堀場製作所JP:6856

時価総額
¥6486.2億
PER
16.1倍
自動車、環境・プロセス、医用、半導体、科学のセグメントで、エンジン排ガス測定装置、水質計測装置、血球計数装置、マスフローコントローラー、粒子径分布測定装置などの製造、販売、サービスを展開。

沿革

1953年1月

資本金100万円で株式会社堀場製作所を設立し、本社を京都市中京区に置く。

1957年11月

吉祥院工場(現本社工場、京都市南区)を開設。

1959年11月

株式会社日立製作所と業務及び技術提携。

1965年9月

本社を京都市南区(現在地)に移転。

1965年11月

自動車排ガス測定装置販売開始。

1970年3月

株式額面を50円に変更するために、株式会社堀場製作所(旧日本藺製品株式会社)と合併。

1971年3月

大阪証券取引所市場第二部、京都証券取引所に株式を上場。

1971年9月

日製産業株式会社と販売提携。

1972年6月

欧州事務所(ドイツ)を発展的に閉鎖し、現地法人ホリバGmbH(現 ホリバ・ヨーロッパ社)

(ドイツ)を設立。

1973年4月

アメリカに現地法人ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)を設立。

1974年3月

東京支店(東京都千代田区)を開設。

1974年3月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

1977年10月

イギリスに現地法人ホリバ・インスツルメンツ社(現 ホリバ・UK社)(イギリス)を設立。

1982年9月

東京、大阪両証券取引所市場第一部銘柄に指定。

1984年9月

結晶工場(京都市南区)を新設し、光学結晶の量産体制を確立。

1987年4月

東京セールスオフィスを開設し、東京支店の営業機能を移管。

1988年4月

大阪、名古屋に各セールスオフィスを開設。

1988年12月

韓国に現地法人ホリバ・コリア社(韓国)を設立。

1994年8月

東京支店、東京セールスオフィスを集約移転。

1996年2月

中国に北京事務所を開設。

1996年6月

フランスのABX社(現 ホリバABX社)(フランス)を買収。

1997年6月

シンガポールにホリバ・インスツルメンツ社(シンガポール)を設立。

1997年9月

フランスのインスツルメンツ社(現 ホリバ・フランス社)(フランス)を買収。

1998年8月

愛宕物産株式会社(株式会社堀場ジョバンイボン)を買収。

2000年3月

株式会社堀場テクノサービスを設立。

2000年6月

株式会社バイオ・アプライド・システムズ(株式会社ホリバ・バイオテクノロジー)を設立。

2002年8月

厚利巴儀器(上海)有限公司(現 堀場儀器(上海)有限公司)(中国)を設立。

2003年3月

株式会社堀場ジョバンイボン社を統合。

2003年8月

ABXインターナショナル社(現 ホリバABX社)(フランス)が、BioPep社(フランス)を買収。

2003年8月

ジョバンイボン社(現 ホリバ・インスツルメンツ社)(アメリカ)が、ジョバンイボンIBH社

(現 ホリバ・ジョバンイボンIBH社)(イギリス)を買収。

2004年8月

厚利巴貿易(上海)有限公司(現 堀場(中国)貿易有限公司)(中国)を設立。

2005年9月

ホリバ・ヨーロッパ社(ドイツ)が、Schenck Pegasus GmbH(ホリバ・オートモーティブ・テストシステムズ社)(ドイツ)を買収。

ホリバ・インターナショナル社(アメリカ)が、Schenck Pegasus Corporation(ホリバ・オートモーティブ・テストシステムズ社)(アメリカ)を買収。

ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)が、ホリバTCA社(ブラジル)に出資。

Schenck Korea Ltd.(ホリバ・オートモーティブ・テストシステムズ社)(韓国)を買収。

シェンク東京衡機株式会社を買収。

2006年3月

SRH Systems Ltd.(現 ホリバ・テストオートメーション社)(イギリス)を買収。

2006年5月

シェンク東京衡機株式会社を統合。

2006年6月

株式会社ホリバ・バイオテクノロジーを統合。

2006年9月

ホリバ・インド社(インド)を設立。

2006年11月

ホリバ・コリア社(韓国)が、韓国ホリバ社(韓国)を買収。

2008年1月

ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)が、ホリバ・オートモーティブ・テストシステムズ社(アメリカ)を統合。

