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KVKJP:6484
沿革
1949年1月 |
給水栓の製造販売を目的として、北村バルブ株式会社設立。 |
1963年3月 |
岐阜県岐阜市黒野に給水栓製造一貫工場を増設(旧黒野工場、2019年3月に廃止)。 |
1971年8月 |
川部工場(給水栓組立)を設置(2001年9月旧黒野工場に統合)。 |
1976年10月 |
片知工場(給水栓組立)を設置(2003年3月旧黒野工場に統合)。 |
1989年4月 |
関東支社及び関西支社を設置。 |
1989年6月 |
飛騨工場(給水栓組立)を設置(2001年7月飛騨古川工場に統合)。 |
1989年12月 |
中華人民共和国遼寧省大連経済技術開発区に子会社大連北村閥門有限公司設立(現・連結子会社)。 |
1990年11月 |
中部支社を設置(2005年4月関西支社に統合)。 |
1992年4月 |
商号を株式会社KVK(登記上は株式会社ケーブイケー)と変更。 |
1993年10月 |
東北支社を設置。 |
1993年11月 |
株式を日本証券業協会に店頭登録。 |
1994年4月 |
中華人民共和国遼寧省大連保税区に子会社大連保税区北村国際工貿有限公司設立(2010年1月清算)。 |
1994年8月 |
飛騨古川工場(給水栓機械加工)を設置。 |
1995年9月 |
NPS(New Production System)研究会に入会。 |
1997年2月 |
ISO9001の認証を取得(2009年11月2008年版ISO9001へ移行)。 |
1999年7月 |
北関東支社を設置(2005年4月関東支社に統合)。 |
2000年7月 |
ISO14001の認証を取得(2017年12月2015年版ISO14001へ移行)。 |
2000年12月 |
飛騨古川工場に、めっき・組立工程を増設。 |
2003年11月 |
子会社大連北村閥門有限公司がISO9001の認証を取得(2009年9月2008年版ISO9001へ移行)。 |
2004年12月 |
ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2005年6月 |
子会社大連北村閥門有限公司に第二工場を設置。 |
2008年3月 |
株式会社喜多村合金製作所及びその関連会社の株式会社タツタマ、有限会社ロイヤル興産から給排水金具・継手事業の一部を譲受け。 富加工場を設置(2018年7月に本社工場に改称)。 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。 |
2011年10月 |
子会社大連北村閥門有限公司が2004年版ISO14001の認証を取得。 西日本支社を設置。 |
2013年7月 2014年6月 2016年4月 2016年9月 2018年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に 上場。 海外事業室を設置。 KVK金山ビル(名古屋市熱田区)完成、名古屋営業所を同ビルに移転。 フィリピンに子会社KVK PHILIPPINES,INC.を設立(現・連結子会社)。 登記上の商号を株式会社KVKと変更。 岐阜県加茂郡富加町に本店移転。 |
2021年6月 |
関東支社をKVK日本橋浜町ビル(東京都中央区)に移転。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。 |
事業内容
KVKは、自社および子会社2社で構成される企業グループであり、給水栓、給排水金具、継手、配管部材の製造、加工、仕入れ、販売を主な事業内容としています。このグループは、日本国内での事業活動に加え、国際的な生産・供給体制を整えています。
KVKは、日本において給水栓や給排水金具などの製造から販売までを手掛けています。一方、子会社である大連北村閥門有限公司は、中国で単独水栓の製造を主に行い、その大部分をKVKへ供給しています。また、中国国内での販売も行っており、組立時にはKVKから供給される部品のほか、中国国内で調達した部品も使用しています。
さらに、2016年に設立されたKVK PHILIPPINES, INC.は、2017年6月から生産を開始し、KVKから調達した部品を用いた組付加工を行い、製品をKVKへ供給しています。これにより、KVKグループは、日本、中国、フィリピンを結ぶ広範な生産・供給ネットワークを構築しており、グローバルな事業展開を図っています。
このように、KVKとそのグループ会社は、給水栓や給排水金具などの製造から販売に至るまで、幅広い事業活動を展開しており、国内外での需要に応える体制を整えています。
経営方針
KVKは、給水栓や給排水金具などの製造から販売までを手掛ける企業グループであり、日本、中国、フィリピンにおける広範な生産・供給ネットワークを通じてグローバルな事業展開を図っています。同社は、顧客満足度の向上を目指し、使いやすく心地よい水まわり商品を提供することで、環境にやさしく快適な水まわり環境の実現と人々の生活の豊かさに貢献することを基本理念としています。
2024年3月期を初年度とする3年間の中期経営計画のもと、同社は販売基盤の強化、生産基盤の強化、そしてサステナビリティ視点での経営基盤の強化に取り組んでいます。具体的には、既存商流の売上基盤の維持・強化、中高級品の販路拡充、海外市場の新規拡大と既存顧客の深耕、高効率な生産体制によるコスト競争力の強化、DX推進による生産性向上などが挙げられます。
また、環境配慮型商品の開発、多様な人財の活躍支援、温室効果ガス排出の削減とリサイクルの推進、地域社会への参画と貢献、透明性・健全性の高い経営体制の構築など、サステナビリティを重視した経営基盤の強化にも注力しています。
経営上の目標としては、ROE10%を目指し、売上高31,000百万円、営業利益2,500百万円を目標に掲げています。国内市場の縮小傾向に対しては、住宅リフォーム需要の堅調さを背景に、地域に密着した営業と多様なニーズに応える商品・サービスの提供を通じて、市場の変化に対応していく方針です。
KVKは、これらの戦略を通じて、持続可能な成長を目指し、ステークホルダーからの信頼と期待に応える企業価値の向上に努めています。