業では、三社電機製作所が製造販売を行うほか、三社電機(広東)有限公司や株式会社諏訪三社電機、大阪電装工業株式会社が製造販売を担当しています。また、サンレックスコーポレーションやサンレックスリミテッド、サンレックスアジアパシフィックPTE.LTD.が販売を行い、東莞伊斯丹電子有限公司が製造を担当しています。

さらに、株式会社三社ソリューションサービスは、機器の据付や試運転、修理、保守、施工請負、電源機器およびそのシステムの販売を行っています。これにより、製品のライフサイクル全体をサポートする体制を整えています。

経営方針

三社電機製作所は、成長戦略として「Global Power Solution Partner」を掲げ、パワーエレクトロニクス技術を活用してグローバルに事業を展開しています。同社は、顧客の課題を解決するために、誠実さと品質を重視し、世界的な信頼を得ています。特に、カーボンニュートラル社会の実現に向けた製品開発に注力し、持続可能な成長を目指しています。

同社の中期経営計画「CF26」では、自己資本利益率(ROE)10%以上を目指し、戦略的投資を通じて事業成長と収益性の向上を図っています。具体的には、省エネルギーと電力の安定供給に貢献する製品開発を進め、顧客の付加価値を高めるソリューションを提供しています。また、環境負荷の軽減や事業継続マネジメントの強化を通じて、サステナビリティ戦略を推進しています。

重点領域として、半導体事業では、SiC製品の拡充とインフラ市場への注力を進めています。電源機器事業では、新エネルギー分野の製品開発や設計の標準化を推進し、競争力を高めています。さらに、サステナビリティ戦略として、環境負荷の軽減やダイバーシティ&インクルージョンの推進を行い、持続可能な社会の実現に貢献しています。