ニデックJP:6594

時価総額
¥4.24兆
PER
48.8倍
精密小型モータ、車載用製品、家電・商業・産業用製品、機器装置、電子・光学部品の製造・販売。

沿革

年月

沿革

1973年7月

京都市西京区に日本電産㈱(現 ニデック㈱)を設立

8月

精密小型交流モータの製造・販売を開始

1975年2月

京都府亀岡市に亀岡工場(1993年12月に閉鎖)を開設

1976年4月

米国セントポール市に米国日本電産㈱(現 ニデックアメリカ㈱)を設立

1984年2月

米国トリントン市にニデック・トリンコーポレーション(現 ニデックアメリカ㈱)を設立

10月

滋賀県愛知郡愛知川町(現 愛荘町)に滋賀工場(現 滋賀技術開発センター)を開設

1988年11月

京都証券取引所並びに大阪証券取引所市場第二部に株式を上場

1989年3月

シンガポール日本電産㈱(現 ニデックシンガポール㈱)を設立

信濃特機㈱(現 長野技術開発センター)を買収

1990年8月

タイ日本電産㈱(現 ニデックエレクトロニクスタイランド㈱)を設立

1992年2月

中国に日本電産(大連)有限公司(現 ニデックモータ(大連)有限公司)を設立

10月

台湾日電産股份有限公司(現 ニデック台湾股份有限公司)を設立

1993年4月

ドイツに欧州日本電産(現 ニデックモーターズアンドアクチュエーターズドイツ㈲)を設立

10月

日本電産(香港)有限公司(現 ニデックモータ(香港)有限公司)を設立

1995年2月

共立マシナリ㈱(現 ニデックマシナリー㈱)に資本参加

シンポ工業㈱(現 ニデックドライブテクノロジー㈱)に資本参加

12月

フィリピン日本電産㈱(現 ニデックフィリピン㈱)を設立

1997年3月

トーソク㈱(現 ニデックパワートレインシステムズ㈱)に資本参加

4月

㈱リードエレクトロニクス(現 ニデックアドバンステクノロジー㈱)に資本参加

5月

京利工業㈱(2012年4月より日本電産シンポ㈱(現 ニデックドライブテクノロジー㈱)に吸収合併)に資本参加

1998年2月

㈱コパル(現 ニデックプレシジョン㈱)並びにコパル電子㈱(現 ニデックコンポーネンツ㈱)に資本参加

9月

東京証券取引所市場第一部上場、大阪証券取引所市場第一部に指定

10月

㈱芝浦製作所(現 芝浦メカトロニクス㈱)、㈱東芝との3社共同出資で芝浦電産㈱(現 ニデックテクノモータ㈱)を設立

1999年4月

中国に日本電産芝浦(浙江)有限公司(現 ニデックテクノモータ(浙江)有限公司)を設立

12月

韓国日本電産㈱(現 ニデック韓国㈱)を設立

2000年3月

㈱安川電機の子会社、㈱ワイ・イー・ドライブ(現 ニデックテクノモータ㈱)に資本参加

2001年9月

ニューヨーク証券取引所へ上場(2016年5月まで)

2002年4月

中国に日本電産(浙江)有限公司(現 ニデックモータ(浙江)有限公司)を設立

6月

中国に日本電産(東莞)有限公司(現 ニデックモータ(東莞)有限公司)を設立

2003年4月

中国に日電産(上海)国際貿易有限公司(現 ニデックモータ(上海)有限公司)を設立

5月

京都市南区に本社事務所を移転し、中央開発技術研究所を開設

10月

㈱三協精機製作所(現 ニデックインスツルメンツ㈱)に資本参加

2005年10月

ベトナム日本電産会社(現 ニデックベトナム会社)を設立

2006年2月

中国に日本電産自動車モータ(浙江)有限公司(現 ニデック自動車モータ(浙江)有限公司)を設立

12月

フランス・Valeo S.A.のモータ&アクチュエータ事業を買収し、Nidec Motors & Actuators(現 ニデックモーターズアンドアクチュエーターズ㈱)を設立

