メルコホールディングスJP:6676

時価総額
¥575.9億
PER
23倍
デジタル家電、パソコン周辺機器の開発・製造・販売、ネットワークインフラ構築・施工・保守、データ復旧、ネットワーク・ストレージソフトウェア開発・販売、ダイレクトマーケティング、麺類及び関連食料品製造・販売。

沿革

1978年8月

音響機器製品の開発・製造・販売を目的として名古屋市天白区に株式会社メルコ(現 株式会社バッファロー)を設立

1986年7月

不動産賃貸業を目的として名古屋市天白区に有限会社バッファロー(現 株式会社メルコホールディングス)を設立

1991年3月

台湾台北市に台湾連絡事務所を設置

1991年10月

株式会社メルコが日本証券業協会へ店頭登録

1992年6月

株式会社メルコが台湾連絡事務所を現地法人化し、巴比禄股イ分有限公司を設立

1995年1月

株式会社メルコが名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場

1995年8月

株式会社メルコが東京証券取引所市場第二部に株式を上場

1996年9月

株式会社メルコが東京証券取引所及び名古屋証券取引所市場第一部に株式を上場

1996年10月

株式会社メルコが近畿システィムサービス株式会社(現 シー・エフ・デー販売株式会社)の株式の50.3%を取得し子会社化

1998年1月

株式会社メルコがTechWorks,Inc.(現 BUFFALO AMERICAS,INC.)の株式の68.1%を取得し子会社化

1998年12月

株式会社メルコがTechWorks(UK)Limitedの株式を取得し子会社化

2000年8月

TechWorks(UK)LimitedがBUFFALO TECHNOLOGY UK LIMITEDに商号変更

2003年5月

株式会社バッファローが株式会社メルコホールディングスに商号変更

名古屋市中区に本社を移転

2003年10月

株式会社メルコが株式会社バッファローに商号変更

株式交換により株式会社メルコホールディングスを純粋持株会社、株式会社バッファローを完全子会社とする持株会社体制に移行

株式会社メルコホールディングスが東京証券取引所及び名古屋証券取引所市場第一部に株式を上場

2004年3月

シー・エフ・デー販売株式会社、巴比禄股イ分有限公司、BUFFALO TECHNOLOGY (USA),INC.(現 BUFFALO AMERICAS,INC.)、BUFFALO TECHNOLOGY UK LIMITEDの4社を、株式会社バッファローの子会社から株式会社メルコホールディングスの直接出資する子会社に異動

2004年12月

株式会社エム・ティー・エスを設立

2007年4月

株式会社アーベルの株式の57.9%を取得し子会社化

2007年5月

株式会社エム・ティー・エスが株式会社バッファロー・IT・ソリューションズに商号変更

2007年8月

株式会社アーベルが株式会社バッファローコクヨサプライに商号変更

2008年4月

オランダにBuffalo EU B.V.を設立

2008年7月

BUFFALO TECHNOLOGY UK LIMITEDが出資(36%)しドバイにBuffalo AdvanTech FZCOを設立

2009年3月

本社を名古屋市南区に移転

2010年7月

本社を名古屋市中区に移転

2010年11月

北京に美禄可(北京)商貿有限公司を設立

2012年2月

香港に巴法絡(亞洲)有限公司を設立

2012年4月

株式会社バッファローが株式会社バッファローコクヨサプライを統合

2013年5月

シンガポールにMelco Capital Pte.Ltd.を設立

海外子会社のBuffalo Technology(USA),Inc.(現 BUFFALO AMERICAS,INC.)、BUFFALO EU B.V.、巴比禄股イ分有限公司、美禄可(北京)商貿有限公司、巴法絡(亞洲)有限公司、Buffalo AdvanTec FZCOを株式会社バッファローの子会社に異動

