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日本精工JP:6471
沿革
年月 |
沿革 |
1916年11月 |
東京都品川区に資本金350千円で日本精工株式会社を設立。日本で初めて軸受の生産を開始。 |
1937年11月 |
神奈川県藤沢市に藤沢工場を設立。 |
1953年11月 |
滋賀県大津市に大津工場を設立。 |
1959年11月 |
滋賀県湖南市に石部工場を設立。 |
1960年 6月 |
群馬県前橋市に北日本精工株式会社(現 NSKステアリングシステムズ株式会社)を設立。 |
1962年12月 |
米国 ニュージャージー州ニューアーク市にNSKコーポレーション社を設立。以降、米州各地に販売拠点を設立。 |
1963年 1月 |
群馬県高崎市にエヌエスケー・トリントン株式会社(NSKニードルベアリング株式会社)を設立。 |
1963年10月 |
ドイツ デュッセルドルフ市にNSKドイツ社を設立。以降、欧州各地に販売拠点を設立。 |
1964年 8月 |
米国の自動車部品メーカー、ボルグワーナー社と合弁で、東京都品川区にNSKワーナー株式会社を設立。 |
1970年12月 |
ブラジル スザノ市にNSKブラジル社スザノ工場を設立。 |
1974年 4月 |
英国 ダーラム州にNSKベアリング・ヨーロッパ社ピータリー工場を設立。以降、欧州各地に製造拠点を設立。 |
1975年 6月 |
埼玉県羽生市に埼玉工場を設立。 |
1975年11月 |
米国 アイオワ州クラリンダ市にNSKコーポレーション社クラリンダ工場を設立。以降、米国各地に製造拠点を設立。 |
1975年11月 |
シンガポールにNSKシンガポール社(現 NSKインターナショナル(シンガポール)社)を設立。以降、アセアン地域各地に販売拠点を設立。 |
1984年 8月 |
福島県東白川郡に福島工場を設立。 |
1987年 9月 |
韓国 昌原市にNSK韓国社を設立。以降、韓国に製造及び販売拠点を設立。 |
1990年 3月 |
英国 ノッティンガム州の英国最大の軸受メーカー、UPI社の100%の株式を取得。 |
1990年 6月 |
福岡県うきは市に日本精工九州株式会社を設立。 |
1994年 4月 |
インドネシア ベカシ県にNSKベアリング・インドネシア社を設立。以降、アセアン地域各地に製造拠点を設立。 |
1995年 7月 |
中国 江蘇省昆山市にNSK昆山社を設立。以降、中国各地に製造及び販売拠点を設立。 |
1997年 6月 |
インド タミルナドゥ州チェンナイ市にラネーNSKステアリングシステムズ社を設立。以降、インド各地に製造及び販売拠点を設立。 |
1998年 1月 |
ポーランド 国有企業FLTイスクラ社の70%の株式を取得し、子会社化(現 NSKベアリング・ポーランド社)。 |
2004年 4月 |
委員会等設置会社(現 指名委員会等設置会社)へ移行。 |
2006年 3月 |
大阪府門真市の株式会社天辻鋼球製作所の100%の株式を取得し、子会社化。 |
2008年 2月 |
神奈川県藤沢市に藤沢工場桐原棟を竣工。 |
2010年 9月 |
東京都品川区に株式会社ADTechを設立。 |
2011年 7月 |
システム製品事業部を分社し、東京都品川区にNSKテクノロジー株式会社を設立。 |
2013年 4月 |
メキシコ グアナファト州シラオ市にNSKベアリング・マニュファクチュアリング・メキシコ社を設立。 以降、メキシコの製造拠点を拡充。 |
2015年 6月 |
NSKテクノロジー株式会社の株式を神奈川県横浜市の株式会社ブイ・テクノロジーに譲渡。 |
2016年 7月 |
NSKニードルベアリング株式会社を吸収合併。 |
2018年12月 |
群馬県高崎市に榛名工場3号棟を竣工。 |
2021年 3月 |
英国のスペクトリス社から状態監視システム事業(ブリュエル・ケアー・バイブロ)を取得。 |
事業内容
日本精工は、産業機械事業と自動車事業を主要な事業セグメントとしています。
産業機械事業では、一般産業向けの軸受、精密機器関連製品、状態監視システムの製造・販売を行っています。主要製品には、玉軸受、円すいころ軸受、円筒ころ軸受、自動調心ころ軸受、精密軸受、ボールねじ、リニアガイド、XYテーブル、メガトルクモーター、状態監視システムなどがあります。主要製造会社は日本精工、NSKマイクロプレシジョン、主要販売会社は日本精工、NSKコーポレーション社などです。
自動車事業では、自動車および自動車部品メーカー向けの軸受、ステアリング、自動変速機用部品などの製造・販売を行っています。主要製品にはハブユニット軸受、ニードル軸受、円すいころ軸受、円筒ころ軸受、玉軸受、自動変速機用部品、ステアリング、電動パワーステアリングなどがあります。主要製造会社は日本精工、NSKステアリングシステムズ、NSKワーナー、主要販売会社は日本精工、NSKコーポレーション社、NSKステアリングシステムズ・アメリカ社などです。
その他事業では、鋼球、機械設備などを手がけています。主要製造・販売会社は㈱天辻鋼球製作所、NSKマシナリーなどです。
日本精工グループは、世界各地に関係会社を持ち、NSKアメリカズ社、NSKヨーロッパ社、NSK中国社、NSKインターナショナル(シンガポール)社がそれぞれの地域の関係会社の統括を行っています。
経営方針
日本精工は、「MOTION & CONTROL™を通じ、円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を超えた人と人の結びつきを強める」という企業理念のもと、持続的な成長を目指しています。
同社は、2022年度から2026年度までの5ヵ年を対象期間とする『中期経営計画2026』に則り、「収益を伴う成長」「経営資源の強化」「ESG経営」の3つの経営課題に取り組んでいます。
「収益を伴う成長」では、既存ビジネスの競争力強化と新たなビジネス領域の育成に注力しています。産業機械ビジネスの拡大や自動車の電動化への対応、新技術の共創による新商品開発などに取り組んでいます。また、ステアリング事業は新会社のもと、単独での事業運営と戦略的パートナーとのアライアンスを検討しています。
「経営資源の強化」では、デジタル技術の活用によるモノづくりの変革と人的資本の価値最大化に取り組んでいます。「生産の超安定化」を掲げ、飛躍的生産性の向上と、より安全・安心で環境にやさしい工場の実現を目指しています。また、多様な人材の登用と育成にも注力しています。
「ESG経営」では、2035年度のカーボンニュートラル達成を目指すとともに、環境貢献型の製品・サービスの提供や働き方改革、ガバナンスの強化などに取り組んでいます。
同社は、これらの経営課題に取り組み、「変わる 超える」への挑戦を続け、企業理念に基づいた企業活動とMOTION & CONTROL™を通じて、社会的課題の解決と社会の持続的発展への貢献を目指しています。