2007年2月

シンガポール・Brilliant Manufacturing Ltd.(現 ニデックコンポーネントテクノロジー㈱)を買収

2007年4月

日本サーボ㈱(現 ニデックアドバンスドモータ㈱)に資本参加

2010年1月

イタリア・Appliances Components Companies S.p.A.の家電モータ事業を買収し、日本電産ソーレモータ㈲を設立

2月

タイ・SC WADO Co., Ltd.(現 ニデックダイキャスティング(タイランド)㈱)を買収

9月

米国・Emerson Electric Co.のモータ・コントロール事業を買収し、日本電産モータ㈱(現 ニデックモータ㈱)を設立

10月

中国に日本電産(韶関)有限公司(現 ニデックモータ(韶関)有限公司)を設立

12月

インド日本電産㈱(現 ニデックインド㈱)を設立

2011年7月

三洋電機㈱の子会社、三洋精密㈱に資本参加

2011年12月

マレーシアにNidec Precision Malaysia Sdn. Bhd.(現 日本電産プレシジョン・マレーシア㈱)を設立

2012年3月

カンボジアにSC Wado Component(Cambodia)Co., Ltd.(現 ニデックダイキャスティング(カンボジア)㈱)を設立

年月

沿革

4月

日本電産シンポ㈱(現 ニデックドライブテクノロジー㈱)が、米国・The Minster Machine Company(現 ニデックミンスター㈱)を買収

5月

イタリア・Ansaldo Sistemi Industriali S.p.A.(現 ニデックASI㈱)を買収

6月

日本電産中央モーター基礎技術研究所(現 ニデック新川崎テクノロジーセンター)を開設

9月

米国・Avtron Industrial Automation, Inc.(2016年3月に日本電産モータ㈱(現 ニデックモータ㈱)に吸収合併)を買収

10月

日本電産サンキョー㈱(現 ニデックインスツルメンツ㈱)が、韓国・SCD㈱を買収

11月

米国・Kinetek Group Inc.を買収

12月

中国・江蘇凱宇汽車電器有限公司(現 ニデック凱宇汽車電器(江蘇)有限公司)に資本参加

2014年1月

日本電産サンキョー㈱(現 ニデックインスツルメンツ㈱)が、三菱マテリアルシーエムアイ㈱(現 ニデックマテリアル㈱)を買収

3月

㈱ホンダエレシス(現 ニデックエレシス㈱)を買収

2015年2月

ドイツ・Geräte- und Pumpenbau GmbH Dr. Eugen Schmidt(現 ニデックGPM㈲)を買収

 5月

イタリア・Motortecnica s.r.l.を買収

7月

中国・China Tex Mechanical & Electrical Engineering Ltd. のSRモータ・ドライブ事業を取得(現 ニデック(北京)伝動技術有限公司)

