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アスタリスク【JP:6522】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
株式会社アスタリスクは、独自ブランド「AsReader」のバーコードやRFIDなどのデータ読み取り端末や、画像認識を活用したセルフレジや顔認証といった製品を企画・開発・販売しています。同社は量産を協力会社に委託するファブレス体制で、これらの機器を活用したシステム開発や運用支援も行っています。
同社の主要顧客は製造、物流、小売、医療、自動販売機、アパレルなど幅広い業界で、直販と代理店を通じて導入しています。収益構造は端末の売り切り型が中心で顧客のリプレイス周期は概ね4〜5年ですが、保守サービスやアプリ利用料といった継続収入の拡大にも注力しており、最近の連結売上に対する割合は約11.3%となっています。
事業はAsReader事業とシステムインテグレーション事業に大別され、AsReader事業では一次元・二次元バーコードリーダー、RFIDリーダー/ライター、赤外線リーダーに加えて画像認識系のセミセルフレジや監視・顔認証システム、保守サービス、アプリ課金を揃えています。システムインテグレーション事業では業務アプリやソフトの受託開発・保守を提供し、米国拠点を中心に海外での販売拡大と大型案件の獲得を進めています。
経営方針
同社はAsReaderシリーズを中核に、既存事業の拡大と収益の安定化を成長戦略の柱としています。具体的にはAsReaderの売上拡大を最優先とし、受注高を経営の主要な客観指標と位置づけています。受注高は「受注件数×受注単価」で算出されるため、同社は件数増と単価向上の両面を重視しており、端末の買い切り型収益に加えて保守契約やアプリ課金などの継続収入の比率を高めることを目指しています。現状の継続収入比率は連結売上に対して約11.3%で、顧客のリプレイス周期は概ね4〜5年であることから、ストック型収入の拡大で中長期の安定収益化を図っています。
同社はハードウエアとソフトウエアを組み合わせた一貫提供を差別化戦略とし、そこに重点投資を行っています。バーコードやRFIDリーダーに加え、画像認識を使ったセミセルフレジや顔認証(AsReaderOne)、賞味期限管理アプリSdcOなどを開発・販売し、機器販売にとどまらない業務改善まで含めたワンストップの提案を行っています。量産はEMS委託のファブレス体制を採っており、生産計画の精緻化や為替リスク管理によるコスト安定化、知的財産の出願による技術防御にも投資を進めて差別化を図っています。
新市場開拓では海外展開と地域密着の両面で事業拡大を進めています。米国向け販売のために2015年に連結子会社を設立し、病院や警察、国際宇宙ステーションなどで導入実績を積み上げており、欧米市場の拡大や中国・台湾を中心としたアジア展開も強化中です。国内では2020年11月に名古屋営業所を開設し、代理店網と直販の併用で全国展開を進めるほか、販売拠点の追加や基幹システム・会計システムの国際連携によりグローバルな管理体制を強化していく計画です。また、年間保守やサブスクリプション型のサービスを増やすことで、ストックビジネス比率向上を目指しています。
技術革新については自動認識技術と画像認識の深耕に注力しており、AI(機械学習・深層学習)を活用した精度向上を進めています。具体的な取り組みとしては、人物検出・動体追跡を応用した不正抑止や医療現場での徘徊防止システムの開発、RFIDと画像の融合による在庫管理ソリューションの投入などがあり、これらを支えるための特許出願や社内の知財教育も強化しています。あわせて業界展示会や自社開催のAsReader Conferenceで導入事例を発信し、RFID分野での認知度向上と新商品の市場投入を加速させる方針です。