ホーチキJP:6745

時価総額
¥718億
PER
12.1倍
火災報知設備、消火設備、情報通信設備、防犯設備の製造・販売・施工・保守、損害保険代理業務を展開。

沿革

事業内容

ホーチキは、火災報知設備、消火設備、情報通信設備、防犯設備の製造、販売、施工、保守を主軸に事業を展開している企業です。同社グループは、ホーチキ本体と連結子会社16社で構成されており、国内外で幅広いサービスを提供しています。

防災事業では、火災報知設備の製造販売を行っており、一部製品はホーチキ茨城電子株式会社から仕入れています。また、販売、施工、保守の一部は、ホーチキエンジニアリング株式会社や関西ホーチキエンジニアリング株式会社などの連結子会社が担当しています。海外では、ホーチキアメリカコーポレーションやホーチキヨーロッパ(U.K.)リミテッドなどが、地域に応じた営業拠点として機能し、製品の製造及び販売を行っています。

消火設備に関しては、ホーチキ及びケンテックエレクトロニクスリミテッドが製造販売を手掛け、一部はホーチキが仕入れて販売しています。これらの設備に関する販売、施工、保守も、火災報知設備と同様に連結子会社が行っています。

情報通信事業では、情報通信設備の一部をホーチキ茨城電子株式会社から仕入れ、販売しています。販売、施工、保守の一部は、ホーチキエンジニアリング株式会社や関西ホーチキエンジニアリング株式会社が担当しています。

防犯設備については、ホーチキ及び株式会社ディーディーエルが製造販売を行い、一部はホーチキが仕入れて販売しています。また、綜合警備保障株式会社に対しては、ホーチキの機器をOEM供給しています。

これらの事業を通じて、ホーチキは防災、情報通信、防犯の各分野で幅広い製品とサービスを提供し、社会の安全と安心に貢献しています。

経営方針

ホーチキは、中期経営計画「VISION2023」を策定し、企業価値向上と持続可能な社会への貢献を目指しています。この計画では、将来への戦略投資の実行、経営体質改善、財務基盤強化を通じて、営業利益率の改善とROEの維持を目標としています。同社は、経営理念「人々に安全を」「社会に価値を」「企業をとりまく人々に幸福を」を具現化し、魅力あるグローバルブランドへの挑戦を中期ビジョンとして掲げています。

経営戦略の一環として、同社は選択と集中を通じた企業価値の最大化を図り、防災事業を核として高品質な製品・システムの提供や、収益性を重視した製造・販売・施工・保守体制の充実を目指しています。また、CRMを活用した新築・リニューアル需要の取り込み、デジタル技術を活用した付加価値サービスの提供、セキュリティ分野への注力、アライアンス先との連携強化など、国内外での事業展開を積極的に進めています。

さらに、モノづくり基盤の強化、経営改革、DXの展開などを通じて、競争力の強化と持続的な成長を支える施策を実行しています。これらの取り組みは、不透明な経営環境の中でも、同社が持続的成長を実現し、社会に貢献するための基盤を築くことを目指しています。