2008年1月

ホリバ・ヨーロッパ社(ドイツ)が、ホリバ・オートモーティブ・テストシステムズ社(ドイツ)を統合。

2008年4月

ホリバ・コリア社(韓国)が、韓国ホリバ社(韓国)を統合。

2008年12月

ホリバ・ヨーロッパ・ホールディング社(フランス)を設立。

2009年1月

ホリバABX社(フランス)が、BioPep社(フランス)を統合。

ホリバ・ジョバンイボン社(アメリカ)が、Ad Lab社(アメリカ)を統合。

2009年4月

ホリバ・ジョバンイボン社(フランス)が、ジェノプティクス社(フランス)を買収。

2009年5月

びわこ工場(滋賀県大津市)を新設し、大型製品の量産体制を確立。

2009年6月

ホリバABXインターナショナル社(フランス)及びホリバ・ジョバンイボン・インターナショナル社(フランス)の株式の100%並びにホリバ・ヨーロッパ社(ドイツ)の株式の25%を、ホリバ・ヨーロッパ・ホールディング社(フランス)へ現物出資。

2009年7月

ホリバABX社(フランス)が、ホリバABXインターナショナル社(フランス)を統合。

ホリバ・ヨーロッパ・ホールディング社(フランス)が、ホリバ・ジョバンイボン・インターナショナル社(フランス)を統合。

2009年12月

株式会社アセックを清算。

2011年1月

北京ホリバメトロン社(中国)(現 厚礼博精密儀器(北京)有限公司)(中国)を設立。

2011年8月

ホリバ・台湾社(台湾)を設立。

2011年12月

ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)が、ホリバ/エステック社(アメリカ)、ホリバABX社(アメリカ)及びホリバ・ジョバンイボン社(アメリカ)を統合。

2012年1月

株式会社ホリバアイテックを統合。

2013年3月

ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)が、Cameron International Corporation社(アメリカ)よりエチレン精製などのプロセスにおける計測設備の事業部門を買収。

2013年7月

ホリバ・インドネシア社(インドネシア)を設立。

2014年2月

ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)が、Photon Technology International社(アメリカ)より蛍光分光分析事業を買収。

2015年7月

HRA International Ltd.(現 ホリバMIRA社)(イギリス)が、MIRA Ltd.(イギリス)より自動車開発全般に関するエンジニアリング・試験事業を買収。

2016年5月

びわこ工場(滋賀県大津市)を増設し、ガス計測部門の生産・開発設備を増強。

2016年12月

ホリバ・UKファイナンス社(イギリス)を設立。

2017年1月

株式会社堀場アドバンスドテクノが、当社より水質・液体分析機器事業を承継。

2017年1月

ホリバ・アメリカス・ホールディング社(アメリカ)を設立。

2017年1月

ホリバ・ジョバンイボン社(フランス)が、ホリバ・フランス社(フランス)とホリバ・フランス・ホールディング社(フランス)を吸収合併し、ホリバ・フランス社(フランス)と社名を変更。

2017年12月

ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)が、ホリバ・インターナショナル社(アメリカ)を統合。

2018年9月

ホリバ・ヨーロッパ社(ドイツ)が、FuelCon社(現 ホリバ・フューエルコン社)(ドイツ)を買収。

2018年10月

堀場科技(蘇州)有限公司(中国)を設立。

2018年12月

ローム社より微量血液検査システム事業を買収。

2019年1月

ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)が、MANTA Instruments, Inc.(アメリカ)を買収。

2019年4月

ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)が、MANTA Instruments, Inc.(アメリカ)を統合。

2019年7月

厚礼博(中国)投資有限公司(中国)を設立。

2019年9月

ホリバ・ヨーロッパ社(ドイツ)が、TOCADERO Analytics社(現 ホリバ・トカデロ社)(ドイツ)を買収。

2021年1月

ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)が、MedTest Holdings, Inc.(アメリカ)を買収。

2021年7月

ホリバ・ヨーロッパ社(ドイツ)が、BeXema社(現 ベキシマ社)(ドイツ)を買収。

2021年9月

ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)及びホリバ・カナダ社(カナダ)が、MedTest Holdings, Inc.(アメリカ)を統合。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

