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シスメックスJP:6869
事業内容
シスメックスは、主に医療分野における検体検査機器と検体検査試薬の開発、製造、販売、サービス、輸出入を行っています。具体的には、血液検査や尿検査などの検体検査に使用される機器や試薬を提供し、医療機関の診断をサポートしています。
さらに、シスメックスは検体検査機器や試薬に加え、関連するソフトウェアや機器のメンテナンス、学術サポートなども提供しています。これにより、医療機関が直面する多様な課題に対して、包括的なソリューションを提案しています。
シスメックスの事業は、「本社統括」「米州統括」「EMEA統括」「中国統括」「AP統括」の各地域ごとのセグメントに分かれています。本社統括では日本国内での製品開発、製造、販売を行い、他の地域ではそれぞれの統括会社が製品の製造や販売を担当しています。
これらのセグメントは、シスメックスの連結財務諸表におけるセグメント情報と一致しています。なお、最近の会計年度から報告セグメントの区分が変更されており、詳細は連結財務諸表の注記に記載されています。
経営方針
シスメックスは、成長戦略として「Sysmex Way」を掲げ、グローバルな信頼と飛躍を目指しています。2023年4月から新たな中期経営計画を開始し、持続的成長と経営基盤の強化を図ります。特に、製品ラインアップの拡充や販売体制の強化を通じて、売上と利益の増加を見込んでいます。
同社は、2026年3月期までに連結売上高560,000百万円、営業利益112,000百万円を目指しています。医療のデジタル化やセルフメディケーションの重要性が増す中、シスメックスは新たな長期経営戦略「2033(VA33)」を策定し、医療の高度化や新興国市場へのフォーカスを強化します。
シスメックスは、免疫検査やヘマトロジー分野での競争力強化を図り、新興市場での成長機会を確実に獲得します。また、メディカルロボット事業や再生細胞医療事業を新たに加え、事業領域の拡大を推進します。これにより、非連続な成長を実現することを目指しています。
さらに、シスメックスはデジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて、企業全体の生産性向上と新たなソリューションの創出を目指します。環境への配慮や魅力ある職場の実現を通じて、サステナビリティ経営の実現を目指しています。