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ぷらっとホームJP:6836
事業内容
ぷらっとホームは、オープンソースOSであるLinuxを中心に、コンピューター関連製品を提供しています。同社は単一の事業セグメントを持ち、セグメント情報の記載は省略されています。事業内容は主に自社製品コンピューター、コンピューター関連商品、サービス・その他の3つに分類されます。
自社製品コンピューターとして、ぷらっとホームはLinux OSを搭載した小型サーバーを販売しています。これらのサーバーは耐熱・耐塵設計で、超低消費電力を実現しており、常時稼働が求められる用途に最適です。製品ラインには「マイクロサーバー」や「ネットワークアプライアンス」、「IoTゲートウェイ」が含まれます。
コンピューター関連商品では、国内外から仕入れたコンピューター周辺機器やネットワーク関連部品、ソフトウェア、センサーデバイスを提供しています。また、自社製品コンピューターのオプションやミニキーボードも販売しています。これらの商品は法人および個人ユーザーに向けて提供されています。
サービス・その他の分野では、ぷらっとホームはIoTシステムや情報通信ネットワークのインフラ構築支援を行っています。具体的には、システム設計やコンサルティング、SaaSサービスの提供、製品の設定設置や保守・サポート、ライセンス管理などを行っています。また、Web3事業への参入を目指し、新規事業領域の収益化にも取り組んでいます。
経営方針
ぷらっとホームは、成長戦略としてオープンソース技術を活用し、特にIoT市場に注力しています。Linuxを基盤とした高品質な製品を提供し、通信事業者やクラウド事業者などとエコシステムを構築することで、競争優位性を確保しています。また、パートナー企業との協業を通じて多様な業種に製品を展開しています。
同社は、経常損益の黒字化を最優先の目標とし、これを達成した後に具体的な経営指標を策定する方針です。ネットワーク事業では、ネットワークアプライアンスに経営資源を集中し、ソフトウェア・サービスを事業の柱として収益の安定化を図ります。特に、半導体不足の影響を受けない事業形態への転換を進めています。
新規事業としてWeb3事業にも注力しており、実証事業の成果を基に事業開拓を進めています。IoTデータ取引基盤の開発や、慶應義塾大学との共同研究を通じて技術力を強化し、Web3事業の本格化に備えています。2024年にはWeb3事業化準備室を設置し、アライアンス戦略を推進します。
ぷらっとホームは、ネットワーク・IoT市場の拡大と社会のデジタル化に対応するため、ソフトウェア・サービス型の事業形態への転換を進めています。マイクロサーバーに高付加価値アプリケーションを搭載し、長期間の利用を促進することで収益を強化します。また、財務基盤の強化を図るため、新株式の発行による資金調達を行い、事業拡大に備えています。