エスユーエスJP:6554

時価総額
¥65.3億
PER
14.3倍
エンジニア派遣、業務受託のソリューション事業、IT・HRコンサルティング、AR/VRコンテンツ開発、障害者就労支援、再生医療導入支援、メタバースプラットフォーム運営。

沿革

1999年

9月

京都市下京区東塩小路町に労働者派遣を目的として、資本金300万円で有限会社ジャパンスタッフリーシング(現当社)を設立。

1999年

12月

資本金1,000万円に増資し、株式会社ジェイ・エス・エルに改組及び商号変更。

2000年

1月

本社を京都市中京区に移転。

2000年

10月

本社を京都市下京区水銀屋町に移転。

2001年

4月

テクニカルスキル育成とマネジメントを行うため、WEBを用いた独自システム「SUS(Skill Up System)」の開発、運用を開始。

2002年

3月

一般労働者派遣事業の許認可を取得(派26-020056)。

有料職業紹介事業の許認可を取得(26-ユ-020044)。

2003年

2月

本社を京都市下京区大坂町に移転。

2003年

9月

ヒューマンスキルを可視化・体系化し育成を行うためのツールとして、「HQ Profile(※1)」を独自開発。

2005年

3月

本社を京都市下京区長刀鉾町に移転。

2005年

6月

HQ Profile等のアセスメントツールの研究開発を目的として、株式会社イーアセスメントを設立。

2006年

4月

株式会社イーアセスメントにおいて、HQ Profile等のアセスメントツールの共同研究を目的として、株式会社アソウ・アカウンティングサービスからの出資を受け入れる。

2007年

4月

事業モデル「社会人学校(※2)」を制定。

2010年

3月

Web制作・システム関連の受託事業強化を目的として、株式会社Qriptの株式を取得し子会社化。

2011年

6月

ソーシャルメディアを活用した新規ビジネスモデル、WEBマーケティングの事業化を目的として、株式会社タイムラインマーケティングを設立。

2012年

3月

ソーシャルゲーム・アプリ開発関連の事業参入を目的として、株式会社ファンクリックの株式を取得し子会社化(2016年9月に清算)。

2013年

10月

株式会社エスユーエスに商号変更。

自社製品・サービスの研究開発を目的として、「SUS-Lab(※3)」を開始。

2014年

5月

障がい者雇用支援を目的として、株式会社ストーンフリー(特例子会社(※4))を設立。

2014年

10月

経営合理化に伴う事業統合のため、株式会社タイムラインマーケティングを株式会社Qriptに吸収合併。

2016年

8月

AIを活用した新規事業開発のため、「HAIQプロジェクト(※5)」を開始。

2016年

9月

Web制作・システム関連の受託開発ノウハウの継承のもと、経営合理化を目的として、株式譲渡により株式会社Qriptを非子会社化。

2017年

1月

一般財団法人日本情報経済社会推進協会より「2016年度プライバシーマーク制度貢献事業者表彰」を受賞。

2017年

9月

東京証券取引所マザーズ市場に上場。

2018年

3月

厚生労働省「優良派遣事業者認定制度」の優良派遣事業者に認定。

2018年

7月

AI(人工知能)搭載 採用マッチングソリューション(タレントマネジメントシステム)「SUZAKU」リリース。

2018年

8月

事業モデル「社会人学校」を商標登録。

2019年

4月

VR及びARに関するエンジニア育成とソリューションの販売・開発を目的として、株式会社クロスリアリティを設立。
VR及びARベースの産業及び教育向け知識移転における世界的リーダー企業であるEON Reality社(所在地:米国)との間で、京都におけるVRIAの設立に向けた業務提携契約を締結。

2019年

9月

国内における教育関連事業を展開する学校法人三幸学園と当社が、株式会社クロスリアリティの第三者割当増資を引き受ける出資契約を締結。

2020年

11月

日本の人事部主催のHRアワードにおいて「SUZAKU」が組織変革・開発部門で優秀賞を受賞。

2021年

8月

再生医療の導入を希望する医療機関への支援を目的として、プライムロード株式会社を設立。

2022年

4月

東京証券取引所グロース市場に移行。

2023年

4月

株式会社AMP.KYOTOを設立。

2023年

8月

東京オフィスを港区六本木に移転。

事業内容

エスユーエスは、エンジニア派遣及び業務受託を中心としたソリューション事業を主軸に展開している企業であり、その他にもコンサルティング事業、AR/VR事業など多岐にわたる事業を手がけています。同社グループは、エスユーエスを含む連結子会社5社から構成されており、国内7拠点(京都、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、岡山)で事業を展開しています。

ソリューション事業では、IT、機械、電気・電子、化学・バイオの4分野において、大手メーカーやシステムインテグレーター等を顧客として、アプリケーション開発、システム開発、機械設計、回路設計などのサービスを提供しています。また、エンジニアの正社員雇用によるキャリアパスの提供や人材育成にも力を入れています。

コンサルティング事業では、ITコンサルティングサービスとHRコンサルティングサービスを提供しており、ERP分野での導入支援や運用保守、タレントマネジメントシステム「SUZAKU」やアセスメントツール「HQ Profile」の販売・開発などを行っています。

AR/VR事業では、第4次産業革命に対応するAR/VRコンテンツやプラットフォームの販売及び受託開発を目的としており、教育機関や企業向けにサービスを提供しています。また、AR/VRエンジニアの育成にも注力しています。

その他の事業としては、障がい者の就労支援サービスや再生医療導入支援事業、京都の観光向けメタバースプラットフォームの企画・運営など、社会的ニーズに応える多様なサービスを展開しています。これらの事業を通じて、エスユーエスは技術力と社会貢献を両立させる企業として成長を続けています。

経営方針

エスユーエスは、技術人材の派遣及び業務受託を中心に、コンサルティングやAR/VR事業など幅広い分野で事業を展開しています。同社は、「人と企業の笑顔が見たい」という経営理念のもと、社会人学校という事業モデルを通じて、技術人材と企業に貢献し、ステークホルダーの信頼を得ながら企業価値の向上と永続的な発展を目指しています。

経営戦略として、同社はソリューション事業の積極的な拡大に注力しています。特に、IT分野や自動車業界へのEVシフトに伴う技術者需要の増加に対応するため、採用の強化と教育研修によるエンジニアの高付加価値化、新規取引先の開拓を進めています。また、コンサルティング事業では、ERPパッケージの導入支援を中心に市場の需要に応え、人材確保と育成にも力を入れています。

さらに、事業創出にも積極的に取り組んでおり、AR/VR事業やAI関連事業の拡大を通じて、新たな収益基盤の確保を目指しています。これには、自社商品の開発や受託開発の推進、専門エンジニアの育成が含まれます。

経営システムの継続的な構築も重要な戦略の一つであり、組織改編や処遇改善、ITインフラの整備を通じて、経営の透明性と健全性を確保し、効率性の向上と労働環境の改善に努めています。

これらの戦略を背景に、エスユーエスは成長性と収益性の向上を目指し、国内外の不透明な経済環境の中でも、技術者不足に対応するサービスの提供と新たな事業機会の創出により、持続的な成長を追求しています。