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三櫻工業JP:6584
沿革
1939年3月 |
東京都港区に大宮航空工業株式会社設立 埼玉県大宮市(現・さいたま市)に大宮製作所を建設 航空機機体部品を製造 |
1942年12月 |
茨城県古河市に古河製作所建設 |
1945年9月 |
竹田産業株式会社に商号変更 機械器具製造販売 |
1952年3月 |
三櫻工業株式会社に商号変更 |
1956年8月 |
小型モーターを製造 |
1961年10月 |
株式を東京証券取引所に上場(市場第二部) |
1968年7月 |
滋賀県甲賀郡甲南町(現・甲賀市)に滋賀工場建設 |
1969年3月 |
株式会社三田製作所(現・フルトンプロダクツ工業株式会社)(現・連結子会社)設立 |
1970年3月 |
中部三櫻株式会社(2004年9月解散決議)設立 |
1976年10月 |
福岡県嘉穂郡頴田町(現・飯塚市)に九州工場建設 |
1979年9月 |
インドネシアにP.T.サンオー インドネシア(現・連結子会社)設立 |
1980年7月 |
フィリピンにサンオー フルトン(フィリピンズ)インコーポレーテッド設立 |
1980年11月 |
米国にサンオー マニュファクチュアリング コーポレーション設立 |
1982年10月 |
埼玉県北埼玉郡北川辺町(現・加須市)に埼玉工場建設 |
1985年6月 |
マレーシアにユナイテッド サンオー インダストリーズ SDN.BHD設立 |
1986年6月 |
米国にハイセン インコーポレーテッド(現・サンオー アメリカ インコーポレーテッド)(現・連結子会社)設立 |
1989年1月 |
クイックコネクター製造開始 |
1990年6月 |
タイにエイブル サンオー インダストリーズ カンパニー リミテッド(現・エイブル サンオー インダストリーズ(1996)カンパニー リミテッド)(現・連結子会社)設立 |
1990年8月 |
メキシコにサンオー インダストリアル デ メキシコ S.A.DE C.V.(現・連結子会社)設立 |
1990年9月 |
マルチプロダクツ工業株式会社設立 |
1990年12月 |
中国三桜株式会社(現・西日本三桜株式会社)(現・連結子会社)設立 |
1991年5月 |
英国にブリストル ベンディング サンオー リミテッド(現・サンオー UK マニュファクチュアリング リミテッド)(現・連結子会社)設立 |
1993年6月 |
ECD三桜株式会社(現・株式会社サンオーコミュニケーションズ)(現・連結子会社)設立 |
1993年12月 |
茨城県古河市に本店移転 |
1997年3月 |
タイにエイブル サニット インダストリーズ設立 |
1997年4月 |
インドにSTIサンオー インディア リミテッド設立 |
1997年12月 |
米国にサンオー オボニック パワー システムズ コーポレーション設立 |
1998年8月 |
株式会社サンオーシステムソリューションズ(現・株式会社エス・エス・エス)(現・連結子会社)設立 |
1998年12月 |
東京証券取引所の市場第一部に指定 |
1999年4月 |
中国に広州三櫻制管有限公司(現・連結子会社)設立 |
1999年12月 |
中国に上海三櫻機械製造有限公司(現・連結子会社)設立 |
1999年12月 |
ドイツにサンオー ヨーロッパ GmbH(現・連結子会社)設立 |
2000年8月 |
タイにサンオーインダストリーズ(タイランド)カンパニー リミテッド(現・連結子会社)設立 |
2001年1月 |
フランスにサンオー ヨーロッパ(フランス)EURL(現・連結子会社)設立 |
2003年7月 |
米国にサンオー エムティーシー インコーポレーテッド設立 |
2004年2月 |
中国に三櫻(無錫)汽車部件有限公司(現・連結子会社)設立 |
2005年4月 |
中国に上海三櫻汽車管路有限公司(現・連結子会社)設立 |
2005年10月 |
中国に三櫻(武漢)汽車部件有限公司(現・連結子会社)設立 |
2005年10月 |
東京都渋谷区に本店移転 |
2006年11月 |
ハンガリーにサンオー マジャール kft.(現・連結子会社)設立 |
2009年3月 |
マルチプロダクツ工業株式会社を吸収合併 |
2010年10月 |
中国に三櫻企業管理(上海)有限公司を設立 |
2011年8月 |
中国に天津三櫻飛躍汽車部件有限公司(現・連結子会社)を設立 |
2012年4月 |
サンオー インディア プライベート リミテッドを設立 |
2012年6月 |
ロシアにサンオー ボルガ リミテッド ライアビリティ カンパニー(現・連結子会社)を設立 |
2012年8月 |
ベトナムにサンオー ベトナム カンパニー リミテッド(現・連結子会社)を設立 |
2012年10月 |
中国に三櫻(東莞)汽車部件有限公司を設立(現・連結子会社) |
2012年10月 |
ロシアのサンオー ルス リミテッド ライアビリティ カンパニーの全株式を取得 |
2012年12月 |
