OBARA GROUPJP:6877

時価総額
¥874.4億
PER
13.6倍
自動車ボディー溶接向け抵抗溶接機器、シリコンウェーハ・酸化物水晶向け平面研磨装置及び消耗品の製造販売。

沿革

1958年12月

小原金属工業㈱を東京都中央区日本橋両国22番地に設立し、抵抗溶接用電極の製造販売を開始。

1961年5月

本社を東京都中央区日本橋より東京都港区芝浜松町4丁目2番地(現 港区芝大門)に移転。

1966年11月

可搬式溶接ガン(PSWガン)の製造販売を開始。

1969年2月

本社社屋を東京都大田区西六郷に新築、本社を移転。

1971年3月

神奈川県綾瀬市に相模工場を新設。

1971年5月

米国スピードファムと遊離砥粒による高速平面研削機製造(現在 半導体・ディスク産業向け研磨装置の製造販売)を目的としたスピードファム㈱(現 連結子会社)を設立(50%出資)。

1971年7月

ロボットガンの製造販売を開始。

1979年12月

アーク溶接用トーチ(ミグガン)の製造販売を開始。

1987年8月

米国ハーキュリー社から工場を購入し、溶接機器の製造販売拠点としてHERCULES DIVISION支店(現 連結子会社)を開設。

1987年9月

韓国の溶接機器の製造販売拠点としてOBARA KOREA CORP.(現 連結子会社)を設立(50%出資)。

1988年3月

トランス内蔵ロボットガンの製造販売を開始。

1988年8月

社名 小原金属工業㈱を小原㈱(定款上の商号 OBARA㈱)に変更。

1988年10月

米国ケンタッキー州に溶接機器の製造販売拠点としてCINCINNATI PLANT支店(現 連結子会社)を開設。

1990年1月

マレーシアの溶接機器の販売拠点としてOBARA(MALAYSIA)SDN.BHD.(現 連結子会社)を設立(100%出資)。

1994年5月

本社を東京都大田区より神奈川県綾瀬市に移転。

1994年12月

中国の溶接機器の製造販売拠点としてOBARA (NANJING) MACHINERY & ELECTRIC CO.,LTD.(現 連結子会社)を設立(100%出資)。

1996年10月

溶接機器の米国2支店をOBARA CORP. USA(現 連結子会社)として現地法人化(100%出資)。

1996年10月

タイに溶接機器の製造販売拠点としてOBARA(THAILAND)CO., LTD.(現 連結子会社)を設立(49%出資、現在91.5%)。

1998年6月

日本証券業協会に店頭登録銘柄として株式公開。

1999年9月

洋光産業㈱(現 連結子会社)の株式(100%)を取得。

2000年5月

インドに溶接機器の販売拠点(現 製造販売拠点)としてOBARA CORP. INDIA 支店(現 連結子会社)を設立。

2000年8月

スピードファム㈱の株式(50%)を追加取得し、完全子会社化。

2001年9月

中国上海市に溶接機器の製造販売拠点としてOBARA (SHANGHAI) CO.,LTD.(現 連結子会社)を設立(100%出資)。

2002年10月

OBARA CORP. USA(現 連結子会社)メキシコ支店をOBARA MEXICO, S. DE R. L. DE C. V.(現 連結子会社)として現地法人化(100%出資)。

2006年3月

溶接機器のインド支店をOBARA INDIA PVT LTD.(現 連結子会社)として現地法人化(100%出資)。

2006年8月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場。

2007年4月

研磨装置の韓国支店をSPEEDFAM KOREA LTD.(現 連結子会社)として現地法人化(100%出資)。

2008年2月

ロシアに溶接機器の販売拠点としてLLC OBARA RUS(現 連結子会社)を設立(100%出資)。

2011年10月

社名 OBARA㈱をOBARA GROUP㈱に変更。

2011年10月

持株会社(当社)と事業会社(OBARA㈱)に分社。

2011年10月

本社を神奈川県綾瀬市より神奈川県大和市に移転。

2013年6月

中国南京市に中国市場向け研磨装置の製造販売拠点としてSPEEDFAM MECHATRONICS (NANJING)
LTD.(現 連結子会社)を設立(100%出資)。

