ユー・エム・シー・エレクトロニクスJP:6615

時価総額
¥100.1億
PER
電子回路基板の実装・加工組立製造・開発を行うEMS事業を主軸に、車載機器、OA機器、産業機器、デジタル家電、アミューズメント機器等の電子機器製造を手掛ける。

沿革

1968年1月

電子機器の受託製造(EMS)を行うため、神奈川県川崎市に設立(資本金1,000千円)

1988年8月

埼玉県大宮市(現さいたま市見沼区)に大宮工場を新設

1991年1月

商号をユー・エム・シー・エレクトロニクス株式会社に変更

1992年2月

埼玉県上尾市に上尾工場を新設

1994年4月

埼玉県大宮市(現さいたま市見沼区)に本社を移転

1994年12月

埼玉県上尾市に大宮工場を移設、本社工場(現埼玉工場)として稼働開始

2000年6月

UMC Electronics Hong Kong Limited(三和盛香港高科技有限公司)を設立

2000年11月

UMC Electronics Hong Kong Limitedの来料(注)委託工場として深圳三和盛科技電子厰を新設

2003年4月

UMC Electronics Hong Kong Limitedを香港新界地区に移転

2004年3月

UMC Electronics (Shenzhen) Co., Ltd.(三和盛科技電子(深圳)有限公司)を設立

2004年6月

UMCジャストインスタッフ株式会社を設立

2004年12月

UMC Electronics (Dongguan) Co., Ltd.(三和盛電子科技(東莞)有限公司)を設立

UMC Electronics Hong Kong Limitedの来料(注)委託工場として東莞鳳崗三和盛科技電子厰を新設

2005年1月

宮崎県都城市に宮崎工場(現九州工場(宮崎))を新設

2005年11月

本社工場物流センター新設

2006年11月

UMC Electronics Vietnam Limitedを設立

2007年10月

名古屋市中区にVCM営業所(現名古屋オフィス)を開設

2008年10月

宮崎県都城市に Spiral Up 営業所を開設

2010年8月

埼玉県上尾市に本社を移転

2010年10月

東莞鳳崗三和盛科技電子厰を法人化し、UMC Electronics Products (Dongguan) Co., Ltd.

(三和盛電子製品(東莞)有限公司)を設立

2011年1月

UMC Electronics (Thailand) Limitedを設立

2012年7月

深圳三和盛科技電子厰をUMC Electronics (Shenzhen) Co., Ltd.に統合

2013年9月

ドイツ連邦共和国バイエルン州ミュンヘン市に UMC Electronics Europe GmbHを設立

2015年9月

UMC Dongguan Plastics Co., Ltd.(三和盛塑胶製品(東莞)有限公司)を子会社化

2016年3月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場

2016年6月

UMC Electronics Mexico, S.A. de C.V. 設立

2016年7月

三和盛電子制造(東莞)有限公司を設立

2017年4月

アメリカ合衆国イリノイ州にUMC Electronics North America, Inc. 設立

2017年6月

佐賀県神埼市に佐賀工場(現九州工場(佐賀))を新設

2017年11月

Spiral Up 営業所を九州工場(佐賀)内に移転

2018年4月

株式会社日立製作所との間で、ITプロダクツ分野において協業の基本合意

2018年7月

株式会社日立製作所より株式会社日立情報通信マニュファクチャリング(現UMC・Hエレクトロニクス株式会社)の株式を取得し連結子会社化

2020年3月

監査等委員会設置会社へ移行

2020年11月

株式会社豊田自動織機との間で締結済みの資本業務提携契約を更新

2021年3月

株式会社豊田自動織機、アイシン精機株式会社(現株式会社アイシン)及び株式会社ネクスティエレクトロニクスを引受先とする第三者割当を実施

株式会社みずほ銀行に対しA種優先株式を発行

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

神奈川県秦野市に神奈川事業所を新設

事業内容

ユー・エム・シー・エレクトロニクス株式会社とその連結子会社13社は、電子回路基板の実装および加工組立製造・開発を行うEMS(Electronics Manufacturing Service)事業を主軸に展開しています。同社は、特に技術面や品質面での要求水準が高く、参入障壁が高い車載機器をはじめ、OA機器や産業機器向けの売上比率が高いことが特徴です。

同社グループは、高い技術力を要する分野に果敢に挑戦し、自動車、OA、産業機器業界等と共に成長しています。また、「ものづくりは人づくり」という考えのもと、全社員が思想・考え方を共有し、課題解決に取り組む姿勢を大切にしています。

具体的な事業内容としては、車載機器分野では電動車向け電装系、起動・発電機器、エクステリア系、スピードメータ類、車内環境制御機器、セキュリティ機器等の車載用電子機器の製造を行っています。産業機器分野では、インバーター、半導体試験装置、電源、医療機器等の電子機器を、OA機器分野ではプリンター、複写機等の電子機器を製造しています。また、コンシューマー製品分野ではデジタル家電等の電子機器の製造を手がけており、その他にもアミューズメント機器等の電子機器や部品事業も展開しています。

さらに、人材派遣・製造請負業をUMCジャストインスタッフ株式会社が行っており、同社グループは多岐にわたる事業を通じて、幅広い分野での成長を目指しています。

経営方針

ユー・エム・シー・エレクトロニクスは、日系最大級のEMS(電子機器受託製造サービス)企業として、業界No.1のQCD(品質、価格、納期)とサービスを目指しています。同社は、開発から部材調達、基板実装、完成品に至るまで、全拠点で共通の価値観のもと、細やかなサービスを提供することを基本方針としています。また、製造業のアウトソーシング需要の拡大に伴い、営業利益率の向上を目標としています。

世界経済の不透明な状況の中、同社は新型コロナウイルス感染症の影響からの経済活動の回復、地政学リスクの顕在化、高インフレ、部品需給の逼迫など、多くの課題に直面しています。これらの課題に対処するため、同社はコンプライアンスの推進、全ステークホルダーへの貢献、従業員の安全と満足度の向上、企業の社会的責任の遂行に取り組んでいます。

さらに、サプライチェーンの維持・強化、ロスの削減・撲滅に注力し、強みを伸ばすことで、中長期的な持続的成長を目指しています。これにより、同社はEMS企業としての競争力を高め、業績向上とサステナブルな成長を実現することを目指しています。同社グループは、車載機器、半導体、設備投資関連の需要増加や電子部品市場の拡大を背景に、その成長戦略を推進しています。