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コンヴァノJP:6574
沿革
年 月 |
概 要 |
2013年7月 |
㈱CVNを東京都渋谷区に設立 株式譲渡を受け旧㈱コンヴァノを子会社化 |
2013年10月 |
旧㈱コンヴァノを吸収合併し、同日、商号を株式会社コンヴァノに変更 |
2013年11月 |
旧㈱コンヴァノの子会社である㈱コンヴァノエデュケーションを吸収合併 |
2013年12月 |
会社説明会などに使用するセミナールーム及びネイリスト育成の研修機関であるコンヴァノ・ネイルビジネスアカデミー(CNBA)の教室を新たに設置 |
2014年2月 |
旧㈱コンヴァノの子会社である㈱ファストネイル及び㈱レガリーコミュニケーションズを吸収合併 |
2014年10月 |
インテグラル株式会社及び同社が運営するファンドが、アント・キャピタル・パートナーズ株式会社から全株式を譲渡され、当社の筆頭株主となる |
2015年3月 |
サロン内に設置されたテレビモニターでのCM放映や、サンプル商品のお客様への直接配布など、主にメディア事業を目的とした子会社、株式会社femedia(フィーメディア)を東京都渋谷区に設立(連結子会社) |
2015年4月 |
爪に優しく短時間でジェルの除去ができるジェルオフ装置「e.g.1」を導入 |
2015年8月 |
ネイルのデザイン選択からサロン予約までがスマートフォンやパソコンからできる、独自開発のWEB予約システム“FASTNAIL TOWN”を導入 |
2015年12月 |
各種プッシュ通知やポイント制度を導入した“FASTNAIL TOWN”のアプリをリリース |
2017年8月 |
東海地区のショッピングセンターへの初出店として、愛知県常滑市にファストネイル イオンモール常滑店を出店 |
2018年4月 |
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 |
2018年6月 |
中国地区への初出店として広島県広島市中区にファストネイル 広島パルコ店を出店 |
2019年10月 |
新人ネイリストの採用・研修施設を東京都台東区に新設 |
プロネイリストの育成サロン「NAIL FLAPS(ネイル フラップス)」を東京都台東区に新設 |
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2020年6月 |
九州地区への初出店として福岡県福岡市中央区にファストネイル 福岡パルコ店を出店 |
2021年3月 |
ファストネイル・ロコモデルのフランチャイズ展開1号店として、兵庫県尼崎市につかしん店を出店 |
オリジナルのD2Cブランド「CONST」をリリースし、店頭販売開始と同時にECサイトを開設 |
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2021年7月 |
爪に優しく短時間でジェルの除去ができる新ジェルオフ装置「e.g.2」を導入 |
2021年8月 |
無償減資を実施 |
2022年3月 |
株主優待制度を導入 |
“FASTNAIL TOWN”の新アプリをリリース |
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2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しに伴い東京証券取引所グロース市場へ移行 |
2022年10月 |
従業員持株会制度を導入 |
2023年6月 |
青木剛志氏が当社株式の公開買い付けにより、インテグラル2号投資事業有限責任組合、インテグラル株式会社、INTEGRAL FUND Ⅱ( A ) L.P.が保有する株式を取得し、当社の筆頭株主となる |
年 月 |
概 要 |
2007年4月 |
株式会社コンヴァノ(旧㈱コンヴァノ)を神奈川県川崎市麻生区に設立 |
2007年7月 |
東京都渋谷区に1号店となるネイルサロン・マジーク渋谷道玄坂店を出店 |
2009年4月 |
本社を東京都渋谷区道玄坂に移転 同時に本社内にネイリスト育成の研修機関であるコンヴァノ・ネイルビジネスアカデミー(CNBA)を開校 |
2010年2月 |
