トラース・オン・プロダクト (6696) 株価

時価総額
¥12.4億
PER
-189倍
IoT製品開発・SaaSサービスの有力企業。モノを起点としたTRaaSサービス、受注型Product事業、テクニカルサービス事業を展開。ファブレス型で設計から製造まで垂直統合し、小ロット生産に対応。日本中心に事業を展開。

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事業内容

トレース・オン・プロダクトは、IoT機器の開発・製造を軸に、モノとサービスを融合したソリューションを提供する企業です。同社は「モノは買う物からサービス提供のためのプラットフォームになるべき」という考えのもと、IoT機器の自社設計開発から、それを活用したSaaS(継続課金型サービス)まで一貫して手がけています。

同社の主要顧客は、IoTやデジタル変革を進める法人企業や、付加価値再販パートナー(VAR)と呼ばれる事業者です。収益は、IoT機器を活用したサービスの継続課金、受託開発による一括収入、そしてシステム開発やエンジニア派遣による技術サービス料で構成されています。ファブレス型の製造体制により、中国の製造委託先を活用してコスト競争力のある製品を実現している点が特徴です。

同社の事業は3つのセグメントに分かれます。主力のTRaaS事業では、IoT機器とそれを活用したSaaSサービスをセットで提供し、継続的な収益を生み出しています。受注型Product事業では、顧客の要望に応じたIoT製品の企画から運用まで完全垂直統合で対応し、テクニカルサービス事業では基幹システムの受託開発やエンジニア派遣を行っています。同社の強みは、小ロット生産への対応力と、過去に開発したソフトウェア資産を他分野に横展開できる技術力にあります。

経営方針

トレース・オン・プロダクトは、持続的な企業価値向上を目指し、販路拡大と収益最大化を中核とした成長戦略を展開しています。同社は営業リソースを提案型営業に特化し、各業界の専門パートナーとの協業体制を構築することで新市場開拓を加速させる計画です。既存顧客に対しては、グループ全体の製品・サービスを活用したクロスセル戦略を推進し、新規開拓と既存顧客深耕の両面から収益拡大を図っています。

重点投資分野では、顧客満足度と品質向上に向けた人材確保と社内教育の拡充に注力しています。同社は製品開発から製造まで一気通貫で提供する体制を強みとし、製造コスト削減のため部材供給先の複数化を進めています。品質面では、ISO9000シリーズやISO27000シリーズの認証を取得済みで、今後も新たな認証取得を目指し、顧客への価値提供レベル向上を追求しています。

研究開発戦略では、ソフトウェア資産の横展開による開発効率化を重視しています。同社は既存製品向けに開発したソフトウェアを他分野に応用することで、新規開発の早期化と多様な顧客ニーズへの対応を実現しています。近年増加している様々なOSやアプリケーションとの連動需要に対応するため、開発スピード向上とリードタイム短縮化に取り組み、複数顧客に共通する機能の標準化により新規顧客の確実な取り込みを目指しています。

組織基盤強化では、開発部門と営業部門を中心とした優秀な人材確保と生産性最大化を課題として位置付けています。同社は社内教育の拡充や人事評価制度の定期的な見直しを通じて既存社員のスキル向上を図り、就業環境最適化と人事制度拡充により個人のポテンシャル最大化に努めています。また、持続的な健全成長のため内部監査室の設置による監督強化と、意思決定迅速化によるガバナンス体制の強化にも取り組んでいます。

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