グローリーJP:6457

時価総額
¥2285.6億
PER
18.5倍
「金融市場」「流通・交通市場」「遊技市場」「海外市場」の4つのセグメントで通貨処理機、セルフサービス機器、電子決済サービス、生体認証ソリューション、ロボットSIを提供。

事業内容

グローリー株式会社は、主に4つの事業セグメントを展開しています。それは「金融市場」「流通・交通市場」「遊技市場」「海外市場」です。これらのセグメントにおいて、通貨処理機やセルフサービス機器の製造・販売・保守を行っています。また、電子決済サービスや生体認証ソリューション、ロボットSIなどの提供も手がけています。

グローリー株式会社は、国内外に多くの子会社や関連会社を持ち、それぞれの市場で事業を展開しています。国内では、グローリープロダクツ株式会社やグローリーナスカ株式会社などが主要な関係会社として活動しています。これらの会社は、金融市場や流通・交通市場、遊技市場などでの事業を支えています。

海外市場においては、光栄電子工業(蘇州)有限公司やGLORY (PHILIPPINES), INC.などが活動しています。これらの会社は、主に海外市場での通貨処理機器の製造・販売を行っています。また、Glory Global Solutions Ltd.やAcrelec Group S.A.S.なども、グローリーの海外事業を支える重要な役割を果たしています。

経営方針

グローリー株式会社は、企業理念に基づき、社会に貢献しつつ企業価値の向上を目指しています。2026年を目標とした中期経営計画では、「GLORY TRANSFORMATION 2026」を掲げ、4つの基本方針を推進しています。これにより、顧客の期待に応えつつ、持続的な成長を図っています。

まず、新たな収益源の獲得を目指し、リテール、金融、飲食の3市場に注力しています。特に、店舗DXやクラウドソリューションを活用し、顧客基盤の拡大を図っています。これにより、顧客の収益力強化に貢献するソリューションビジネスを確立しようとしています。

次に、コア事業の収益拡大を図るため、通貨処理機事業などで新たな機会を模索しています。リテール市場では、セルフ型つり銭機を活用し、顧客サービスの向上を目指しています。また、金融市場では、新興国でのシェア拡大を進めています。

さらに、経営マネジメントの強化を図り、経営資源の適正な確保と分配を推進しています。具体的には、ROIC経営の推進や社内DXの加速を通じて、業務の効率化を図っています。また、サステナビリティへの取り組みも強化しています。

最後に、リスクマネジメントの強化を進めています。BCPの改善やサイバーセキュリティの強化を通じて、外部環境の変化に備えています。特に、安定的な製品供給を確保するため、在庫水準の見直しを行っています。これにより、事業の継続性を高めています。