- 日本企業
- シライ電子工業
シライ電子工業JP:6658
沿革
1970年1月 |
プリント配線板事業拡大を目的として京都市右京区梅津にシライ電子工業株式会社を設立。 |
1971年1月 |
京都市右京区太秦に両面プリント配線板の製造を目的に京都工場を設置すると共に本社を移転。 |
1976年7月 |
滋賀県野洲郡野洲町(現 野洲市)にプレス加工を目的に滋賀工場を設置。(現 冨波工場) |
1981年1月 |
京都市右京区にプリント配線板の設計を目的にCADルームを設置。 |
1984年10月 |
京都市右京区に日進サーキット株式会社及び滋賀県野洲郡野洲町(現 野洲市)にシライハイテク工業株式会社を設立。(1990年4月、当社により両会社とも吸収合併。) |
1984年12月 |
滋賀工場を増築し両面プリント配線板の量産体制を確立。 |
1985年10月 |
本社を京都市右京区西京極に移転すると共に京都工場に積層プレス機を設置し多層プリント配線板事業に参入。 |
1986年4月 |
京都市右京区に株式会社シライサービスセンターを設立。 |
1988年10月 |
プレス加工業の株式会社近江ファスナーと両社折半の出資によるジョイントベンチャー オーミハイテク株式会社を滋賀県野洲郡中主町(現 野洲市)に設立。 |
1989年9月 |
株式会社シライサービスセンターを100%子会社化。 |
1990年1月 |
高密度プリント配線板製造を目的に滋賀県野洲郡野洲町(現 野洲市)三上工業団地内に三上工場設置。 |
1992年4月 |
株式会社シライサービスセンターをシライ物流サービス株式会社に商号変更。 |
1992年10月 |
グロリヤ電子工業株式会社とプリント配線板製造及び販売についての業務提携を実施。 |
1994年3月 |
香港・中国地域でのプリント配線板の販売を目的に白井電子(香港)有限公司を香港に設立。 |
1994年4月 |
滋賀県守山市にNC穴明専門工場として野洲第2工場(現 守山工場)設置。 |
1997年1月 |
中国広東省深セン市宝安区沙井鎮沙頭村とNC穴明加工に関する委託生産契約(来料加工)を締結。(2010年9月契約解消) |
1997年3月 |
香港・中国地域でのプリント配線板の穴明加工を目的に白井電子科技(香港)有限公司を香港に設立。 |
1999年8月 |
グロリヤ電子工業株式会社を100%子会社化。 |
2002年3月 |
プリント配線板外観検査機の事業を開始。 |
2002年8月 |
白井電子科技(香港)有限公司のプリント配線板生産委託先である科惠線路有限公司とプリント配線板製造に係る合弁契約を締結、科惠白井電路有限公司を香港に設立、科惠白井(佛岡)電路有限公司を中国に設立。 |
2006年3月 |
ジャスダック証券取引所に上場。 |
2006年10月 |
米国カリフォルニア州アーバイン市にプリント配線板の販売を目的に白井電子科技(香港)有限公司の100%子会社 Shirai Electronics Technology America,Inc.を設立。(2009年3月休眠会社化、2010年12月清算) |
2007年1月 |
中国広東省珠海市にプリント配線板の製造を目的に白井電子科技(香港)有限公司の100%子会社白井電子科技(珠海)有限公司を設立。 |
2007年6月 |
中国上海市にプリント配線板の販売を目的に白井電子科技(香港)有限公司の100%子会社 白井電子商貿(上海)有限公司を設立。 |
2008年9月 |
中国広東省深セン市にプリント配線板の販売を目的に白井電子科技(香港)有限公司の100%子会社 白井電子商貿(深セン)有限公司を設立。 |
2009年8月 |
本社を京都市右京区西京極から京都市右京区梅津(旧CADセンター)に移転。 |
白井電子科技(珠海)有限公司の第一期工事が完成し、生産を開始。 |
|
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 |
2014年3月 |
100%子会社のグロリヤ電子工業株式会社を吸収合併。 |
2015年3月 |
