PILLARJP:6490

時価総額
¥1116.9億
PER
14.5倍
ピラフロン製品やメカニカルシール製品、グランドパッキン・ガスケット製品の製造販売を行う流体制御関連機器事業と、不動産賃貸業や保険代理業を手がけるその他事業。

事業内容

株式会社PILLARは、主に3つの事業セグメントを展開しています。まず、電子機器関連事業では、ピラフロン製品を中心に製造・販売しています。これらの製品は、半導体や液晶、有機ELなどの基板製造装置において重要な役割を果たしています。国内外の子会社を通じて、広範囲にわたる市場に供給されています。

次に、産業機器関連事業では、メカニカルシール製品やグランドパッキン・ガスケット製品を提供しています。これらの製品は、石油、化学、食品などの装置産業や発電所における流体移送ポンプや撹拌機に使用されています。国内外の製造拠点を活用し、グローバルに展開しています。

最後に、その他部門では、不動産賃貸業や保険代理業、売電事業を行っています。具体的には、オフィスビルの賃貸や火災・傷害保険の代理業務を手掛けています。また、福知山事業所や九州工場での売電事業も展開しています。これにより、多角的な収益源を確保しています。

経営方針

株式会社PILLARは、創業以来「流体の漏れを止める技術」を基盤に、環境、安全、最先端技術の創出に貢献してきました。今後も「流体制御」「材料開発」のエキスパートとして、持続可能な社会の実現を目指し、グローバル競争力を高めることを目指しています。

同社は「“社会を支える”未来を創る」というパーパスのもと、「CLEAN」「SAFETY」「FRONTIER」をスローガンに掲げています。2023年4月からは中期経営計画「One2025」を推進し、重要課題に取り組むことで、価値創造を実現することを目指しています。

2024年に創業100周年を迎えたPILLARは、商号を変更し、グローバル化をさらに推進しています。高品質な製品とサービスを提供し、社会課題の解決に貢献することを目指しています。2025年には「Re-bornと進化」をテーマに、次の100年に向けた成長を図ります。

電子機器関連事業では、生成AIの普及に伴う半導体需要の増加に対応するため、生産能力を拡大しています。中国市場での事業拡大も進めており、グローバル戦略を加速しています。産業機器関連事業では、クリーンエネルギー市場に向けた高性能シール製品の開発を進めています。

研究開発分野では、イノベーションセンターを活用し、新技術や新製品の開発を強化しています。産学官連携やIT・DX技術を活用し、技術開発の質・量・スピードを向上させています。これにより、各事業分野での競争力を高めています。

PILLARは「人財」を最も重要な財産と位置づけ、専門的教育やリスキリング支援を通じて人材育成を進めています。多様性を活かした組織作りを推進し、持続的成長を実現することを目指しています。これにより、新たな価値創造を図っています。

サステナブルな社会の実現に向け、ESG/SDGs経営を強化しています。環境、社会、ガバナンスの各テーマに合致した目標を掲げ、持続可能な社会の実現を目指しています。これにより、企業価値の向上を図り、次の100年に向けた成長を目指しています。