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放電精密加工研究所JP:6469
沿革
1961年12月 |
神奈川県川崎市下平間に資本金100万円をもって株式会社放電精密加工研究所を設立し、放電加工の受託業務を開始。 |
1963年5月 |
アルミ押出用金型の製造を開始。 |
1965年11月 |
愛知県春日井市に名古屋事業所を新設。放電加工の受託業務を開始。 |
1969年11月 |
大阪府八尾市に大阪事業所を新設。放電加工の受託業務を開始。 |
1970年8月 |
神奈川県厚木市に厚木事業所を新設。アルミ押出用金型の一貫ラインを設備し、受託業務を開始。 |
1973年10月 |
名古屋事業所においてセラミックスハニカム押出用金型の製造を開始。 |
1980年9月 |
愛知県春日井市に春日井事業所を新設。航空機エンジン部品のリペア業務を開始。 |
1981年1月 |
春日井事業所において航空機エンジン部品のサーメテルコーティング業務を開始。 |
1984年8月 |
神奈川県厚木市に飯山事業所を新設。放電加工の受託業務を開始。 |
1985年4月 |
岡山県和気郡に岡山事業所を新設。放電加工の受託業務を開始。 |
1986年9月 |
神奈川県横浜市に株式会社ミヤギを設立(2019年6月に吸収合併)。 |
1987年9月 |
タイ国にトーヨーサッシ株式会社(現株式会社LIXIL)との合弁会社KYODO DIE-WORKS(THAILAND) |
1988年12月 |
厚木事業所においてプラスチックス射出成形用金型の製造を開始。 |
1990年11月 |
兵庫県明石市に明石事業所を新設。放電加工の受託業務を開始。 |
1990年12月 |
千葉県香取郡に成田事業所を新設(1993年山武郡へ移転)。放電加工の受託業務を開始。 |
1994年2月 |
飯山事業所に本社機能を移転。 |
1997年8月 |
愛知県春日井市上野町に春日井事業所を移転。サーメテルコーティング業務を拡充。 |
1998年3月 |
神奈川県横浜市に横浜事業所を新設し、機械装置部門(メカトロ事業部)を飯山事業所から移転。 |
1998年11月 |
愛知県春日井市に春日井事業所坂下工場を新設。溶射、溶接業務を拡充。 |
1999年10月 |
日本証券業協会(現大阪証券取引所)へ株式店頭登録。 |
2000年8月 |
春日井事業所坂下工場の隣接地に新坂下工場を新設。 |
2001年10月 |
成田事業所に表面処理工場を新設。サーメテルコーティング業務を拡充。 |
2001年11月 |
兵庫県神戸市に神戸事業所を新設し、明石事業所、大阪事業所の放電加工業務を移管。これにより、明石事業所及び大阪事業所は廃止。 |
2002年11月 |
名古屋事業所に加工センターを新設。プレス部品加工業務を拡充。 |
2003年7月 |
中華人民共和国に現地資本と合弁で天津和興機電技術有限公司を設立。 |
2005年4月 |
岐阜県海津市にクロムフリー塗料の生産工場を新設。 |
2005年7月 |
岐阜県海津市に岐阜事業所を新設し、クロムフリー塗料の生産を開始。 |
2007年3月 |
タイ国にHSKT CO.,LTD.を設立。(2011年9月清算結了)プレス部品の受託加工を開始。 |
2007年9月 |
愛知県春日井市坂下町に名古屋事業所を移転し、春日井事業所坂下工場及び新坂下工場を名古屋事業所に統合。 |
2009年11月 |
岡山県赤磐市に岡山事業所を移転。 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。 |
2010年10月 |
大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。 |
2010年12月 |
神奈川県座間市に横浜事業所を移転し、座間事業所に名称変更。 |
2011年10月 |
飯山事業所に岐阜事業所の塗料業務を移管。これにより岐阜事業所は廃止。 |
2013年2月 |
岡山事業所に神戸事業所の放電加工業務及び表面処理業務を移管。これにより神戸事業所は廃止。 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。 |
2014年9月 |
愛知県小牧市に小牧事業所を新設。 |
2019年6月 |
株式会社ミヤギを吸収合併。 |
2020年1月 |
本社機能を新横浜に移転。 |
2020年1月 |
海外関連会社のKYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD.の株式を追加取得し、連結子会社化。 |
2020年5月 |
本店を神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目17番6号に移転 |
2020年11月 |
神奈川県大和市に座間事業所を移転し、大和事業所に名称変更。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。 |
2022年9月 |
成田事業所に飯山事業所の放電加工業務を移管。これにより飯山事業所は廃止。 |
2022年10月 |
神奈川県横浜市に横浜事業所を新設。飯山事業所の環境マテリアル開発事業部を移管。 |
事業内容
放電精密加工研究所は、金型及び機械部品等の受託製造並びに販売を主軸に事業を展開している企業です。同社グループは、放電精密加工研究所自体と、子会社1社、関連会社1社から構成されています。
事業内容は大きく分けて3つのセグメントに分類されます。第一に「放電加工・表面処理」セグメントでは、産業用ガスタービン部品や航空機エンジン部品の受託加工、サーメテルコーティング等の表面処理を行っています。特に、クロムフリー塗料を用いた環境に配慮した表面処理剤「ゼックコート」シリーズ(ZEC-888、ZEC-W、ZEC-F)を開発し、販売しています。
第二のセグメントは「金型」で、アルミ押出用金型やセラミックスハニカム押出用金型、金属プレス用金型及びその部品の製造を手がけています。これらの金型製品は、放電精密加工研究所の高品質な放電加工技術によって、精度や寿命の面で優れた特性を持つことが特徴です。
最後に「機械装置等」セグメントでは、直動式デジタルサーボプレス「ZENFormer」や「ZENFormer nano」、分割ステーション構造を持つ「Divo」の製作・販売を行っており、これらの機械を使用した部品加工サービスも提供しています。
これらの事業を通じて、放電精密加工研究所は、産業界における多様なニーズに応える高精度な製品とサービスを提供し続けています。
経営方針
放電精密加工研究所は、金型及び機械部品等の受託製造並びに販売を主軸に、放電加工・表面処理、金型製造、機械装置等の事業を展開しています。同社は、中長期的な社会環境の変化に対応し、持続可能な社会の実現に貢献することを長期ビジョンとして掲げています。このビジョンの下、2022年2月期から2024年2月期までの中期経営計画「中期経営計画2024」を策定し、事業の再構築を進めています。
中期経営計画の初年度である2022年2月期には、全社的なコストダウン施策により黒字化を達成しました。続く2023年2月期では、拠点集約や組織改革、人事制度改革などを進め、新たな経営体制のもとで黒字回帰および持続的な成長を目指しています。
重点施策としては、既存事業の事業構造再構築と環境事業への注力が挙げられます。放電精密加工研究所は、組織体制の改革を進め、重要な経営判断を迅速に下せる体制を整えました。これにより、収益改善、投資効率の改善、事業ポートフォリオの見直し、サクセッションプランの推進など、重要な経営課題に全体最適の観点から取り組んでいます。また、脱炭素・資源循環型社会の実現に向けた環境事業に注力し、社会課題解決へのソリューションを提供しています。
さらに、健全経営によるステークホルダーとの良好な関係の構築・維持、技術・技能の伝承および次世代に向けた人材育成の推進、新しい生活様式における健康な職場づくりの推進、SDGsを意識したガバナンスの強化など、幅広い施策に取り組んでいます。
これらの取り組みを通じて、放電精密加工研究所は、変動性・不確実性が高まる経営環境の中で、持続可能な成長を目指しています。