タイ バンコクにプリント配線板の販売を目的に白井電子科技(香港)有限公司がShirai Electronics Trading(Thailand) Co.,Ltd. を設立。(出資比率49%) |
2016年3月 |
オーミハイテク株式会社の株式20%を追加取得し、出資比率を70%とする。 |
2018年1月 |
ブリント配線板製造を目的に滋賀県野洲市の三上工場敷地内に新棟を設置し三上事業所とする。 |
2019年5月 |
メキシコにプリント配線板の販売を目的に白井電子科技(香港)有限公司がShirai Electronics Trading Mexico S.A.de C.V.を設立。(出資比率99.9%)(2020年12月休眠会社化) |
2021年7月 |
白井電子科技(珠海)有限公司の第二期工事が完成し、生産を開始。 |
2022年3月 |
本社を京都市右京区から京都市南区(技術センター)に移転。 本社機能を滋賀県野洲市の滋賀本社(旧三上事業所)へ移転。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場へ移行。 |
2022年12月 |
オーミハイテク株式会社の株式30%を追加取得し100%子会社化。 |
2023年2月 |
脱炭素コンサルティング事業を行う株式会社クラテクを設立。 |
事業内容
シライ電子工業グループは、シライ電子工業を中心に、子会社9社と関連会社1社で構成されています。主な事業内容として、プリント配線板の設計、製造、販売を行っており、その他にもプリント配線板外観検査機や各種ソリューションビジネス商品の開発・販売、運送業、業務請負など幅広いサービスを提供しています。
プリント配線板事業では、リジッドプリント配線板の両面・多層プリント配線板を中心に事業を展開しており、特に両面プリント配線板と多層プリント配線板に強みを持っています。これらは、高品質で信頼性の高い製品として、自動車や家電、通信機器など多岐にわたる分野で使用されています。
また、プリント配線板外観検査機の開発・販売も行っており、「VISPER」という商標で様々なモデルを提供しています。これらの検査機は、高速かつ高精度でプリント配線板を検査できることから、国内外で高い評価を受けています。
さらに、シライ電子工業グループは、プリント配線板メーカーの生産性向上に貢献する各種ソリューションビジネス商品の開発・販売も手掛けており、プリント配線板業界の発展に寄与しています。
その他、グループ会社のシライ物流サービス株式会社は、グループ間のメール便や定期便をはじめ、近畿地区を中心に中部・北陸地区の運輸・運送、軽貨物便サービスの運送業を担当しています。これにより、シライ電子工業グループは、製造から物流まで一貫したサービスを提供しています。
経営方針
シライ電子工業グループは、プリント配線板の設計、製造、販売を核とする事業を展開しています。同社は、経営理念に「一人ひとりが志をもって努力することで自らを高め、その力を結集して、はるかな未来を拓き、社会とお客様に貢献し、会社の繁栄と個々の生活の向上を目指す」と掲げ、持続的な成長と社会への貢献を目指しています。具体的には、リジッドプリント配線板の両面・多層プリント配線板を中心に、高品質で信頼性の高い製品を提供し、自動車や家電、通信機器など多岐にわたる分野で使用されています。
また、プリント配線板外観検査機の開発・販売にも力を入れており、「VISPER」ブランドで高速かつ高精度な検査機を提供しています。これらの製品は国内外で高い評価を受けています。さらに、プリント配線板メーカーの生産性向上に貢献する各種ソリューションビジネス商品の開発・販売も手掛けており、業界の発展に寄与しています。
経営上の目標としては、「今後20年間を平均して毎年純利益7億円を稼ぎ続ける」という野心的な指標を掲げています。これを達成するために、シライ電子工業グループは経営構造改革を進め、経営環境の変化に迅速に対応できるよう意思決定の迅速化を図り、事業の選択と集中を図っています。不採算な固定費の低減に努めるとともに、新事業の推進に注力し、持続可能な財務体質と競争力の維持構築に取り組んでいます。これらの戦略は、同社が直面する経済環境の不透明さや外部要因の変動にも対応するためのものです。