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宮入バルブ製作所JP:6495
沿革
1949年4月 |
東京都大田区大森において宮入敏が、株式会社宮入製作所を創立。 |
1957年12月 |
米国QPLの認定工場となる。 |
1960年2月 |
甲府工場落成を契機に商標を登録し、株式会社エムエスバルブ製作所(資本金20,000千円)を設立、再発足。 |
1960年6月 |
資本金を40,000千円に増資(有償1:1)。 |
1962年8月 |
資本金を100,000千円に増資(有償1:1.5)。 |
1962年12月 |
株式の額面変更のため、1949年4月8日設立の同名の株式会社エムエスバルブ製作所に吸収合併され再発足。 |
1963年9月 |
株式を東京証券取引所市場第二部に上場。 |
1964年2月 |
甲府工場JIS表示許可工場となる。 |
1964年5月 |
商号を「株式会社宮入バルブ製作所」と変更。 |
1964年5月 |
宮入バルブ販売株式会社を吸収合併。 |
1968年10月 |
資本金を300,000千円に増資。 |
1969年2月 |
日本LPガスプラント協会認定検査会社となる。 |
1971年5月 |
リンクジョイントの製造販売に着手する為、定款(目的)の一部を変更。 |
1971年6月 |
甲府工場通産大臣認定工場となる。 |
1971年7月 |
高圧ガス保安協会認定検査会社となる。 |
1971年12月 |
資本金を450,000千円に増資。 |
1973年4月 |
資本金を550,000千円に増資。 |
1984年3月 |
1981年後期よりLPガスの高圧部に取付ける安全装置の開発に着手し、1984年より販売開始。 |
1988年12月 |
資本金を1,250,000千円に増資。 |
1989年9月 |
資本金を2,315,000千円に増資。 |
1996年8月 |
国際規格ISO9001の認証を取得。 |
2005年3月 |
株式会社バナーズ(東京証券取引所 市場第二部)が当社の親会社となる。 |
2007年3月 |
株式会社バナーズとの親子会社関係を解消。 |
2007年5月 |
100%出資の連結子会社MSエイジア株式会社を設立。 |
2007年5月 |
資本金を2,465,457千円に増資。 |
2007年6月 |
資本金を2,985,646千円に増資。 |
2007年7月 |
資本金を2,065,646千円に減資。 |
2007年8月 |
資本金を2,252,333千円に増資。 |
2007年8月 |
連結子会社MSエイジアが、ベトナムに100%出資の在外子会社MS ASIA VIETNAM CO.,LTDを設立。 |
2007年11月 |
資本金を2,292,699千円に増資。 |
2007年12月 |
資本金を2,373,432千円に増資。 |
2008年1月 |
資本金を2,681,223千円に増資。 |
2008年3月 |
資本金を3,264,423千円に増資。 |
2008年3月 |
連結子会社MSエイジア株式会社の全株式を譲渡し、親子会社関係を解消。 |
2008年6月 |
資本金を3,507,423千円に増資。 |
2010年7月 |
国際規格ISO14001の認証を取得。 |
2015年6月 |
資本金を1,993,096千円に減資。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。 |
事業内容
宮入バルブ製作所は、エネルギーガスを中心に各種ガス体を制御するバルブや機器類の製造及び販売を手掛ける企業です。同社の事業は単一セグメントに分類され、製品の種類別に事業内容が展開されています。
同社の主要製品には、黄銅弁があります。これは、LPGを使用する一般家庭や工業用の容器、自動車用の容器に取り付けられる容器用弁や、集合住宅や外食産業、工業用に使用されるバルク貯槽用付属機器弁類を含みます。
また、鉄鋼弁の製造も行っており、これにはLPG貯蔵設備用の弁類や機器類、LNG関連の貯蔵・輸送設備用弁類、医療用の酸素や空気を制御する弁類、火災時の消火設備に使用される弁類などがあります。これらは、地球に優しいエネルギー源としてのLNGや、安全な医療環境、消防設備の需要に応える製品です。
その他、食品加工工場向けのサニタリーバルブや、スマート農業実践に向けた散水ノズルやミストノズル、ワインろ過機などの製品も提供しています。これらは、食品の安全性や農業の効率化、飲料の品質向上に貢献する製品群です。
さらに、宮入バルブ製作所は、製造過程で発生する黄銅材の削り屑を屑として材料メーカーへ売却しており、これにより資源の有効活用を図っています。
これらの製品やサービスを通じて、宮入バルブ製作所は多岐にわたる産業や日常生活の様々な場面で、安全で快適な環境の提供に貢献しています。
経営方針
宮入バルブ製作所は、顧客満足度の向上、新製品・新市場への挑戦、ステークホルダーへの利益還元を経営理念として掲げています。同社は、主力製品であるLPガス容器用弁市場の縮小傾向に対応し、LNG用弁、水素用弁、食品加工用サニタリー弁、一般配管用汎用弁などの新しい製品群の開発と販売拡大に力を入れています。これにより、生産性の向上と原価低減を進め、収益体質の強化を目指しています。
営業戦略では、既存シェアの維持拡大、生産ラインの更新、海外市場への進出を図り、製品開発ではクリーンエネルギー関連製品や食品加工分野の製品開発を加速させています。また、生産改善においては、効率的な生産体制の確立や原価低減を推進し、人材育成にも力を入れています。
経営環境の変化に対応するため、同社は中国市場での共同事業開発や、LNGおよび水素用弁等の低温弁事業の強化・拡大を図っています。さらに、地球温暖化対策やスマート農業実践に向けた製品の強化、食品加工工場向け製品の納入拡大、ワインろ過機の競争力強化など、成長の「第3の柱」となる事業分野への取り組みを進めています。
これらの戦略を通じて、宮入バルブ製作所は、厳しい経営環境の中でも持続的な成長を目指し、多岐にわたる産業や日常生活に貢献していく方針です。