アドバンテストJP:6857

時価総額
¥4.69兆
PER
95倍
半導体・部品テストシステム、メカトロニクス関連製品の製造・販売、関連研究開発、保守・サービス提供。

沿革

1954-12電子計測器専門メーカーとして、資本金50万円をもってタケダ理研工業株式会社を愛知県豊橋市に設立
1957-02本店を東京都板橋区に移転
1959-04本部機構ならびに工場を東京都練馬区旭町1丁目32番1号に新築移転
1969-12行田工場を埼玉県行田市に開設
1975-01本店を東京都練馬区に移転
1976-02富士通株式会社が当社に資本参加
1982-06現地法人Takeda Systems, Inc.(現Advantest America, Inc.)を米国に設立
1983-02東京証券取引所市場第二部に株式上場
1983-06現地法人Takeda Riken (Europe)GmbH(現Advantest Europe GmbH)をドイツに設立
1984-05群馬工場を群馬県邑楽郡邑楽町に開設
1985-09東京証券取引所市場第一部に株式上場
1986-10現地法人Advantest (Singapore)Pte. Ltd.をシンガポールに設立
1987-07大利根R&Dセンタ(現 埼玉R&Dセンタ)を埼玉県北埼玉郡大利根町(現 加須市新利根)に開設
1990-03現地法人Advantest Taiwan Inc.を台湾に設立
1991-01子会社株式会社アドバンテスト研究所を設立
1996-10群馬R&Dセンタを群馬県邑楽郡明和町に開設
1999-04子会社株式会社アドバンテスト ファイナンス(現 アドバンテスト プリオウンド ソリューションズ)を設立
2001-05群馬R&Dセンタ2号館を完成
2001-09ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場(2016年4月 NYSE上場廃止)
2002-06北九州R&Dセンタを福岡県北九州市八幡東区に開設
2004-09本社事務所を東京都千代田区の新丸の内センタービルディングに移転
2007-06子会社株式会社アドバンテスト コンポーネントを設立
2010-07子会社株式会社アドバンテストマニュファクチャリングおよび子会社株式会社アドバンテスト カスタマサポートを吸収合併
2011-07Verigy Ltd.の普通株式全株を取得し、完全子会社化
2018-06本店を東京都千代田区に移転
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

アドバンテストは、半導体・部品テストシステム製品群とメカトロニクス関連製品群の製造・販売を主軸に据えた事業を展開しています。これに加え、関連する研究開発や保守・サービスなどの事業活動も手がけています。

同社の半導体・部品テストシステム事業部門では、非メモリ半導体デバイス向けのSoC半導体用テストシステムやメモリ半導体デバイス向けのメモリ半導体用テストシステムなど、半導体・電子部品産業に必要なテストシステム製品を提供しています。生産活動はアドバンテストと外部委託企業が担当し、販売活動は国内外のユーザーに対して行われています。

メカトロニクス関連事業部門では、半導体デバイスのハンドリングに関わるテスト・ハンドラやデバイス・インタフェース、ナノテクノロジー関連製品群を提供しています。この事業部門も、生産活動はアドバンテストグループと外部委託企業が、販売活動は半導体・部品テストシステム事業部門と同様に行っています。

さらに、サービス他部門では、上記事業に関連した総合的な顧客ソリューションの提供、システムレベルテストのソリューション、サポート・サービス、消耗品販売、中古販売、装置リース事業などを展開しています。

アドバンテストは、これらの事業を通じて、半導体産業のニーズに応える多様な製品とサービスを提供し、グローバルな市場での競争力を高めています。

経営方針

アドバンテストは、半導体産業の発展に貢献することを使命とし、その実現のために中長期的な成長戦略を推進しています。同社は、「先端技術を先端で支える」という経営理念のもと、半導体の量産テスト用システムの開発・販売を核として、半導体設計・評価工程や製品・システムレベル試験工程などの近縁市場への事業領域拡大を図っています。

2018年度に策定された10年間の中長期経営方針「グランドデザイン」に基づき、2021年度からは第2期中期経営計画(MTP2)を実行中です。この計画では、コアビジネスの強化、オペレーショナル・エクセレンスの追求、新事業領域の開拓、ESGの推進など、5つの戦略課題に取り組んでいます。特に、半導体試験装置市場の拡大やデジタル革命の進展を背景に、売上高4,000億円の早期達成を目指しており、2021年度にはこの目標を達成しています。

アドバンテストは、半導体市場の長期的な成長と半導体の高性能化を見据え、開発・生産設備投資やM&Aを通じた戦略投資を進めています。また、株主還元にも注力し、MTP2期間中には安定的な配当と自己株式の取得を通じて資本効率の向上を図っています。

これらの成長戦略を背景に、アドバンテストは半導体産業のニーズに応える多様な製品とサービスを提供し、グローバル市場での競争力を高めています。同社は、半導体・部品テストシステム製品群とメカトロニクス関連製品群の製造・販売を主軸に、関連する研究開発や保守・サービスなどの事業活動も手がけ、半導体産業の発展に貢献しています。