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MS&Consulting (6555) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
MS&Consultingは、企業の顧客満足度と従業員満足度の向上を通じてサービスの品質を高める経営コンサルティング会社です。同社の基幹サービスは「ミステリーショッピングリサーチ」と呼ばれる覆面調査で、登録モニターが一般消費者として企業の店舗を訪れ、実際のサービス体験を詳細にレポートして提供しています。これに加えて、従業員満足度を測定する「チームアンケート」と、調査結果を活用した改善支援を行う「コンサルティング」サービスを展開しています。
同社の主要顧客は外食、小売、自動車、美容、レジャーなど幅広いサービス業界の企業で、2026年2月期には717社の顧客企業に対して年間約19万回の調査を実施しています。収益構造は継続性の高いストック型ビジネスモデルが特徴で、既存顧客からの売上が全業界で90%以上を占めており、安定した収益基盤を確立しています。同社は全国62万人の登録モニターを擁し、業界ごとの専門性を活かした調査設計と、質の高いレポート作成にこだわりを持っています。
同社のサービスは大きく3つの柱で構成されています。ミステリーショッピングリサーチは規定チェックではなく、店舗スタッフの働きがいを高める建設的な内容に重点を置いたレポートが特徴です。チームアンケートは317万人超の調査実績を活かし、業界平均との比較による組織の強み・弱みの把握を可能にしています。コンサルティングサービスでは、これらの調査結果を基に現場での自発的改善活動を促進し、人材確保が困難な環境での従業員エンゲージメント向上や離職防止支援に注力しています。
経営方針
MS&Consultingは、従業員満足度の向上を通じて企業の持続的成長を支援するコンサルティング企業として、明確な成長戦略を打ち出しています。同社は「営業利益率」「親会社所有者に帰属する当期利益」「ROE」を重要指標に掲げ、2026年2月期においては営業利益率9.8%、当期利益1億7,307万円を達成しました。コロナ禍と物価上昇の影響で一時的に低迷したROEは6.2%まで回復しており、目標とする10%以上に向けて「全社収益性改善」を主要テーマとした取り組みが着実に成果を上げています。
同社の差別化戦略は、基幹サービスである覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ」の高品質化と、顧客企業の多様なニーズへの対応力強化にあります。全国62万人のモニター基盤を活用し、単なる店舗サービス改善から企業全体の顧客体験向上やブランディング強化まで支援範囲を拡大しています。従業員満足度調査「tenpoketチームアンケート」と併せて、人手不足時代における離職率低減コンサルティングや採用支援サービスも展開し、顧客企業の経営課題に包括的にアプローチする戦略を推進しています。
新市場開拓では、補助金・助成金採択支援やLINEを活用した店舗集客支援など、コロナ禍で財務体質が悪化した企業向けの新サービスを積極展開しています。海外事業においては、タイと台湾での事業基盤を活用し、日系企業の海外進出支援と現地企業への展開を図っています。グローバルネットワークMSPAへの参画により、海外企業からの日本国内調査案件も増加しており、国内外双方向での事業拡大を目指しています。
技術革新への取り組みでは、AI活用によるレポートチェック業務の効率化と、LINEとのID連携による顧客接点の強化を重点的に進めています。モニターサイトのリニューアルによる業務コスト削減や、統計解析技術の高度化を通じて、サービス品質の向上と収益性改善の両立を図っています。生産性向上のためのKPI管理体制も整備し、物価上昇に対応した適正な価格転嫁交渉と並行して、持続的な利益率改善に取り組んでいます。