シンフォニアテクノロジーJP:6507

時価総額
¥2526.1億
PER
21.2倍
クリーン搬送システム、モーション機器、パワーエレクトロニクス機器、エンジニアリング&サービスを手がける企業。

事業内容

シンフォニアテクノロジーは、13の子会社と3つの関連会社から成る企業グループです。主な事業セグメントは、クリーン搬送システム、モーション機器、パワーエレクトロニクス機器、エンジニアリング&サービスの4つです。

クリーン搬送システムでは、シンフォニアテクノロジーが製造・販売を行い、半導体製造装置用ハンドリング機器の一部は、タイの子会社SINFONIA TECHNOLOGY(THAILAND) CO.,LTD.が製造・販売を担当しています。また、上海の子会社も販売を行っています。

モーション機器事業では、シンフォニアテクノロジーが製造・販売を行い、上海の子会社が販売を担当しています。電磁クラッチ・ブレーキの一部は、東莞の子会社が製造し、香港や日本の子会社が販売を行っています。建設機械用電装品の一部は、タイの子会社が製造・販売を行っています。

パワーエレクトロニクス機器では、シンフォニアテクノロジーが製造・販売を行い、振動式搬送機器・パーツフィーダの一部は、タイの子会社が製造・販売を担当しています。上海の子会社も販売を行っています。

エンジニアリング&サービスでは、電気・機械設備工事の請負やエンジニアリングを日本と上海の子会社が行っています。また、シンフォニア商事とアイ・シー・エスは、倉庫・運送業、労働者派遣業、ソフトウェア開発など多岐にわたるサービスを提供しています。

経営方針

シンフォニアテクノロジーは、持続的な成長を目指し、利益を伴った成長を通じて財務体質の強化と株主への安定配当を実現することを基本方針としています。経済環境の変化にも対応し、安定した収益を確保することで、企業価値の向上を図ります。

同社は「社会・顧客・自らに響く挑戦と成長企業への変革」を長期目標に掲げ、製品構成の変革を進めています。特に半導体関連分野を成長ドライバーとし、自動化や脱炭素、物流・医療の新製品開発を推進しています。2025年度を初年度とする3ヵ年の中期経営計画を策定し、具体的な取り組みを進めています。

中期経営計画「SINFONIA NEXT DREAM」では、技術開発力を基盤に事業領域を拡大し、事業規模の拡大を目指します。半導体関連市場の拡大や航空宇宙事業のキャパシティ拡充を牽引役とし、モーター技術の強化を進め、製品構成と事業ポートフォリオの変革を図ります。

同社は、技術開発力の強化を通じて事業領域を拡大し、顧客満足度を向上させることを目指しています。技術者の増強や教育プログラムの拡充、外部との協業を進め、開発スピードと対応領域の拡大を図ります。また、積極的な投資と業務効率化を通じて、事業規模の拡大を目指します。

組織・文化の改革も進め、チャレンジできる人材を支える企業への変革を目指しています。人材確保や教育、評価制度の充実を図り、柔軟に対応できる組織を構築します。これにより、長期的な成長を実現し、企業価値の向上を図ります。