アクセルJP:6730

時価総額
¥186.3億
PER
10.6倍
パチンコ・パチスロ機向けLSI開発販売、組み込み機器向けグラフィックスLSI、ミドルウェア、AI、ブロックチェーン、セキュリティ製品開発・提供。

沿革

1996年2月

高機能LSI製品の開発、販売を目的として、株式会社アクセル(本店所在地:東京都中野区)を設立

1996年4月

パチンコ・パチスロ機市場へ向けた顧客専用グラフィックスLSI(注1)を開発

1998年4月

緑屋電気株式会社(注2)と当社製品の販売に関する業務提携

1998年7月

パチンコ・パチスロ機市場へ向けた特定用途向けLSI製品としてグラフィックスLSIを販売開始

1999年9月

パチンコ・パチスロ機市場へ向けたサウンドLSI(注3)を販売開始

2001年1月

本店を東京都千代田区飯田橋に移転

2002年12月

日本証券業協会(2004年12月より株式会社ジャスダック証券取引所に商号変更)に株式を店頭登録

2003年3月

組み込み機器市場(注4)へ向けたグラフィックスLSI(注5)を販売開始

2005年7月

一般財団法人日本品質保証機構よりISO9001:2000(注6)の認証を取得

2006年5月

本店を東京都千代田区外神田に移転

2007年4月

パチンコ・パチスロ機市場へ向けたLEDドライバLSI(注7)を販売開始

2008年3月

パチンコ・パチスロ機市場へ向けたメモリモジュール(注8)を販売開始

2008年6月

パチンコ・パチスロ機市場へ向けたサウンド機能等と統合したグラフィックスLSIを販売開始

2008年11月

東京証券取引所市場第二部へ上場(東京証券取引所市場第二部上場に伴い2008年12月にジャスダック証券取引所への上場を廃止しております。)

2009年7月

一般財団法人日本品質保証機構よりISO9001:2008の認証を取得

2009年10月

組み込み機器市場へ向けたパソコン系グラフィックスLSI(注9)を販売開始

2010年3月

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

2010年12月

2015年2月

子会社、株式会社ニューゾーンを設立

株式会社ニューゾーン清算結了

2015年2月

ソフトウェアIP、ミドルウェア製品としてAXIPシリーズを販売開始

2017年7月

一般財団法人日本品質保証機構よりISO9001:2015の認証を取得

2018年7月

子会社、株式会社VIPPOOLを設立

2019年5月

子会社、ax株式会社を設立

2019年7月

ax株式会社によるbitcraft株式会社の株式取得

2019年8月

ax株式会社によるモーションポートレート株式会社の株式取得

2019年10月

2020年3月

2020年9月

2020年11月

2020年12月

2022年4月

2022年7月

ax株式会社によるbitcraft株式会社の吸収合併

アルトコイン向けマイニングボード「VMINE」を販売開始

セキュリティ製品 SHALOシリーズを販売開始

富士通デバイス株式会社(現NVデバイス株式会社)と共同出資による子会社aimRage株式会社を設立

ax株式会社によるモーションポートレート株式会社の吸収合併

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場へ移行

株式会社VIPPOOL清算結了

事業内容

アクセルは、研究開発型の企業集団として、二つの主要な事業セグメントを展開しています。第一のセグメントは、パチンコ・パチスロ機向けの製品開発を行うLSI開発販売関連事業です。このセグメントでは、グラフィックスLSIやメモリモジュールを中心に製品開発と販売を手がけており、アクセル及びaimRage㈱がこの事業に関わっています。

第二のセグメントは、新規事業関連事業で、組み込み機器向けグラフィックスLSI及び関連製品の開発販売を行っています。さらに、ゲーム開発向けミドルウェア製品「AXIPシリーズ」の開発販売、自社開発したディープラーニング・フレームワーク「ailia」を中核としたAIアプリの開発及びソリューション提供、ブロックチェーン開発支援サービス、マイニングハードウェアの開発販売、暗号化製品の開発販売など、多岐にわたる技術領域での製品開発やソリューションを提供しています。このセグメントには、アクセルとax㈱が位置づけられています。

アクセルグループは、これらの事業を通じて、エンターテインメント業界だけでなく、セキュリティ、AI、ブロックチェーンなどの先端技術領域においても、革新的な製品とソリューションを提供し続けています。

経営方針

アクセルは、洗練された製品とサービスの創造を通じて世の中の革新に貢献することを企業理念としています。同社は、先端テクノロジー企業としての地位を確立し、グローバルに活躍することを目指しています。顧客満足を最優先に考え、プロフェッショナルとしての挑戦を楽しみ、多様性を尊重し、スピードを重視する価値観を持っています。

経営上の重要な指標として、資本コストを上回る自己資本利益率(ROE)の達成を目標に掲げており、ROE10%の達成を目指しています。これを実現するために、開発投資の経済合理性を検討し、資本コストを意識した収益性の検証を行っています。

アクセルは、既存事業と新規事業の収益規模を中長期的に同程度まで引き上げることを目標にしています。特に、ミドルウェア、機械学習/AI、ブロックチェーン、セキュリティの4領域における早期事業化に注力しており、組織再編やM&A、アライアンスなどを積極的に検討しています。これらの施策は、事業規模の拡大や対象市場の多様化を踏まえた管理体制の整備及び品質保証体制の強化とともに、持続的な成長を実現するために重要です。

アクセルグループは、パチンコ・パチスロ機市場向けの製品開発を行うLSI開発販売関連事業と、新規事業関連事業を二つの主要な事業セグメントとして展開しています。これらの事業を通じて、エンターテインメント業界だけでなく、セキュリティ、AI、ブロックチェーンなどの先端技術領域においても、革新的な製品とソリューションを提供し続けています。