新コスモス電機JP:6824

時価総額
¥279.5億
PER
8.5倍
ガスセンサの研究開発・製造、ガス警報器・検知器の開発・製造・販売及びメンテナンスを手がける。

沿革

1960年6月

新コスモス電機株式会社を設立。可変抵抗器を主要製品とする電機器具部品の製造・販売・修理を開始。

1964年1月

東京営業所を開設。(現・東日本支社)

1964年12月

家庭用可燃性ガス警報器を発売。

1967年8月

自動吸引式携帯用ガス検知器を発売。

1969年2月

岩谷産業株式会社と販売権契約を締結し、半導体ガスセンサを応用した家庭用ガス警報器の生産を開始。

1970年11月

工業用定置式ガス警報器を発売。

1974年11月

九州営業所を開設。

1978年4月

名古屋営業所を開設。

1982年9月

広島営業所を開設。

1982年12月

イスズ電機株式会社を関係会社化(現・連結子会社)。ガス警報器の組立製造を委託。

1985年6月

本社新社屋竣工。

1988年9月

仙台営業所を開設。

1992年4月

新コスモス電機メンテナンス株式会社を設立(現・連結子会社)。

1992年6月

コスモスサービス株式会社を設立(現・連結子会社)。

1992年7月

静岡営業所を開設。

1993年3月

イスズ電機株式会社を子会社化(現・連結子会社)。

1996年1月

ガス警報器、ガス検知器及びガス検知警報装置について品質保証の国際規格「ISO9001」の認証を取得。

1996年4月

北陸営業所を開設。

1996年11月

株式を店頭登録銘柄として日本証券業協会に登録。

1997年7月

中国・上海市に上海市煤気公司との合弁会社「上海新宇宙煤気監控設備有限公司」を設立(2013年12月清算)。

1999年4月

新社屋「コスモスプラザ」開設。

2000年3月

本社において環境に関する国際規格「ISO 14001」の認証を取得。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

住宅用火災警報器を発売。

2007年9月

中国・上海に現地法人「新考思莫施電子(上海)有限公司」を設立(現・連結子会社)。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。

2010年5月

SenseAir(本社:スウェーデン)の株式を取得(2017年3月売却)。

2011年2月

Bionics Instrument Europe B.V.(本社:オランダ  現・New Cosmos-BIE B.V.)の株式を取得し子会社化。

2012年4月

九州・中国支社を開設。(2015年4月西日本支社へ統合)

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

2014年9月

ガスセンサの中核施設「COSMOS SENSOR CENTER」竣工。

2016年7月

フィガロ技研株式会社の株式66.6%を取得、グループ会社化(現・連結子会社)。

2016年12月

韓国・城南市に現地法人「NEW COSMOS ELECTRIC KOREA CO.,LTD.」を設立(現・連結子会社)。

2019年2月

アメリカ合衆国イリノイ州シカゴに現地法人「New Cosmos USA,Inc.」を設立(現・連結子会社)。

2019年2月

タイ・バンコクにタイ事務所を開設。

2022年4月

東京証券取引所の市場再編に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。

中国・遼寧省に現地法人「新考思莫施智能装備(遼寧)有限公司」を設立(現・連結子会社)。

2023年2月

フランス・パリにパリ事務所を開設。

事業内容

新コスモス電機とそのグループ企業は、ガスセンサーの研究開発、製造、販売、ガス警報器・検知器の商品開発、製造、販売、およびメンテナンスを主な事業内容としています。同社グループは、新コスモス電機を含む子会社12社(うち2社は非連結子会社)と関連会社3社(うち1社は持分法非適用関連会社)で構成されており、ガス警報器事業を単一のセグメントとして運営しています。

ガスセンサーの研究開発と製造、ガス警報器・検知器の商品開発は、新コスモス電機とフィガロ技研株式会社が中心となって行っています。これらの企業は、生産管理、品質管理、販売の中枢も担っています。製造面では、イスズ電機株式会社が組立及び検査の中心を担い、中国では新考思莫施電子(上海)有限公司、新考思莫施智能装備(遼寧)有限公司、天津費加羅電子有限公司、欧州ではNew Cosmos-BIE B.V.が製造業務を行っています。

販売に関しては、Figaro USA, Inc.、費加羅傳感科技(上海)有限公司、New Cosmos USA, Inc.を通じて海外展開を図り、国内では一部地域を新潟コスモス株式会社が担当しています。メンテナンスは、新コスモス電機メンテナンス株式会社、コスモスサービス株式会社、新考思莫施電子(上海)有限公司、NEW COSMOS ELECTRIC KOREA CO., LTD.、New Cosmos-BIE B.V.がそれぞれ受け持っています。

このように、新コスモス電機グループは、ガスセンサーとガス警報器・検知器の研究開発から製造、販売、メンテナンスに至るまで、一貫したサービスを提供しています。

経営方針

新コスモス電機とそのグループ企業は、センシング技術とサービスを通じて、世界中の安全・安心・快適な環境創りに挑戦しています。同社は、防災・安全に加え、環境、ヘルスケア、省エネ関連などの分野へ活動領域を拡大し、家庭用から工業用までカバーするガス警報器・ガスセンサの総合メーカーとして事業の発展を目指しています。

新コスモス電機の成長戦略は、製品開発、海外事業の強化、センサ技術の研究開発、営業・サービス体制の充実、経営の効率化、原価の低減、そしてコンプライアンスの徹底に焦点を当てています。特に、お客様視点に立った製品開発に力を入れ、時代と共に変化するニーズに対応した高機能、高付加価値製品の開発に努めています。また、グローバル展開を推進し、北米、中国、東南アジアなどでの販売強化や競争力のあるセンサの拡販を行っています。

センサ技術の研究開発においては、MEMS技術を活用したガスセンサの展開と新センサの開発に取り組み、グループ間の協業を深めています。営業・サービス体制の充実により、お客様満足度の向上を目指し、経営の効率化と原価の低減を通じて収益体制を強化しています。

さらに、コンプライアンスの徹底を掲げ、法令や社会規範を遵守することで、高い評価と信頼を獲得しています。未来への挑戦、人的資源の成長、ステークホルダーの尊重とコミュニケーションの充実にも積極的に取り組み、カーボンニュートラルへの対応やSDGsへの取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献すると共に、企業価値の向上を目指しています。