クックビズJP:6558

時価総額
¥47.2億
PER
19.9倍
飲食業界に特化した人材紹介、求人広告、スカウトサービス、研修サービス、シフト管理SaaS「CAST」、事業再生支援を展開。

沿革

2007年12月

飲食業界特化型の人材サービスを事業目的として、クックビズ株式会社を大阪府大阪市西区に設立(資本金5,000千円)

2008年3月

求人情報サイト「cook+biz」をリリースし、飲食業界に特化した人材紹介事業を開始

2012年5月

本社を大阪府大阪市北区に移転

2012年7月

飲食業界に特化した求人広告サービスを開始

2012年9月

第三者割当増資を実施(資本金22,000千円)

2012年12月

東京オフィスを東京都渋谷区に開設

食に特化したメディア「クックビズ総研」を公開

2014年4月

名古屋オフィスを愛知県名古屋市中区に開設

2014年9月

第三者割当増資を実施(資本金56,999千円)

2016年12月

飲食業界向け人材定着・育成にかかる研修サービス「クックビズフードカレッジ」を開始

2017年11月

東京証券取引所マザーズに株式を上場(資本金373,349千円)

2017年12月

第三者割当増資を実施(資本金438,968千円)

2019年2月

求人情報サイト「cook+biz」を「cookbiz」に変更

2019年4月

サブスクリプション型ダイレクトリクルーティングサービス「ダイレクトプラス」を開始

2021年8月

第三者割当増資を実施(資本金523,153千円)

2022年3月

採用総合支援サービス「採用総合パッケージ」を開始

2022年4月

東京証券取引所の市場構造の見直しにより市場区分をグロース市場へ変更

2022年8月

コーポレートアイデンティティ及びコーポレートカラー、ロゴマークをリニューアル

2022年10月

株式取得により、きゅういち株式会社を完全子会社化

2022年11月

PROJECT A株式会社(現・ワールドインワーカー株式会社)を完全子会社として設立

2022年12月

第三者割当増資により、株式会社ラクミーへ出資

フランチャイズ本部事業を開始

2023年3月

インバウンドテクノロジー株式会社よりPROJECT A株式会社(現・ワールドインワーカー株式会社)が特定技能人材の人材紹介事業を譲受

2023年7月

主に飲食事業者向けアルバイト業務管理クラウドのシフト管理・勤怠管理・給与管理SaaSプロダクトであるCAST事業を譲受

事業内容

クックビズは、飲食業界に特化した人材サービスを提供する企業であり、その事業内容は大きく「HR事業」と「事業再生・成長支援」の二つに分けられます。

HR事業では、飲食業界専門の求人情報サイト「cookbiz」を運営し、人材紹介サービス、求人広告サービス、スカウトサービスを中心に展開しています。これらのサービスを通じて、飲食業界の求人企業と求職者のマッチングを促進し、業界特有のニーズに応えるきめ細かいサポートを提供しています。また、研修サービス「クックビズフードカレッジ」やシフト管理・勤怠管理・給与管理SaaSプロダクト「CAST」など、飲食業界における人材育成や業務効率化を支援する新規サービスも展開しています。

一方、事業再生・成長支援では、経営者の高齢化や事業成長の鈍化など、飲食業界が直面する課題に対応するためのサポートを提供しています。これには、事業再構築や財務周りのサポートを通じて、企業価値の最大化を目指す取り組みが含まれます。また、クックビズの連結子会社であるきゅういち株式会社では、ホタテ・ホッケ・サバ等の冷凍加工業を行い、高品質な加工品の製造・販売を通じて、食ビジネスのエコシステム構築に貢献しています。

クックビズは、これらの事業を通じて、飲食業界における人材の確保・育成から事業の持続可能性向上まで、幅広い支援を提供している企業です。

経営方針

クックビズは、飲食業界に特化した人材サービスを提供する企業であり、その成長戦略は、ウィズコロナ・アフターコロナを見据えた「食ビジネスの変革を支援する会社」としての位置づけに基づいています。同社は、人手不足が慢性化する環境下で、HR事業を通じた食分野への人材流入促進と、DX事業でのテクノロジーとデータの活用による人手不足の補填、さらには事業再生を通じた食のコンテンツの持続可能性向上に取り組んでいます。

中期的な目標として、2026年〜2027年にはHR事業の売上規模を40〜50億円程度(CAGR25〜30%)まで回復・再成長させることを試算しており、これを実現するために、飲食採用決定人数シェアの最大化、求職者登録数の増強、IT基盤の構築、新規事業の開発などに投資しています。

また、同社は食ビジネスを「HR領域」「DX領域」「事業再生領域」の3つの領域からサポートし、持続可能な食ビジネスのエコシステム構築を目指しています。具体的には、HR領域では最適なマッチングによる個人のキャリア開発と企業の成長実現、DX領域ではテクノロジーやデータを活用した人材不足の補填、事業再生領域では食分野における付加価値の高い事業や商品を有する企業の事業及び経営の再構築を行っています。

このように、クックビズは、飲食業界における人材の確保・育成から事業の持続可能性向上まで、幅広い支援を提供することで、非連続な成長を目指しています。