シンフォニアテクノロジーJP:6507

時価総額
¥965.2億
PER
13.7倍
モーション機器、パワーエレクトロニクス機器、クリーン搬送システム、エンジニアリング&サービスを展開、電磁クラッチ・ブレーキ、振動式搬送機器、半導体製造装置用ハンドリング機器、電気・機械設備工事の請負などを手がける。

沿革

1949年8月

株式会社神戸製鋼所の再建整備計画に基づき、同社より独立、鳥羽工場(三重県鳥羽市)、山田工場(三重県伊勢市)、東京工場(東京都日野市)の3工場を継承し、電気機械器具、産業車両、産業機械器具等の製造販売会社として神鋼電機株式会社を設立

1952年3月

株式を東京証券取引所市場に上場

1961年3月

山田工場を伊勢工場(現 伊勢製作所)に改称

1965年6月

愛知県豊橋市に豊橋工場(現 豊橋製作所)を新設

1969年3月

三重県鳥羽市に新鳥羽工場を新設、旧鳥羽工場を閉鎖

1970年11月

協進商事株式会社(現 シンフォニア商事株式会社)を設立

1970年12月

神電工事株式会社(現 シンフォニアエンジニアリング株式会社)を設立

1978年7月

伊勢コンピュータサービス株式会社(現 株式会社アイ・シー・エス)を設立

1978年10月

東京工場を閉鎖、豊橋工場(現 豊橋製作所)に移転・統合

1989年6月

THAI PARTS FEEDER CO.,LTD.(現 SINFONIA TECHNOLOGY(THAILAND)CO.,LTD.)を合弁会社として設立

1991年1月

株式会社セルテクノを設立

1997年6月

本社(本店)を東京都中央区より東京都江東区に移転

2001年10月

子会社であった株式会社鳥羽神鋼電機、神電ファクトリーサービス株式会社及び鳥羽電装株式会社の3社を当社に吸収合併

2003年12月

THAI PARTS FEEDER CO.,LTD.(現 SINFONIA TECHNOLOGY(THAILAND)CO.,LTD.)を完全子会社化

2004年6月

本社(本店)を東京都江東区より東京都港区に移転

2005年3月

株式会社大崎電業社の全株式を取得

2006年7月

株式会社S&Sエンジニアリングを設立

2009年4月

商号を「神鋼電機株式会社」より「シンフォニアテクノロジー株式会社」に変更

2010年2月

2010年10月

株式会社ダイケン(現 シンフォニアマイクロテック株式会社)の全株式を取得

昕芙旎雅商貿(上海)有限公司を設立

2013年1月

シンフォニアマイクロテック株式会社の中国東莞の生産拠点を現地法人化(達機機電(東莞)有限公司(現 昕芙旎雅機電(東莞)有限公司))

2015年6月

シンフォニアマイクロテック株式会社のベトナムの現地法人としてSINFONIA MICROTEC(VIETNAM)CO.,LTD.を設立

2018年10月

シンフォニア商事株式会社が株式会社セルテクノを吸収合併

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

シンフォニアテクノロジーとそのグループ企業は、幅広い事業セグメントを展開しています。主要な事業内容には、モーション機器、パワーエレクトロニクス機器、クリーン搬送システム、そしてエンジニアリング&サービスが含まれます。

モーション機器セグメントでは、シンフォニアテクノロジー自身が製造・販売を行うほか、昕芙旎雅商貿(上海)有限公司が販売、昕芙旎雅機電(東莞)有限公司、シンフォニアマイクロテック㈱、昕芙旎雅機電(香港)有限公司、㈱大崎電業社、SINFONIA MICROTEC (VIETNAM) CO.,LTD.が製造・販売を担っています。特に電磁クラッチ・ブレーキや建設車両用電装品が主要製品です。

パワーエレクトロニクス機器セグメントでは、振動式搬送機器やパーツフィーダの製造・販売をシンフォニアテクノロジーとSINFONIA TECHNOLOGY (THAILAND) CO.,LTD.、昕芙旎雅商貿(上海)有限公司が手掛けています。

クリーン搬送システムセグメントは、半導体製造装置用ハンドリング機器の製造・販売をシンフォニアテクノロジーとSINFONIA TECHNOLOGY(THAILAND) CO.,LTD.、昕芙旎雅商貿(上海)有限公司が行っています。

エンジニアリング&サービスセグメントでは、電気・機械設備工事の請負やエンジニアリングをシンフォニアエンジニアリング㈱と昕芙旎雅機電技術服務(上海)有限公司が提供。病院内搬送システムの販売・エンジニアリングは㈱S&Sエンジニアリングが担当しています。さらに、シンフォニア商事㈱と㈱アイ・シー・エスは、倉庫・運送業、労働者派遣業、ソフトウェア開発など多岐にわたるサービスを提供しています。

これらの事業セグメントを通じて、シンフォニアテクノロジーとそのグループ企業は、多様な産業分野に対して幅広い製品とサービスを提供しています。

経営方針

シンフォニアテクノロジーは、利益を伴った成長と財務体質の強化、株主への安定配当を目指し、経済環境の変化にも対応できる安定収益の確保を通じて企業価値の向上に努めています。同社は、「新たなステージでの安定した企業成長と、社会のサステナブルな発展への貢献」を長期目標に掲げ、製品構成の変更やポートフォリオの変革を進めています。特に、半導体関連分野を成長ドライバーと位置づけ、自動化、脱炭素/電動化の領域拡大、物流・医療の新製品開発に注力しています。

2022年度を初年度とする3ヵ年のグループ中期経営計画「SINFONIA NEW STAGE 2024」では、技術開発力の強化と新商品・新事業の創出を最重要テーマとしています。この計画において、半導体関連分野の売上構成比率の上昇を目指し、物流・再生医療・脱炭素に関連する新製品の開発にも積極的に取り組んでいます。また、技術開発力強化、脱炭素・環境負荷低減への取り組み、グローバル事業拡大、製品競争力・生産力の強化、組織・文化の改革を重点領域としています。

シンフォニアテクノロジーは、これらの戦略を通じて、新商品の開発、新事業の育成に重点を置き、製品ポートフォリオの変革を図り、安定した企業成長と社会のサステナブルな発展への貢献を目指しています。同社は、技術開発力の強化による製品構成の改革、脱炭素・環境負荷低減への取り組み、グローバル事業の拡大、製品競争力と生産力の強化、組織・文化の改革を推進し、中長期的な成長を目指しています。