三櫻企業管理(上海)有限公司の社名を三櫻(中国)投資有限公司(現・連結子会社)に変更 |
2013年4月 |
ロシアにサンオー サンクトペテルブルク リミテッド ライアビリティ カンパニーを設立 |
2013年7月 |
ロシアにサンオー イジェフスク リミテッド ライアビリティ カンパニーを設立 |
2013年9月 |
中国に三櫻(重慶)汽車部件有限公司(現・連結子会社)を設立 |
2013年10月 2014年3月 |
ドイツのガイガー オートモーティブ GmbH(現・連結子会社)の全株式を取得 韓国にサンオー コリア カンパニー リミテッド(現・連結子会社)を設立 |
2015年1月 2015年5月 2015年8月 2016年4月 2018年5月 2018年10月 2018年12月 2020年6月 2020年9月 2021年3月 2021年3月 2021年4月 2022年4月 |
中国にガイガー オートモーティブ シェンヤン CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立 メキシコにガイガー オートモーティブ デ メキシコ S. DE R.L. DE C.V.(現・連結子会社)を設立 中国に三櫻(瀋陽)汽車部件有限公司(現・連結子会社)を設立 サンオー ボルガ リミテッド ライアビリティ カンパニーがサンオー サンクトペテルブルク リミテッド ライアビリティ カンパニー他2社を吸収合併 STIサンオー インディア プライベート リミテッドがサンオー インディア プライベート リミテッドを吸収合併、またこの合併に伴いSTIサンオー インディア プライベート リミテッドからサンオー インディア プライベート リミテッド(現・連結子会社)へ会社名称を変更 中部三櫻株式会社の清算手続きが結了 フルトン精機株式会社(現・連結子会社)を設立 上海三櫻汽車管路有限公司の売却手続きが完了 三櫻(重慶)汽車部件有限公司の清算手続きが結了 三櫻(瀋陽)汽車部件有限公司の清算手続きが結了 サンオー コリア カンパニー リミテッドの清算手続きが結了 株式会社サンオーコミュニケーションズが株式会社エス・エス・エスを吸収合併 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
事業内容
三櫻工業株式会社(以下、同社)とそのグループ企業は、自動車部品、電器部品の製造・販売、およびこれらの製造に必要な設備の提供を主な事業としています。同社グループは、三櫻工業を含む子会社30社と関連会社2社で構成されており、スチールチューブをはじめとする各種チューブの応用加工製品が主要な製品です。
日本国内では、同社が自動車部品の製造・販売を行い、フルトンプロダクツ工業株式会社を含む関係会社2社がこれを支えています。また、同社は内部製作の自動車部品製造設備をこれら関係会社に販売し、株式会社サンオーコミュニケーションズにはソフトウェア開発及びその保守・運用を委託しています。
北米では、サンオー アメリカ インコーポレーテッドを含む関係会社3社が自動車部品の製造・販売を手掛けています。欧州では、サンオー UK マニュファクチュアリング リミテッド、ガイガー オートモーティブ GmbHを含む関係会社7社が同様の事業を展開しています。
中国市場においては、広州三櫻制管有限公司を含む関係会社6社が自動車部品の製造・販売を行い、上海三櫻機械製造有限公司が製造設備の販売を担当しています。アジアでは、エイブル サンオー インダストリーズ(1996)CO., LTD.を含む関係会社3社がタイで、サンオー インディア プライベート リミテッドがインドで自動車部品と電器部品の製造・販売を行っています。
これらの事業展開を通じて、同社グループはグローバルな自動車産業において重要な役割を果たしています。
経営方針
三櫻工業株式会社(以下、同社)は、自動車部品メーカーとして、長年にわたり業界の成長と共に歩んできました。しかし、自動車市場の変化、特にCASE革命や環境負荷低減への要請の高まりに伴い、同社は大きな転換期を迎えています。これに対応するため、同社は2021年5月に、2021年度から2030年度にかけての中期経営方針を策定しました。この方針では、既存事業の深化、サーマル・ソリューション事業の拡大、そして次世代コア事業の創出を3つの主要な柱として掲げています。
既存事業の深化では、自動車市場における高収益・高品質基盤の確立を目指しています。サーマル・ソリューション事業の拡大においては、環境負荷低減に貢献する世界のトッププレーヤーを目指し、次世代コア事業の創出では、自動車事業に囚われない新事業の創出を目標としています。
同社は、これらの戦略を実行することで、不確実性とリスクの高いアフターコロナの世界においても、新たな機会と社会のニーズに応え、さらなる成長を実現させることを目指しています。また、同社は、技術力と品質保証力、リーダーシップとチームワークを持って、安全要求の厳しい重要保安製品を提供し続けてきた実績を強みとしています。これらの強みを活かし、大きな事業変革に果敢にチャレンジし、新しい世界における成長を目指しています。