天昇電気工業JP:6776

時価総額
¥68.2億
PER
7.2倍
自動車部品、物流産業資材、機構品部品、金型の製造販売と建物賃貸を手がける。

沿革

1936年5月

元取締役会長菊地五郎が合成樹脂成形加工および絶縁材料の製造販売を目的として東京都品川区西大崎3丁目524番地において昇商会の名称で創業

1940年9月

昇商会を天昇電気工業株式会社(資本金10万円)に改組

1943年5月

大阪工場(大阪市城東区)を設置

1944年2月

二本松工場(福島県二本松町)を設置

1944年4月

守山工場(滋賀県守山町)を設置

1951年11月

東京金型工場を設置

1952年2月

京都工場を設置(守山工場を廃止)

1960年8月

大阪金型工場を設置

1961年10月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

1962年7月

本社東京工場内に電子機器部門を設置

1963年5月

相模原工場(神奈川県相模原市)を設置

1970年6月

福島製造部(福島県安達町)を設置

1973年2月

関係会社天昇電子株式会社を設立し、電子機器部門、二本松電子工場を当社から分離

1976年6月

福島製造部を福島工場に改称、同工場内に福島金型工場を設置

1976年7月

福島工場に二本松工場を移転

1977年11月

相模原工場内に東京工場を移設し東京事業部相模原工場に改称

1979年5月

事業目的に医療用具の製造販売、健康機器ならびに健康器材に関する製造販売、自然食品の製造販売、防災機器の製造販売、観光施設の経営を追加

1981年5月

東京金型工場を東京事業部内に移設

1986年3月

福島研究所(福島県安達町)を設置

1987年10月

決算期を2月20日から3月31日に変更

1988年2月

事業目的に電子応用機械・器具の製造および売買、輸出入、合成樹脂、その他高分子製品およびこれらの原料の売買、輸出入等を追加

1991年10月

矢吹工場(福島県矢吹町)を設置

1992年11月

大阪工場を閉鎖

1993年9月

大阪金型工場を閉鎖

1998年6月

本店を東京都品川区西五反田に移転

1999年7月

本店を東京都世田谷区若林に移転

2001年7月

伊賀上野工場(三重県伊賀市)を設置

2001年10月

三王技研工業株式会社(埼玉県比企郡川島町所在)の全株式を取得

2002年2月

京都工場を閉鎖

2002年2月

相模原工場の一部を三王技研工業株式会社(埼玉工場)に移転開始

2002年4月

三王技研工業株式会社を吸収合併

2002年4月

本社事務所を相模原市より東京都町田市に移転

2003年2月

相模原工場跡地に賃貸用建物完成、株式会社アイリスプラザ(旧株式会社ユニリビング)に賃貸開始

2003年12月

子会社天昇塑料(常州)有限公司(中華人民共和国江蘇省常州市)を設立

2004年7月

第三者割当(三井物産株式会社)による新株式発行

2005年10月

第一化研株式会社(群馬県太田市所在)の全株式を取得

2006年4月

第一化研株式会社を吸収合併

2006年12月

子会社天昇ポーランドコーポレーション有限会社(ポーランド共和国トルン市)を設立

2007年1月

天昇アメリカコーポレーション(アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ市)を設立

2007年8月

子会社天昇塑料(常州)有限公司を溧陽市に移転

2008年1月

子会社天昇ポーランドコーポレーション有限会社をポーランド共和国ウィソミッツェ市に移転

2008年6月

本店を東京都町田市に移転

2013年3月

子会社天昇ポーランドコーポレーション有限会社の株式43%を売却

2014年6月

天昇ポーランドコーポレーション有限会社(現 Boryszew Tensho Poland Sp. z o.o.の株式13.8%を売却

2018年6月

天昇アメリカコーポレーションの株式を追加取得し、連結子会社化

2021年7月

竜舞プラスチック株式会社の株式100%を取得し、連結子会社化

2021年10月

天昇アメリカコーポレーションを三甲アメリカコーポレーションに名称変更

2021年12月

天昇メキシココーポレーションを三甲プラスチックスメキシココーポレーションに名称変更

事業内容

天昇電気工業及びそのグループ会社は、複数の事業セグメントを展開しています。具体的には、日本、中国、アメリカにおける成形関連事業と不動産関連事業が主な柱です。

日本成形関連事業では、天昇電気工業と竜舞プラスチック株式会社が中心となり、自動車部品、物流産業資材、機構品部品、金型の製造販売を手掛けています。これらの製品は、産業界で広く利用される重要なコンポーネントです。

中国成形関連事業においては、天昇塑料(常州)有限公司が物流産業資材、機構品部品、金型の製造販売を行っており、中国市場における同社のプレゼンスを強化しています。

アメリカ成形関連事業では、三甲アメリカコーポレーション、三甲プラスチックスメキシココーポレーション、TMCロサリートが物流産業資材、機構品部品、金型の製造販売を展開。これにより、北米市場における事業基盤を確立しています。

不動産関連事業では、天昇電気工業が株式会社アイリスプラザ(旧株式会社ユニリビング)に相模原市所在の土地・建物を賃貸しており、二本松市所在の土地の賃貸も行っています。これにより、安定した収益基盤を構築しています。

これらの事業セグメントを通じて、天昇電気工業グループは多角的なビジネスモデルを展開し、各地域の市場ニーズに応える製品とサービスを提供しています。

経営方針

天昇電気工業及びそのグループ会社は、製造業の中核として、自動車部品、機構品部品、物流産業資材などの成形分野において、国内外で事業を展開しています。同社は、「ものづくりを通じて豊かな社会を創造しよう」という経営理念のもと、顧客満足の追求、社会貢献・環境保全への配慮、そして健全経営を目指しています。

国内では、自動車関連企業を主要顧客とし、自社製品の売上拡大を目指しています。得意技術の提案を通じた受注拡大に注力する一方で、生産性向上のための省力化・自動化を推進しています。中国市場では、経費削減と売上回復、収益改善に努め、日本国内の営業・技術部門と連携を強化しています。また、アメリカ市場では、既存顧客の深耕と新規顧客の開拓による売上拡大を目指し、北米地域での事業拡大を進めています。

内部統制においては、コーポレートガバナンスの充実とコンプライアンスの強化に努め、すべてのステークホルダーから信頼される企業を目指しています。これらの取り組みを通じて、天昇電気工業グループは、国内外での事業基盤を強化し、持続可能な成長を目指しています。