安川電機JP:6506

時価総額
¥1.01兆
PER
26.6倍
モーションコントロール、ロボット、システムエンジニアリング、物流サービスなどの事業セグメントを持ち、ACサーボドライブやアーク溶接ロボット、鉄鋼プラント用電気システムを手がける。

事業内容

安川電機は、モーションコントロール、ロボット、システムエンジニアリング、その他の4つの事業セグメントを展開しています。これらのセグメントを通じて、製造、販売、据付、保守、エンジニアリングなどの多岐にわたるサービスを提供しています。

モーションコントロールセグメントでは、ACサーボドライブ、リニアモータ、コントローラ、工作機械用AC主軸モータ、PMモータ、デジタルガルバノスキャナ、汎用インバータなどを製造・販売しています。安川オートメーション・ドライブや米国安川などが関連会社として活動しています。

ロボットセグメントでは、アーク溶接ロボット、スポット溶接ロボット、塗装ロボット、ハンドリングロボットなどを提供しています。これらの製品は、製造業の自動化を支える重要な役割を果たしており、米国安川や欧州安川などが関連会社として関与しています。

システムエンジニアリングセグメントでは、鉄鋼プラント用電気システム、上下水道用電気計装システム、高圧インバータなどを手がけています。これらのシステムは、産業インフラの効率化と信頼性向上に寄与しています。安川オートメーション・ドライブなどが関連会社として活動しています。

その他のセグメントでは、物流サービスを提供しています。安川ロジステックが関連会社として、物流サービスの提供を担っています。これにより、安川電機の製品やサービスの流通を支えています。

経営方針

安川電機は、長期経営計画「2025年ビジョン」に基づき、メカトロニクスを中心に「工場自動化・最適化」と「メカトロニクスの応用領域」を事業領域として定めています。営業利益を最重要指標とし、質の向上を追求することで経営体質の強化を目指しています。

2023年度からは「2025年ビジョン」の仕上げとして中期経営計画「Realize 25」を開始しました。この計画では、「i³-Mechatronics」の展開とロボティクスの進化を通じて新たな価値を創出し、収益と生産性の向上を図ります。

「Realize 25」では、i³-Mechatronicsソリューションを軸に、顧客のニーズに応える技術開発力の強化や自社の生産性向上を目指しています。また、グローバル市場での成長を視野に入れた最適な生産体制の構築を進めています。

さらに、メカトロニクスの応用領域を拡大し、エネルギー効率の向上やクリーンエネルギーの推進、食品・農業分野での安全性向上、バイオメディカル分野での自動化を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。

安川電機は、YDX(YASKAWA Digital Transformation)を通じて、デジタル技術を活用した新たな価値提供を目指し、サステナビリティ経営を深化させることで、経営基盤の強化を図っています。これにより、企業価値の向上と持続可能な社会の実現を目指しています。