8月

スペイン・Arisa, S.A.(現 ニデックアリサ㈲)を買収

米国・KB Electronics, Inc.を買収

9月

イタリア・E.M.G. Elettromeccanica S.r.l.の事業資産を取得

日本電産サンキョー㈱(現 ニデックインスツルメンツ㈱)が、インドネシア・PT. NAGATA OPTO INDONESIAを買収

2016年5月

イタリア・E.C.E S.r.l.を買収

ルーマニア・ANA IMEP S.A.(現 ニデックグローバル・アプライアンス・ルーマニア社)を買収

12月

米国・Canton Elevator, Inc.を買収

2017年1月

米国・Emerson Electric Co.のモータ・ドライブ事業及び発電機事業を買収

3月

米国・Vamco International, Inc.を買収

グループ会社のコーポレートブランドロゴをNidecに統一

7月

イタリア・LGB Elettropompe S.r.l.を買収

10月

日本電産サンキョー㈱(現 ニデックインスツルメンツ㈱)が、東京丸善工業㈱の事業を承継

日本電産リード㈱(現 ニデックアドバンステクノロジー㈱)が、シンガポール・SV Probe Pte. Ltd.を買収

11月

ドイツ・driveXpert GmbH(現 ニデックドライブエクスパート㈲)を買収

2018年2月

京都府相楽郡精華町に生産技術研究所(現 ニデックけいはんなテクノロジーセンター)新棟をオープン

4月

米国・Genmark Automation, Inc.(現 ニデックジェンマークオートメーション㈱)を買収

5月

フランス・グループPSA社とトラクションモータに関する合弁会社Nidec PSA emotors SAを設立

7月

イタリア・CIMA S.p.A.を買収

8月

ドイツ・MS-Graessner GmbH & Co. KG(現 ニデックグレスナー㈲)を買収

11月

台湾・Chaun-Choung Technology Corp.(現 ニデックCCI股份有限公司)に資本参加

2019年2月

ドイツ・Systeme + Steuerungen GmbH を買収

3月

ドイツ・DESCH Antriebstechnik GmbH & Co. KG(現 ニデックデッシュ㈲)を買収

7月

米国・Whirlpool Corporationのコンプレッサー事業Embracoを買収

10月

中国・広州汽車グループとトラクションモータに関する合弁会社広州尼得科汽車駆動系統有限公司を設立

オムロンオートモーティブエレクトロニクス㈱を譲受け、日本電産モビリティ㈱(現 ニデックモビリティ㈱)を設立

11月

米国・Roboteq, Inc.を買収

2020年6月

オーストリア・Secop Austria GmbH のデルタ型コンプレッサー事業を取得

2021年1月

セルビアにNidec Electric Motor Serbia LLC(現 ニデックエレクトロニックモータ・セルビア㈲)、Nidec Elesys Europe LLCを設立

2021年8月

三菱重工工作機械㈱を譲受け、日本電産マシンツール㈱(現 ニデックマシンツール㈱)を設立

2022年2月

OKK㈱(現 ニデックオーケーケー㈱)に資本参加

12月

ノルウェー・FREYR BATTERY SAと合弁でNidec Energy AS(現 ニデックエナジー AS)を設立

2023年2月

イタリア・PAMA S.p.Aを買収

3月

日本電産コパル電子㈱(現 ニデックコンポーネンツ㈱)が、緑測器㈱を買収

4月

日本電産㈱からニデック㈱に商号変更、国内連結子会社もニデックを冠した商号に変更

事業内容

ニデックは、精密小型モータ、車載用製品、家電・商業・産業用製品、機器装置、電子・光学部品などの製造・販売を行うグローバル企業です。同社グループは、ニデックを含む連結子会社343社、持分法適用関連会社4社で構成されています。事業セグメントは9つの報告対象セグメントとその他に分かれており、各セグメントは特定の製品群に特化しています。

例えば、SPMSセグメントではHDD用モータやその他小型モータを、AMECセグメントでは車載用製品を手がけています。MOENセグメントとACIMセグメントでは家電・商業・産業用製品を、日本電産サンキョーや日本電産テクノモータなどのセグメントでは機器装置や電子・光学部品を提供しています。

ニデックは、世界各地に拠点を持ち、幅広い製品を通じて多様な市場ニーズに応えています。車載用製品では、電動車両の普及に伴い需要が高まっているエリアで、家電・商業・産業用製品では、エネルギー効率の良いモータや装置の提供を強化しています。また、機器装置や電子・光学部品では、高精度かつ高機能な製品を展開し、産業全体の技術進化に貢献しています。

経営方針

ニデックは、創業50周年を迎えるにあたり、100年を超える持続的な成長を目指して新たな企業理念を制定しました。この理念には、地球環境の保全や世界の人々の豊かな生活に寄与するソリューション企業集団を目指すというビジョンが含まれています。同社は、世界一高性能なモータを通じて地球に貢献することを使命とし、100年を超えて成長し続けるグローバル企業であり、人類が抱える多くの課題を解決する世界No.1のソリューション企業集団を目指しています。

中期戦略目標「Vision2025」では、2025年度までに連結売上高4兆円を目指し、生産性向上や投下資本利益率(ROIC)の向上、ESGで評価される企業を目標としています。また、2040年度のカーボンニュートラル実現を大きな目標の一つとして掲げ、自社事業のエネルギー効率向上や再生可能エネルギーの積極導入によるCO2排出の大幅削減を図っています。

ニデックは、脱炭素化、省人化、省電力化、サーマルソリューション、デジタルデータの増大といった人類共通の課題に対するソリューション提供を重点領域としています。これらの分野での経営資源の集中的な投下を通じ、クルマの電動化、ロボット活用の広がり、高効率モータへの需要増加など、CO2排出抑制、労働力不足、省電力化への対応を強化しています。

さらに、M&Aを積極的に活用し、サーマルソリューション製品、電子制御ユニット(ECU)、冷蔵庫用コンプレッサー技術など、既存技術とのシナジーを追求し、より付加価値の高い製品の供給を目指しています。これらの戦略を通じて、ニデックは持続可能な成長を目指し、グローバルな競争力をさらに強化していく方針です。