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安川電機JP:6506
沿革
年月 |
沿革 |
1915年7月 |
合資会社安川電機製作所を設立。 |
1919年12月 |
株式会社安川電機製作所を設立。 |
1920年3月 |
株式会社安川電機製作所は、合資会社安川電機製作所を吸収合併し、今日の当社の基礎を確立。 |
1949年5月 |
東京証券取引所に株式を上場。 |
1949年6月 |
福岡証券取引所に株式を上場。 |
1967年9月 |
アメリカにおける製品の販売業務を担当する米国安川電機株式会社を設立。 |
1971年5月 |
電気機械設備の保全・整備および技術指導業務を担当する安川エンジニアリング株式会社(現・株式会社安川電機)を設立。 |
1973年9月 |
電算機周辺端末機器の事業分野へ進出するため、株式会社ワイ・イー・データを設立(安川コントロール株式会社(現・連結子会社)に吸収合併)。 |
1976年3月 |
倉庫・発送部門を分離し、総合物流事業を担当する株式会社安川ロジステック(現・連結子会社)を設立。 |
1980年10月 |
欧州における製品の販売業務を担当する欧州安川電機有限会社を設立。 |
1991年9月 |
商号を株式会社安川電機に変更。 東南アジア地域におけるメカトロ製品の販売およびサービス業務を担当するシンガポール安川電機有限会社(現・安川アジアパシフィック有限会社(現・連結子会社))を設立。 |
1992年9月 |
東京および中京地区の安川電機代理店を統合し、株式会社安川メカトレック(現・連結子会社)を設立。 |
1994年2月 |
アメリカにおける産業用ロボットの販売業務を担当するモートマン株式会社に追加出資し、経営権を取得。 |
1994年4月 |
ヨーロッパにおける産業用ロボットの販売、ロボットシステムの設計・製造を担当するロボテック有限会社に追加出資し、経営権を取得。あわせて、商号をモートマンロボテック有限会社に変更。 |
1994年10月 |
韓国における製品の販売およびサービス業務を担当する韓国安川電機株式会社(現・連結子会社)を設立。 |
1999年4月 |
中国における電気機器の輸入・販売およびサービス業務を担当する安川電機(上海)有限公司を設立。 |
1999年10月 |
安川システムエンジニアリング株式会社(1999年4月設立)株式の50%をシーメンス社(ドイツ)に譲渡し、産業用ドライブシステム分野での合弁事業を開始。あわせて、商号を安川シーメンス オートメーション・ドライブ株式会社(現商号・安川オートメーション・ドライブ株式会社(現・連結子会社))に変更。 |
2000年6月 |
中・大型回転機部門を分社し、安川モートル株式会社を設立(2019年11月解散)。 |
2010年6月 |
米国安川電機株式会社とモートマン株式会社を統合し、商号を米国安川株式会社(現・連結子会社)に変更。 欧州安川電機有限会社とモートマンロボテック有限会社を統合し、商号を欧州安川有限会社(現・連結子会社)に変更。 |
2012年1月 |
安川電機(上海)有限公司を投資性公司に改組し、中国統括会社として安川電機(中国)有限公司(現・連結子会社)に商号を変更。 |
2018年11月 |
シーメンス株式会社との合弁会社である、安川シーメンス オートメーション・ドライブ株式会社のシーメンス株式会社持分を100%取得。完全子会社化し商号を安川オートメーション・ドライブ株式会社に変更(現・連結子会社)。 |
2019年3月 |
当社の鉄鋼エンジニアリング事業を安川オートメーション・ドライブ株式会社(現・連結子会社)に吸収分割。 安川モートル株式会社(2019年11月解散)のサーボモータ・EVモータの生産機能およびPMモータ事業を当社に吸収分割。 安川モートル株式会社(2019年11月解散)の一般産業用電動機事業を安川オートメーション・ドライブ株式会社(現・連結子会社)に吸収分割。 安川コントロール株式会社(現・連結子会社)を存続会社とし、株式会社ワイ・イー・データを消滅会社とする吸収合併。 |
2020年3月 |
安川エンジニアリング株式会社を存続会社とし、モートマンエンジニアリング株式会社を消滅会社とする吸収合併。 吸収合併後の安川エンジニアリング株式会社の製品修理・修繕機能を会社分割により安川コントロール株式会社(現・連結子会社)に承継。 その後、当社を存続会社とし、安川エンジニアリング株式会社を消滅会社とする吸収合併。 |
2022年3月 |
当社の社会システム事業を安川オートメーション・ドライブ株式会社に吸収分割。 |
事業内容
安川電機は、モーションコントロール、ロボット、システムエンジニアリング、その他のセグメントで事業を展開しています。モーションコントロールセグメントでは、ACサーボモータや工作機械用AC主軸モータ、リニアモータなどの製造、販売、サービスを提供しています。また、ロボットセグメントでは、アーク溶接ロボットや塗装ロボット、人協働ロボットなどの製造、販売、サービスを行っています。
システムエンジニアリングセグメントでは、鉄鋼プラント用電気システムや上下水道用電気システム、太陽光発電用パワーコンディショナなどの製造、販売、サービスを提供しています。その他のセグメントでは、物流サービスなどを手がけています。
これらの事業は、安川電機を中核とする74社の子会社および17社の関連会社によって支えられています。グローバルに展開しており、米国安川㈱や欧州安川㈲、安川電機(中国)有限公司など、世界各地に拠点を持つことで、幅広い地域のニーズに応えています。安川電機は、これらのセグメントを通じて、製造業の自動化や効率化に貢献している企業です。
経営方針
安川電機は、長期経営計画「2025年ビジョン」を軸に、メカトロニクスを中心とした「工場自動化・最適化」と「メカトロニクスの応用領域」の事業領域で成長を目指しています。同社は、営業利益を重要な経営指標とし、品質の向上に注力することで経営体質の強化を図っています。中期経営計画「Realize 25」では、ソリューションコンセプト「i^3-Mechatronics」を中心に事業活動を強化し、顧客の経営課題解決とサステナブルな社会の実現に貢献することを目指しています。
具体的な成長戦略として、技術・生産・販売・品質機能の強化を通じて、顧客へのソリューション提供を最大化します。また、自社の生産現場でi^3-Mechatronicsソリューションを実践し、生産性向上と生産管理の高度化を追求します。さらに、エンドユーザーや装置メーカーとの連携を強化し、ビジネスの領域拡大を目指します。
安川電機は、自動化コンポーネントを中心としたグローバル市場攻略、メカトロニクス応用領域の事業拡大、YDXとサステナビリティ経営の深化による経営基盤の強化など、複数の方針を掲げています。これらの戦略を通じて、省エネ性向上、環境負荷軽減、食の安全と安定供給、バイオメディカルサイエンス分野への貢献など、サステナブルな社会の実現に貢献していく方針です。
2023年度は、「2025年ビジョン」の最後の中期経営計画「Realize 25」の初年度にあたり、変革をグローバルに展開し、市場変化に柔軟かつスピーディーに対応することで、さらなる収益性の向上を目指しています。