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JALCOホールディングスJP:6625
沿革
2011年10月 |
株式会社ジャルコ(現連結子会社)が単独株式移転の方法により当社を設立 |
2012年1月 |
株式会社ジャルコアミューズメントサービスの株式取得 |
2012年2月 |
第三者割当増資実施(資本金205,000千円) |
2012年3月 |
孫会社 ジャルコ エレクトロニクス マレーシア SDN. BHD. を解散 |
2012年4月 |
本社を東京都中央区日本橋室町に移転 |
2012年8月 |
孫会社 ジャルコ エレクトロニクス シンガポール PTE. LTD. を解散 |
2012年9月 |
電子機器用部品事業におけるAV家電市場に関連する国内外における既存顧客との取引、及び、これらにかかる全ての製造・販売部門を東北タツミ株式会社に譲渡 |
2013年2月 |
第三者割当増資実施(資本金855,000千円) |
2013年11月 |
第三者割当増資実施(資本金1,884,157千円) |
2015年11月 |
子会社 株式会社ジャルコにおいて第二種金融商品取引業の登録 |
2016年2月 |
本社を東京都中央区日本橋二丁目に移転 |
2016年9月 |
孫会社 PT.JALCO ELECTRONICS INDONESIAの清算結了 |
2018年9月 |
子会社 株式会社ジャルコにおいて宅地建物取引業免許取得 |
2019年1月 |
第三者割当増資実施(資本金4,274,877千円) |
2020年12月 |
株式会社SUNTACの株式取得 |
2021年6月 |
連結子会社 株式会社SUNTACの全株式売却 |
2022年4月 |
東証市場再編に伴いスタンダード市場に移行 |
2023年3月 |
子会社 株式会社ジャルコが子会社 株式会社ジャルコアミューズメントサービスを吸収合併 |
2023年5月 |
子会社 株式会社ジャルコが大阪営業所で貸金業登録 |
事業内容
JALCOホールディングス及びその連結子会社は、不動産賃貸事業と貸金事業を主軸に展開しています。同社は、特にパチンコホール企業や事業会社向けの不動産賃貸サービスを提供しており、このセグメントでは、物件の賃貸から管理までを一手に担っています。また、ソーシャルレンディング事業を含む貸金事業も手掛けており、こちらでは、個人や企業への金融サービスを提供しています。
さらに、M&A事業におけるアドバイザリー業務も展開しており、企業の合併や買収に関する専門的なアドバイスを提供しています。加えて、パチンコ・パチスロ機器のレンタルや設備機器の販売も行っており、これらのサービスを通じて、エンターテイメント業界における事業者のニーズに応えています。
2023年3月1日には、連結子会社であったジャルコアミューズメントサービスがジャルコに吸収合併され、連結の範囲から除外されました。これにより、同社グループの事業構造がよりシンプルになり、経営資源の効率的な配分が期待されます。JALCOホールディングスは、これら多岐にわたる事業を通じて、安定した収益基盤の構築を目指しています。
経営方針
JALCOホールディングスは、金融における新価値の創造を企業理念とし、能力とやる気のある人々を支援すること、顧客とリスクを共有して成果を出すことを企業活動の根本としています。同社は、持続的な成長を目指し、収益力及び資本効率の向上に注力しており、期首の自己資本に対するリターン実績として15%以上を目標に掲げています。過去数年間のEBITDAと自己資本に対するリターン実績は、目標を達成または上回る結果を示しています。
経営環境においては、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復が進む一方で、原油高や金利上昇、円安などの事業環境の変化に対応する必要があります。しかし、不動産賃貸事業及び貸金事業はこれらの環境変化の影響をほとんど受けず、順調に推移しています。特に、アミューズメント分野では、不動産や貸金のみならずM&Aまでも含めたマーケット規模が数十兆円以上と予測されるなど、大きな成長機会が見込まれます。
対処すべき課題として、コーポレート・ガバナンスの充実、資金調達力の強化、低コスト体制の徹底、人材の確保・育成が挙げられています。これらの課題に対して、同社はコーポレート・ガバナンスの確立、多様な調達手段の図り、コスト管理の強化、人的投資・人的資本経営の進展を図っています。
JALCOホールディングスは、不動産賃貸事業と貸金事業を中心に、M&A事業やエンターテイメント業界向けのサービスを提供することで、安定した収益基盤の構築を目指しています。同社グループの事業構造のシンプル化や経営資源の効率的な配分も、その成長戦略の一環として推進されています。