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メガチップスJP:6875
沿革
1990年4月 |
大阪府吹田市南金田において、資本金10,000千円で株式会社メガチップス(実質上の存続会社)を設立 |
1990年12月 |
本店を大阪府吹田市江坂町へ移転 |
1991年8月 |
顧客専用LSI事業を開始 |
1994年3月 |
Macronix International Co.,Ltd.との間で販売代理店契約締結 |
1994年7月 |
Macronix International Co.,Ltd.との間で任天堂向けゲームソフトウェア格納用LSIに関する共同開発契約締結 |
1995年3月 |
任天堂株式会社、Macronix International Co.,Ltd.との三者間で任天堂製ゲーム機に使用するゲームソフトウェア格納用LSIに関する製造委託契約締結 |
1995年9月 |
自社ブランドLSI事業を開始 |
1995年10月 |
システム製品事業を開始 |
1996年1月 |
本店を大阪市淀川区宮原へ移転 |
1996年4月 |
株式の額面金額50,000円を500円に変更するため、1996年4月1日株式会社メガチップス(形式上の存続会社)と合併 |
1998年2月 |
東日本の営業拠点として、東京営業所を設置 |
1998年8月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録 |
1998年12月 |
システム製品の販社として、株式会社ビジュアルコミュニケーションを三井物産株式会社と合弁にて設立 |
2000年4月 |
株式会社ビジュアルコミュニケーションと株式会社カメオインタラクティブが合併し、商号を株式会社メガフュージョンに変更 |
2000年12月 |
東京証券取引所市場第一部に上場 |
2001年8月 |
株式会社メガフュージョンが日本証券業協会に株式を店頭登録 |
2003年10月 |
株式会社メガフュージョン(後の株式会社メガチップスシステムソリューションズ)との間で同社を完全子会社とする株式交換を実施 |
2004年2月 |
国際的な環境マネジメントシステムである「ISO14001」の認証を取得 |
2004年4月 |
LSI事業及びシステム事業を分割し、LSI事業については新設の株式会社メガチップスLSIソリューションズに、システム事業については株式会社メガチップスシステムソリューションズに承継させると共に、持株会社へ移行 |
2004年10月 |
オーディオ・オーサリング事業を行う株式会社カメオインタラクティブの発行済株式全部をイーフロンティアグループへ売却 |
2005年5月 |
順盈投資有限公司(英文名「Shun Yin Investment Ltd.」、現・連結子会社)の株式取得 |
2005年5月 |
Macronix International Co.,Ltd.との間で業務提携を締結 |
2006年3月 |
国際的な品質マネジメントシステムである「ISO9001」の認証を取得 |
2007年4月 |
株式会社メガチップスLSIソリューションズ及び株式会社メガチップスシステムソリューションズを吸収合併 |
2012年7月 |
ジェイ エフ イー ホールディングス株式会社から川崎マイクロエレクトロニクス株式会社の発行済株式の全部を取得し、同社を完全子会社化 |
2013年3月 |
Kawasaki Microelectronics America, Inc.が、米国持株会社のKawasaki Microelectronics Holdings (USA), Inc.を吸収合併し、MegaChips Technology America Corporationに商号変更 |
2013年4月 |
川崎マイクロエレクトロニクス株式会社を吸収合併 |
2013年9月 |
台湾にアジア地域の統括拠点として、信芯股份有限公司(英文名「MegaChips Taiwan Corporation」、現・連結子会社)を設立 |
2014年9月 |
MegaChips Technology America Corporationが、STMicroelectronicsからSmart Connectivity (DisplayPort)事業を譲受 |
2014年11月 |
MEMSタイミングデバイス事業を営むSiTime Corporationを買収し、同社を完全子会社化(現・関連会社) |
2019年1月 |
システム事業を分割し、株式会社豆蔵ホールディングスの子会社であるセンスシングスジャパン株式会社に承継 |
2019年11月 |
SiTime CorporationがNASDAQ Global Marketに上場 |
2019年12月 |
MegaChips Technology America Corporationが、Smart Connectivity (DisplayPort)事業をKinetic Technologiesへ譲渡 |
2020年3月 |
MegaChips Technology America CorporationのLSI事業をMegaChips LSI USA Corporation(現・連結子会社)に営業譲渡により移管 |
2020年6月 |
連結子会社のSiTime Corporation株式の一部を売却し、同社を関連会社化 |
2021年6月 |
MegaChips LSI USA Corporationの出資により、コーポレートベンチャーキャピタルファンドのMegaChips VC USA LLC(現・連結子会社)を設立 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分変更に伴い、市場第一部からプライム市場に移行 |
2022年4月 |
MegaChips LSI USA Corporationの出資により、コーポレートベンチャーキャピタルファンドのMegaChips VC2 USA LLC(現・連結子会社)を設立 |
2023年1月 |
LDVP MCC Co-Investment Fund, L.P.(現・連結子会社)に、当社及びMegaChips LSI USA Corporationが出資し、同ファンドを子会社化 |
事業内容
メガチップス株式会社とそのグループ企業(子会社6社、関連会社2社)は、アナログおよびデジタル技術を基盤としたLSI(大規模集積回路)の設計、開発から生産に至るまでのトータルソリューションを提供しています。同社の主力製品には、ゲーム機やエンターテインメント機器向けLSI、デジタルカメラ向けの画像処理LSI、事務機器向けLSI、そして有線通信向けのアナログフロントエンドLSIが含まれます。
メガチップスは、これらの製品の設計と開発を自社および子会社で行い、製造は国内外の大手ファウンドリーに委託しています。その後、製品はメガチップスおよびその子会社から販売され、顧客にサービスが提供されます。同社グループは単一の事業セグメントで運営されており、そのためセグメント情報の詳細な記載はありません。
このように、メガチップスは特定の技術分野に特化し、幅広い産業に対して高度な技術ソリューションを提供することで、その地位を確立しています。同社の製品は、エンターテインメントから通信インフラまで、多岐にわたる分野で利用されており、技術革新の一翼を担っています。
経営方針
メガチップスは、独自の技術開発と顧客との共存を重視する経営方針のもと、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。同社は、革新、信頼、創造を経営理念とし、研究開発に経営資源を集中させることで、システムLSIの企画・開発において顧客の課題解決に貢献してきました。また、ファブレスメーカーとして、開発解析センターを整備し、厳格な品質保証体制を構築しています。
経営戦略として、メガチップスは通信ネットワークの進化や持続可能な社会の実現に向けた社会環境の変化に対応し、ASIC事業の事業基盤強化とともに、産業機器、通信、エネルギー制御、ロボット分野などの成長市場への経営資源の集中的な投下を進めています。これにより、新たな事業分野での拡大と事業構造転換を推進し、中長期的な成長を目指しています。
さらに、サステナビリティへの取り組みも経営戦略の重要な柱として位置付けており、人材の育成・多様化、人権の尊重、地球環境への配慮、持続可能なサプライチェーンの構築など、幅広い課題に対して積極的に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、ステークホルダーとの協働により企業価値の向上を目指しています。
メガチップスは、事業構造転換や新規事業育成による中長期的な成長を支えるため、健全で強靭な財務体質の維持にも注力しています。また、人材育成や多様化の推進、社内環境の整備にも力を入れ、全ての社員が働きやすい環境づくりに取り組んでいます。これらの戦略を通じて、メガチップスは持続可能な社会の実現に貢献し、長期的な成長を目指しています。