「新しいネイルのカタチ」をキャッチフレーズとして、東京都新宿区にネイルサロン ファストネイルの1号店となる新宿店を出店 |
2010年7月 |
ファストネイルブランドのサロン運営を目的とした子会社、㈱ファストネイルを東京都渋谷区に設立 |
2010年11月 |
本社を東京都渋谷区桜丘町に移転 |
2010年12月 |
ネイルスクール運営とその付帯業務を主な目的とした子会社、㈱コンヴァノエデュケーションを東京都渋谷区に設立 |
2011年4月 |
ネイル雑貨及び材料の製造販売とその付帯業務を主な目的とした子会社、㈱レガリーコミュニケーションズを東京都渋谷区に設立 |
2012年3月 |
ヘアーサロン店内への出店を目的とした小型店舗、ファストネイル・ロコの1号店となる昭島店を出店 |
2013年10月 |
アント・キャピタル・パートナーズ株式会社の支援の下、㈱CVNを存続会社として同社に吸収合併され、消滅会社となる |
事業内容
コンヴァノ株式会社とその子会社である株式会社femediaは、ネイルサロンの運営とそれに付随するメディア事業を展開しています。コンヴァノは、ネイルサロンチェーン「ファストネイル」を中心に、低価格でスピーディーなサービスを提供しており、独自のセルフオーダーシステムや、3,500円(税抜)から9,000円(税抜)までの7ラインの価格設定を明示することで、顧客に安心してリピートしてもらえる環境を整えています。また、ネイルケア・ハンドケア商品の自社ブランド「Legaly」と「CONST」を展開し、店舗での施術だけでなく、一般小売も行っています。
同社は、ネイルサロンのブランドとして「ファストネイル」のほかに、「ファストネイル・プラス」と「ファストネイル・ロコ」を展開。これらはそれぞれ異なるコンセプトを持ち、顧客のニーズに応じたサービスを提供しています。例えば、「ファストネイル・プラス」はプレミアムブランドとして、よりカスタマイズ性の高いサービスを、「ファストネイル・ロコ」はヘアーサロン内に併設された小型店舗として、気軽にネイルケアを楽しめるサービスを提供しています。
子会社のfemediaは、メディア事業を通じて、ネイルサロン内に設置された大型液晶モニター「ファストネイルビジョン」での広告放映を行い、広告収入を得ています。このメディアは、美容に興味を持つ女性をターゲットにしており、施術中の顧客に対して高い視聴率を期待できる点が特徴です。また、広告放映以外にも、手渡しサンプリングやメールマガジンへの広告掲載、アプリ内バナー広告など、複数の広告メニューを展開しています。
コンヴァノは、独自のビジネスモデルと教育制度を通じて、ネイルサロン業界に新しい価値を提供し続けています。
経営方針
コンヴァノ株式会社は、ネイルサロン業界において「新しい価値の創造と機会の拡大」を企業理念として掲げ、業界の常識を覆す革新的なサービスを提供しています。同社は、一般的に高価格とされるネイルサービスを「手軽、リーズナブル、安定品質」で提供することにより、業界における唯一無二のポジションを築いてきました。今後も「ネイルで世界を変える」というビジョンの実現を目指し、ブランド認知の促進と新規ユーザーの開拓、雇用機会の創出に注力していく方針です。
市場環境としては、人手不足やコスト増加の課題がありながらも、ネイル利用者の再成長が見込まれ、市場動向は堅調に推移しています。競争環境においては、安価・短時間を売りにする競合が増えていますが、コンヴァノは「リーズナブルさ・スピード」と「品質・仕上がりの安定感」の両立を実現し、業界内での優位性を確立しています。
中長期的な経営戦略として、同社はネイルサロン「ファストネイル」を通じてジェルネイルの一般化を目指し、時代に即した広告宣伝手法の採用や顧客ニーズに応えた商品開発、予約アプリの機能拡大などに取り組んでいます。また、出店戦略としては、首都圏や関西・東海の駅近郊から、優良商業施設内や地方都市への展開を進め、フランチャイズ展開も推進しています。
対処すべき課題としては、既存店舗の稼働率向上と新規出店のバランス、人材価値の向上と働きやすい環境の実現、時代の変化とニーズに即応できる体制づくり、変革と成長を支える経営基盤の強化が挙げられます。これらの課題に対して、同社は需要と供給のバランスを考慮した人員施策、従業員教育の充実、効果的な広告宣伝手法への対応、企業倫理の高揚など、多角的なアプローチを進めています。