2014年4月

イタリアに研磨装置の製造販売拠点としてMELCHIORRE S.R.L.(現 連結子会社)の株式(100%)を取得。

2014年10月

ブラジルに溶接機器の販売拠点としてOBARA TECNOLOGIAS E PRODUTOS DE SOLDAGEM LTDA.(現 連結子会社)を設立(100%出資)。

2015年4月

溶接機器のフランス支店をOBARA SAS(現 連結子会社)として現地法人化(100%出資)。

2015年12月

OBARA KOREA CORP.の株式(50%)を追加取得し、完全子会社化。

2015年12月

韓国に溶接機器の製造販売拠点としてA ONE TECH CO., LTD.(現 連結子会社)の株式(100%)を取得。

2016年10月

溶接機器のイギリス支店をOBARA CORP. LTD.(現 連結子会社)として現地法人化(100%出資)。

2016年12月

溶接機器のチェコ支店をOBARA s.r.o.(現 連結子会社)として現地法人化(100%出資)。

2018年1月

㈱プレテック(現 連結子会社)の株式(99.6%)を取得。

2018年7月

韓国に研磨装置の消耗品の製造販売拠点としてONSE INC.(現 連結子会社)の株式(100%)を取得。

2021年9月

㈱プレテックの株式(0.4%)を追加取得し、完全子会社化。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。

事業内容

OBARA GROUPは、自身および子会社27社で構成される企業グループであり、主に溶接機器関連事業と平面研磨装置関連事業の二つのセグメントで事業を展開しています。

溶接機器関連事業では、特に自動車ボディー溶接向けの抵抗溶接機器の製造販売を行っており、このセグメントにはOBARA株式会社、洋光産業株式会社、OBARA (NANJING) MACHINERY & ELECTRIC CO.,LTD.、OBARA (SHANGHAI) CO.,LTD.、OBARA KOREA CORP.、A ONE TECH CO.,LTD.、OBARA (THAILAND) CO.,LTD.、OBARA (MALAYSIA) SDN. BHD.、OBARA INDIA PVT LTD.、OBARA CORP. USA、OBARA MEXICO, S.DE R.L.DE C.V.などが含まれます。

一方、平面研磨装置関連事業では、シリコンウェーハや酸化物水晶向けの平面研磨装置及び消耗品の製造販売を主軸に事業を行っており、スピードファム株式会社、スピードファム長野株式会社、スピードファムクリーンシステム株式会社、株式会社プレテック、SPEEDFAM MECHATRONICS (NANJING) LTD.、ONSE INC.、SPEEDFAM INC.、SPEEDFAM (INDIA) PVT LTD.、MELCHIORRE S.R.L.がこのセグメントに属しています。

これらの事業を通じて、OBARA GROUPは自動車産業や半導体産業など、幅広い分野に対して高品質な製品とサービスを提供しています。

経営方針

OBARA GROUPは、自動車業界とエレクトロニクス業界を主要顧客として、溶接機器関連事業と平面研磨装置関連事業を二大柱とする企業グループです。同社は、長期的な視野に立ち、企業価値の向上を目指しています。具体的には、自己資本比率70%以上、ROE(株主資本当期純利益率)15%以上を目標として掲げています。

経営戦略として、OBARA GROUPはグローバルな展開を進め、自動車業界とエレクトロニクス業界における優位性を確立し、独自の技術を生かした事業の発展を加速させることを目指しています。この戦略の下、同社はグループ管理の強化、消耗品の受注拡大、生産性向上を目指した次世代機の製品化に取り組んでいます。

グループ管理では、主要取引先のグローバル展開に合わせた海外進出を推進し、品質統制、最適地生産、最適地調達を通じてグループ全体の収益最大化を図っています。また、消耗品の受注拡大により、業績の安定化を目指しています。さらに、自動車業界の溶接工程の品質向上や効率化、エレクトロニクス業界の半導体デバイスの高速動作・低消費電力・高集積化への対応を目的とした次世代機の製品化に力を入れています。

これらの戦略を通じて、OBARA GROUPは自動車産業や半導体産業など、幅広い分野に対して高品質な製品とサービスを提供し、企業の持続的な成長を目指しています。