ジーニーJP:6562

時価総額
¥190億
PER
9.1倍
広告プラットフォーム事業、デジタルPR事業、マーケティングSaaS事業、海外事業を展開し、「GENIEE SSP」「GENIEE DSP」「GENIEE SFA/CRM」などを提供。

事業内容

ジーニーは、広告プラットフォーム事業、デジタルPR事業、マーケティングSaaS事業、海外事業の4つの主要な事業セグメントを展開しています。これらの事業を通じて、ジーニーは広告収益の最大化やマーケティング活動の効率化を支援しています。

広告プラットフォーム事業では、ジーニーは「GENIEE SSP」と「GENIEE DSP」を提供しています。「GENIEE SSP」はインターネットメディア向けの広告収益最大化プラットフォームで、ユーザーの属性や行動履歴に基づいて最適な広告を配信します。「GENIEE DSP」は広告主向けの広告買い付けプラットフォームで、ターゲットユーザーに対して効果的な広告配信を実現します。

デジタルPR事業は、ソーシャルワイヤー株式会社を中心に展開されており、プレスリリース配信代行サービス「@Press」や「NEWSCAST」、SNSインフルエンサーによる商品PRサービス「Find Model」などを提供しています。また、メディア記事の精査・報告を行う「@クリッピング」や、取引先のリスクチェックを支援する「RISK EYES」も展開しています。

マーケティングSaaS事業では、ジーニーは企業のマーケティング活動を支援するためのBtoB向けSaaSプロダクトを提供しています。具体的には、CRM/SFAシステム「GENIEE SFA/CRM」、チャット接客ツール「GENIEE CHAT」、サイト内検索ツール「GENIEE SEARCH」、広告効果測定ツール「GENIEE ANALYTICS」などがあります。

海外事業では、ジーニーは「GENIEE SSP」や「GENIEE DSP」を中心に、世界各地のインターネットメディアや現地企業にサービスを提供しています。2023年にはZelto, Inc.を完全子会社化し、グローバルな運営体制を強化しています。これにより、ジーニーは広告プラットフォーム事業と海外事業を統合し、さらなる成長を目指しています。

経営方針

ジーニーは、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指し、独自の成長戦略を推進しています。主力の広告プラットフォーム事業では、「GENIEE SSP」や「GENIEE DSP」を活用し、広告収益の最大化を図っています。また、BtoB向けSaaSプロダクトの提供を通じて、マーケティング活動の効率化を支援しています。

中期経営計画「First Magic 2025 Towards 2030 Vision」では、2030年までに「誰もがマーケティングで成功する世界」を実現するための基盤を築くことを目指しています。特に、アドテク事業の再強化を図り、顧客価値の創造や技術革新を通じて競争優位性を確立することに注力しています。

ジーニーは、国内外での事業拡大を視野に入れ、M&Aや新規事業の創出を積極的に進めています。特に、ソーシャルワイヤーの子会社化によりデジタルPR事業を強化し、マーケティングSaaS領域では販売パートナーの開拓を進めています。これにより、企業の多様なマーケティング課題に対応する体制を整えています。

さらに、ジーニーは海外市場でのシェア拡大を目指し、東南アジアや北米を中心に事業を展開しています。Zelto, Inc.の完全子会社化により、グローバルな運営体制を強化し、新たな市場の開拓にも取り組んでいます。これにより、ジーニーは世界的なテクノロジー企業としての地位を確立しようとしています。