宮越ホールディングスJP:6620

時価総額
¥465億
PER
74.6倍
不動産開発及び賃貸管理事業を主軸に、深セン皇冠(中国)電子有限公司、科浪(深セン)商務有限公司などを含む多角的な事業展開。

沿革

2011年10月

宮越商事株式会社(現商号 クラウン株式会社)(現・連結子会社)が単独株式移転により「宮越ホールディングス株式会社」を設立。

宮越ホールディングス株式会社の株式を東京証券取引所(市場第一部)及び大阪証券取引所(市場第一部)に上場。

2015年4月

現地法人「皇冠投資管理有限公司」(現・連結子会社)を香港に設立。

2016年4月

現地法人「科浪(深セン)商務有限公司」(現・連結子会社)を深セン市前海に設立。

2016年12月

第三者割当増資により資本金を2,925百万円に増資

2017年7月

第三者割当増資により資本金を5,347百万円に増資

2018年7月

第三者割当増資により資本金を9,217百万円に増資

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しに伴い「プライム市場」へ移行

1948年5月

会社設立。一般無線電機器具部品の製造販売を開始。

1955年4月

ポータブルラジオの製造を開始するとともに「CROWN」ブランドで輸出を開始。

1960年4月

商号をクラウン株式会社(英文:CROWN RADIO CORPORATION)に変更。

1961年10月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

1965年5月

白黒テレビの製造を開始。

1968年11月

大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。

1969年10月

東京、大阪証券取引所市場第一部に指定。

1970年5月

カラーテレビの製造を開始。

1985年7月

英文名商号をCROWN CORPORATION に変更。

1987年10月

東京証券取引所市場第二部上場の「田尻機械工業株式会社」を吸収合併。

1993年10月

商号を宮越商事株式会社(英文:MIYAKOSHI CORPORATION)に変更。

2005年11月

現地法人「隆邦医葯貿易有限公司」(現・連結子会社)を中国に設立。

2005年12月

現地法人「CROWN PRECISION (HK) CO.,LTD.」(現・連結子会社)の株式を取得。

2006年1月

現地法人「深セン皇冠 (中国) 電子有限公司」(現・連結子会社)の株式を取得。

2011年9月

東京証券取引所(市場第一部)及び大阪証券取引所(市場第一部)での株式の上場廃止。

2011年10月

単独株式移転により持株会社「宮越ホールディングス株式会社」を設立。

2012年7月

商号をクラウン株式会社(英文:CROWN CORPORATION)に変更。

事業内容

宮越ホールディングス株式会社は、2011年10月3日に宮越商事株式会社(現商号 クラウン株式会社)の単独株式移転により設立された純粋持株会社です。同社グループは、宮越ホールディングス及び連結子会社7社で構成されており、「不動産開発及び賃貸管理」を主な事業としています。

同社グループの事業セグメントは大きく分けて「不動産開発及び賃貸管理事業」と「その他事業」の2つに分類されます。不動産開発及び賃貸管理事業には、深セン皇冠(中国)電子有限公司や科浪(深セン)商務有限公司などの連結子会社が位置づけられています。これらの企業は、不動産の開発や賃貸管理に関連するサービスを提供しています。

その他事業には、クラウン株式会社や深セン皇冠金属成型有限公司、CROWN PRECISION(HK)CO., LTD.、皇冠投資管理有限公司、隆邦医葯貿易有限公司などが含まれます。これらの企業は、持株会社機能のほか、金属成型、投資管理、医薬品貿易など多岐にわたる事業を展開しています。

注記によると、クラウン株式会社は深セン皇冠(中国)電子有限公司の持株会社であり、CROWN PRECISION(HK)CO., LTD.は深セン皇冠金属成型有限公司の持株会社です。また、皇冠投資管理有限公司は科浪(深セン)商務有限公司の持株会社であり、隆邦医葯貿易有限公司は清算手続中であることが明記されています。

宮越ホールディングスは、特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準を連結ベースの数値に基づいて判断するとしています。これにより、同社グループは透明性の高い運営を目指していることが伺えます。

経営方針

宮越ホールディングスは、持続可能な成長と企業価値の向上を目指し、透明性の高い企業活動と公正な投資業務を通じて、ステークホルダーの期待に応えることを経営の基本方針としています。同社は、経営資源の有効活用とコーポレート・ガバナンスの確立により、経営の効率化を図っています。また、株主価値の向上を視野に入れ、一株当たりの当期純利益(EPS)と自己資本利益率(ROE)を重要な経営指標として設定し、長期的な目標値をEPS25円、ROE5%超に設定しています。

同社グループは、中国の深セン市で進める深センプロジェクトを重点領域としています。このプロジェクトは、中国中央政府が推進するグレーターベイエリア構想の中心都市である深セン市の車公廟エリアを再開発するもので、ハイエンドな都市更新プロジェクトです。同社は、ウクライナ情勢や新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえつつ、中国の13省・4直轄市の行政や大手企業、スタートアップ企業と連携し、情報システムの提供などサービスを充実させることで、プロジェクトの成功を目指しています。

さらに、為替市場の動向に注視しながら、為替の影響を最小限に抑える施策を進めており、環境、社会、ガバナンス(ESG)の課題にも積極的に取り組んでいます。具体的には、WELL認証やLEED・緑色建築認証の取得に努め、進出企業のイノベーション創出を支援するプラットフォームの建設を目指しています。

宮越ホールディングスは、不動産開発及び賃貸管理を主な事業とし、深センプロジェクトをはじめとする事業を通じて、企業の持続的な成長を追求しています。同社は、透明性の高い運営を目指し、ステークホルダーとの信頼関係を深めながら、新たな価値の創造に努めています。