2013年8月

BUFFALO TECHNOLOGY(USA),INC.がBUFFALO AMERICAS,INC.に商号変更

2014年2月

メルコフィナンシャルホールディングス株式会社を設立

Melco Capital Pte.Ltd.をメルコフィナンシャルホールディングス株式会社の子会社に異動

2014年3月

メルコインベストメンツ株式会社を設立

2014年6月

株式会社バイオスを完全子会社化

2015年4月

BUFFALO TECHNOLOGY UK LIMITEDの事業をBUFFALO EU B.V.に移管

2016年4月

シマダヤ株式会社に出資(22.7%)し、持分法適用関連会社化

2017年3月

アドバンスデザイン株式会社を完全子会社化

2018年4月

東京本社・名古屋本社の二本社制に移行

シマダヤ株式会社を完全子会社化

東京シマダヤ株式会社、エス・エス・デリカ株式会社、埼玉シマダヤ株式会社、株式会社群麵センター、高砂食品株式会社、中野食品株式会社を合併しシマダヤ関東株式会社を設立

シマダヤ近畿株式会社、中部シマダヤ株式会社を合併しシマダヤ西日本株式会社を設立

宮城シマダヤ株式会社、株式会社千鳥屋製麺所を合併しシマダヤ東北株式会社を設立

2018年12月

株式会社トゥーコネクトを設立

2019年8月

株式会社デジオンを完全子会社化

2019年9月

東京本社を東京都千代田区に移転

2021年11月

株式会社セゾン情報システムズの株式の27.71%を取得し、持分法適用関連会社化

2022年4月

東京証券取引所プライム市場、名古屋証券取引所プレミア市場へ移行

2022年11月

Melco Capital Pte. Ltd.を売却

事業内容

メルコホールディングス及びその子会社22社、関連会社2社から成るグループは、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主に、デジタル家電やパソコンの周辺機器の開発、製造、販売を行うIT関連事業が中心です。このセグメントでは、最新の技術を駆使した製品を市場に提供し、消費者のデジタルライフを支えています。

また、メルコホールディングスグループはネットワークインフラの構築、施工、保守業務も手掛けており、企業や組織の情報通信基盤を支える重要な役割を担っています。さらに、データ復旧サービスやネットワーク・ストレージソフトウェアの開発、販売も行っており、データの安全性とアクセシビリティの向上に貢献しています。

ダイレクトマーケティング事業では、インターネットを利用した直販モデルを展開し、消費者に直接製品やサービスを提供しています。この事業を通じて、メルコホールディングスグループは顧客との直接的なコミュニケーションを図り、市場のニーズに迅速に対応しています。

食品事業においては、麺類及び関連食料品の製造、販売を行っており、IT関連事業とは異なる分野での事業展開を見せています。このセグメントでは、品質にこだわった製品を提供することで、消費者の食生活に貢献しています。

メルコホールディングスグループは、これらの多様な事業を通じて、幅広い分野でのサービス提供を実現しており、各セグメントでの専門性と革新性を追求し続けています。

経営方針

メルコホールディングスは、その経営理念「メルコバリュー」に基づき、顧客志向、変化即動、一致団結の精神を持って、永続的な成長を目指しています。同社は、「千年企業」としての長期的な生存と成長を目標に掲げ、ステークホルダーとの共有価値の創造に努めています。この基本方針の下、同社グループは、激しい外部環境の変化に対応し、経営資源を有効かつ効果的に配分することで、持続可能な成長を追求しています。

経営戦略として、同社は「森の経営」を採用し、単一の事業セグメントに依存することなく、新しい事業分野への進出を図っています。これには、グループ内での新事業創出、M&A、異業種との事業提携が含まれます。また、経営指標として、成長への投資と安定した株主還元を両立させ、長期的な1株当たり当期純利益の成長を最重要視しています。

IT関連事業では、IoT時代の安心ネットワークを提供する「ゲートウェイ2.0」の実現に注力し、食品事業では、内部統制とSDGsへの取り組みを継続し、持続的な利益成長に努めています。さらに、組織再編計画を進め、長期的な株主価値の最大化を目指しています。

これらの戦略は、新型コロナウイルス感染症の影響が収束に向かいつつあるものの、円安・物価高・最終需要の低迷など不透明な経営環境の中で、メルコホールディングスが直面する課題に対処し、持続可能な成長を目指すためのものです。同社グループは、これらの戦略を通じて、多岐にわたる事業セグメントでの専門性と革新性を追求し続けています。