アスタリスクJP:6522

時価総額
¥31.6億
PER
独自開発のリーダー製品や人検出・動体追跡技術を用いた「AsReader」事業、システム開発を手掛けるシステムインテグレーション事業を展開。

沿革

2006年9月

「ITを通じて皆様の会社を笑顔にすること」を目的として、滋賀県大津市に資本金560万円で株式会社アスタリスクを設立。
システムの受託開発を主に事業を開始。

2007年1月

企業向けリモートアクセスサービスの代理販売を開始。

2008年4月

関西地方での事業活動拡大を目的とし、大阪市淀川区に大阪事業所を開設。

「モバイルソリューションのアスタリスク」を会社のコンセプトとする。

2008年6月

資本金1,000万円に増資。

2008年6月

Apple Inc.によるiPhone3Gの発売を機に、これらを用いたシステムの研究を開始。

2010年3月

iPhoneなどを活用したモバイルPOS(「Point Of Sales」(販売時点情報管理)の略)システムSalaseeを発表。現在の主要事業AsReader事業への転換のきっかけとなる。

2010年11月

関東地方での事業活動を目的とし、東京都港区に東京事業所を開設。

2011年5月

本店を大阪市淀川区に移転(大阪市淀川区の大阪事業所を本店に変更)。

2012年5月

モバイル端末用のシステム開発を目的として、中国遼寧省大連市に100%出資の子会社大連明日星科技有限公司(資本金379,848人民元、現 連結子会社)を設立。

2013年10月

iPod touchに接続するバーコードリーダー(AsReader)販売開始。

2014年7月

iPhone、iPod touchに接続するRFIDリーダー/ライター(電波を用いてRFタグのデータを非接触で読み書きするシステム)(AsReader)販売開始。

2014年8月

iPhoneに接続するバーコードリーダー(AsReader)販売開始。

2015年1月

欧米でのAsReader販売を目的として、米国カリフォルニア州トーランス市に100%出資の子会社AsReader, Inc.(資本金50,000米ドル、現 連結子会社)を設立。

2015年11月

当社開発プログラムSalasee(POSシステム)の著作権をプログラムソース含め他社に譲渡。

2016年3月

ベンチャーキャピタル5社の引受による第三者割当増資を実施。

資本金1億5千万円、資本準備金1億4千万円となる。

2017年10月

研究開発の技術センターとして、中国広東省深圳市に事務所を開設。

2017年10月

iPhone、iPod touchに接続する自動販売機業界向けハンディターミナル(AsReader)販売開始。

2017年12月

iPhone、iPod touchに接続する物流業界向けハンディターミナル(AsReader)販売開始。

2018年2月

欧州でのAsReader販売の拠点として、オランダロッテルダム市に100%出資の子会社AsReader Europe B.V.(資本金50,000ユーロ)を設立。

2019年5月

AsReader,Inc.の本店を米国オレゴン州ポートランド市に移転。

2019年5月

伊藤忠紙パルプ株式会社と資本業務提携契約を締結。

2019年6月

東京事業所を東京都中央区に移転。

2020年11月

東海地方での事業活動を目的とし、名古屋市中区に名古屋営業所を開設。

2021年9月

東京証券取引所マザーズ市場に上場。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行。

2023年1月

研究開発の促進を目的とし、大阪市淀川区に研究開発棟を建設。

2023年3月

効率的な在庫管理を目的とし、滋賀県栗東市に物流拠点を開設。

2023年6月

オランダロッテルダム市の100%出資の子会社AsReader Europe B.V.を清算。

2023年6月

大阪市淀川区に100%出資の子会社株式会社自動レジ研究所(資本金1,000千円、現 連結子会社)を設立。

事業内容

アスタリスク株式会社(以下、同社)は、国内連結子会社1社と海外連結子会社3社を含むグループ企業で構成されています。同社グループの事業内容は、主にAsReader事業とシステムインテグレーション事業に分かれています。同社は、「ITを通じて、三方笑顔(お客様の笑顔/社員の笑顔/世間の笑顔)を創造し、人類・社会の進歩発展に貢献する」という経営理念のもと、独自開発の各種リーダー及び人検出・動体追跡技術と端末処理技術を活用した製品の研究開発・製造・販売と、これら製品を活用するためのシステム開発を行っています。

AsReader事業では、「AsReader(AsteriskのReader)」ブランドで、1次元バーコードリーダー、2次元バーコードリーダー、RFIDリーダー/ライター、赤外線通信リーダーなどの製品を企画・開発・販売しています。また、画像認識技術を活用したセミセルフレジ、侵入禁止区域監視システム、顔認証システムなどの製品も提供しており、リーダー類の保守サービスやアプリケーションソフト利用料といったストック型の販売も行っています。

システムインテグレーション事業では、アプリケーションやソフトウェア等の受託開発・保守サービスを提供しています。同社グループは、製造業界、物流業界、小売業界、自動販売機業界、医療業界、アパレル業界など、幅広い業界に対してソリューションを提供しており、特にRFIDリーダーの導入による新車管理用途や、バーコードリーダーによる配送状況のリアルタイム把握、セルフレジシステムによる精算システムの実現など、多岐にわたるニーズに応えています。また、アメリカを中心とした海外展開も積極的に行っており、同社製品群の認知拡大と販売活動の進展を図っています。

経営方針

アスタリスク株式会社(以下、同社)は、IT技術を駆使して社会の進歩発展に貢献することを経営理念として掲げています。同社は、AsReader事業を中心に、バーコードリーダーやRFIDリーダー/ライター、赤外線通信リーダーなどの独自開発製品の提供を行っており、これらを活用したシステムインテグレーション事業も展開しています。特に、画像認識技術を用いたセミセルフレジや顔認証システムなどの新製品開発にも力を入れており、製品の保守サービスやアプリケーションソフトの利用料を通じたストックビジネスの拡大も図っています。

同社の成長戦略は、既存主力事業の拡大、新製品の拡販、営業力の強化、そして海外展開に重点を置いています。特に、AsReaderシリーズの販売拡大に向け、伊藤忠紙パルプ株式会社との資本業務提携や国内携帯通信キャリア、スマートフォンメーカーとの協業を進めています。また、米国をはじめとする海外市場への展開も積極的に行い、グローバルな販売網の構築を目指しています。

さらに、同社は特許戦略の構築や人材の確保、内部管理体制の強化など、経営基盤の充実にも注力しています。これらの戦略を通じて、同社は持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指しており、将来にわたって信頼される企業であることを目標としています。