TVEJP:6466株価

時価総額
¥71.2億
PER
13.1倍
産業用バルブや鋳鋼製品の製造・保守の有力企業。可搬式特殊工作機械による敷設配管の現地修理工法を展開。東日本中心に福島の地域復興事業や福井のクリアランス金属リサイクル事業を展開、連結子会社4社(国内3社・海外1社)体制。

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事業内容

TVEは、各種産業用バルブの開発・製造・販売とそのメンテナンスを主力とし、電気設備工事や地域復興、廃炉関連の業務も手掛ける企業グループです。同社は特に原子力や火力発電向けの高温高圧バルブを中心に、船舶や石油化学向けのバルブ供給と分解・点検・修理を行っています。

顧客は原子力発電所や火力発電所、石油化学プラント、造船業界など設備を運用する事業者が中心で、設備導入や定期点検、現地での修理工事の受注を通じて収益を得ています。同社は保守・改造や工事案件の比重が高く、鋳鋼製品の販売や電気工事、地域復興・金属リサイクル事業が補完的に収益に寄与しています。

事業は大きくバルブ事業、製鋼事業、電気設備関連事業、その他(地域復興・リファインメタル)に分かれます。同社のバルブ事業では配管を外さず現地で修理できる可搬式工作機械を用いた施工法を持ち、製鋼事業は鋳鋼製品の製造販売、電気設備事業は原子力向けや東日本地域での電気工事を担当し、その他では福島での復興支援やクリアランス金属のリサイクルを行っています。

経営方針

同社は2023年度からの5か年計画「中期経営計画2023」において、売上高100億円、営業利益7億円を安定的に確保することを成長指標と位置づけ、既存事業の深化と新規の収益基盤構築を両輪で進めています。受注の山谷が大きい事業特性を踏まえ、年度計画や中期収益計画は案件ごとの受注可能性を積み上げて予算化し、受注判断は限界利益(貢献利益)管理を厳格に行うことで工場稼働度や人員配置を最適化し、機会損失の最小化と獲得利益の最大化を図る方針です。

重点投資分野は高付加価値化したバルブ製品とメンテナンス技術の強化、そして製鋼・リサイクル分野の拡大です。同社は高温高圧バルブや安全弁で培った技術とTOAブランドを差別化要素とし、材料・加工・検査の品質向上や納期短縮、現地で配管を外さず修理できる可搬式工作機械などの施工ノウハウで顧客にワンストップで応えることを目指しています。働き手や地域協力工場との連携を重視し、技術伝承や人材育成も合わせて投資することでサービスの安定性を高めます。

新市場開拓では廃炉・リファインメタル事業への早期参入を掲げ、子会社TVEリファインメタルを通じて資源エネルギー庁の補助事業に採択されるなどクリアランス金属の溶融技術習得と社会理解促進に注力しています。将来的には廃止発電所から回収した金属をインゴット化し、新設発電所向けの容器製造など循環型ビジネスを展開する計画です。また若狭地区での新工場建設や福井県おおい町拠点の整備、ポートアイランドの産業用地取得による事業継続体制の強化で、地域密着と供給網の強靭化を進めています。

技術革新面では予防保全に資する診断機器や状態監視システムの構築、ITを活用したサービス化を進めています。脱炭素化に対応するため水素やアンモニア混焼、将来的な専焼発電に耐えるバルブ開発を進めるほか、新しいメンテナンス機器や高機能材料の採用による製品性能向上に取り組んでいます。サステナビリティ委員会によるESG方針の運用や、品質・安全・コンプライアンス強化といった基盤整備を通じ、技術と事業の両面で長期的な競争力確保を目指しています。