2022年7月

MIRA UGV社(現:IDV Robotics社)(イギリス)を設立。

2023年2月

MIRA UGV社(現:IDV Robotics社)(イギリス)の株式を一部譲渡(連結子会社から持分法適用関連会社へ変更)。

2023年4月

株式会社堀場アドバンスドテクノがTethys Instruments SAS.(現:堀場アドバンスドテクノ・フランス社)(フランス)を買収。

2023年9月

HII PE Corp.(アメリカ)を設立。

2023年10月

HII PE Corp.(アメリカ)が Process Instruments,Inc.(アメリカ)を買収。プロセス・インスツルメンツ社(アメリカ)がHII PE Corp.(アメリカ)を統合。

2023年12月

ホリバ・インスツメンツ社(アメリカ)がプロセス・インスツルメンツ社(アメリカ)を統合。

事業内容

堀場製作所グループは、2023年12月31日現在で、本社および連結子会社48社、持分法適用関連会社1社、非連結子会社1社から構成されています。同社グループは、測定機器の製造、販売、サービスを主たる業務としており、その事業内容は大きく分けて自動車、環境・プロセス、医用、半導体、科学の5つのセグメントに分類されます。

自動車セグメントでは、エンジン排ガス測定装置やドライブラインテストシステム、燃料電池試験装置など、自動車開発に必要な各種テストシステムを提供しています。このセグメントには、堀場テクノサービスやホリバ・ヨーロッパ社(ドイツ)、ホリバMIRA社(イギリス)などが含まれます。

環境・プロセスセグメントでは、煙道排ガス分析装置や水質計測装置、大気汚染監視用分析装置など、環境保護とプロセス管理に関連する製品群を扱っています。このセグメントには、堀場アドバンスドテクノやホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)、ホリバ・コリア社(韓国)などが属しています。

医用セグメントでは、血球計数装置や免疫測定装置、生化学用検査装置など、医療分野での診断に必要な機器を提供しており、ホリバABX社(フランス)やホリバ・インド社(インド)などがこのセグメントに含まれます。

半導体セグメントでは、マスフローコントローラーや薬液濃度モニター、半導体異物検査装置など、半導体製造プロセスに必要な精密測定機器を扱っています。このセグメントには、堀場エステックや堀場アドバンスドテクノなどが属しています。

科学セグメントでは、水質計測装置や粒子径分布測定装置、元素分析装置など、科学研究に欠かせない高度な分析機器を提供しています。ホリバ・フランス社(フランス)や堀場(中国)貿易有限公司(中国)などがこのセグメントに含まれます。

以上のように、堀場製作所グループは、自動車から環境、医療、半導体、科学研究に至るまで、幅広い分野での測定・分析ニーズに応える多様な製品とサービスを提供しています。

経営方針

堀場製作所は、分析・計測機器メーカーとして、社会貢献を基本理念に掲げ、真のグローバルカンパニーを目指しています。同社は、地球環境の保全、人の健康、社会の安全・利便性向上、科学技術の発展に貢献することを目標に、世界49社に及ぶグループ企業との連携強化及び融合を積極的に推進しています。

中長期経営計画「MLMAP2028」では、「MAXIMIZE VALUE」をスローガンに掲げ、2028年までに連結売上高4,500億円、営業利益800億円、ROE(自己資本当期純利益率)12%以上の達成を目指しています。この計画の下、堀場製作所は、エネルギー・環境、バイオ・ヘルスケア、先端材料・半導体の3つの注力分野において、社会課題の解決に貢献する事業戦略を展開しています。

エネルギー・環境分野では、カーボンニュートラルの実現を目指し、研究開発から法規認証までの各プロセスにおいて、同社が培ってきた技術と経験を統合し、最適なソリューションを展開しています。バイオ・ヘルスケア分野では、あらゆる生命のヘルスケアジャーニーの変革を目指し、POCTを用いた臨床現場の課題解決やバイオ医薬品の開発・生産プロセスの最適化に貢献しています。先端材料・半導体分野では、持続可能な社会実現に向けて、革新的なソリューションで市場を形成しています。

さらに、グローバル経営基盤の強化、ホリバリアンの力を最大限引き出す人財戦略、ソーシャル・インパクトを生み出すサステナビリティ戦略を通じて、企業価値の長期的かつ継続的な向上を目指しています。これらの戦略により、堀場製作所は、持続可能な社会の実現に貢献し、さらなる事業成長を実現することを目指しています。