ブラザー工業JP:6448

時価総額
¥7636億
PER
11.8倍
プリンターや複合機を扱うプリンティング・アンド・ソリューションズ事業、工作機械を手がけるマシナリー事業、家庭用ミシンのパーソナル・アンド・ホーム事業など。

事業内容

ブラザー工業は、7つの主要な事業セグメントを持っています。まず、プリンティング・アンド・ソリューションズ事業では、プリンターや複合機、ラベルライター、ラベルプリンター、スキャナーの製造・販売を行っています。これにより、オフィスや家庭での印刷ニーズに応えています。

次に、マシナリー事業では、工作機械や工業用ミシン、ガーメントプリンターの製造・販売を手がけています。これらの製品は、製造業やアパレル業界での生産効率を向上させるために利用されています。

ドミノ事業では、産業用プリンティング機器の製造・販売を行っています。これにより、製造業における製品のマーキングやラベリングのニーズに対応しています。ニッセイ事業では、減速機や歯車の製造・販売、不動産の賃貸を行っています。

パーソナル・アンド・ホーム事業では、家庭用ミシンの製造・販売を行っています。これにより、家庭での裁縫や手芸のニーズに応えています。ネットワーク・アンド・コンテンツ事業では、業務用カラオケ機器の製造・販売・賃貸、コンテンツサービスの提供、カラオケ店舗の運営を行っています。

最後に、その他事業では、上記以外の製品の製造・販売や不動産の販売・賃貸を行っています。これにより、幅広い市場ニーズに対応しています。ブラザー工業は、これらの多様な事業を通じて、さまざまな業界に貢献しています。

経営方針

ブラザー工業は、2030年に向けたビジョン「At your side 2030」を掲げ、持続可能な成長を目指しています。このビジョンは、急速に変化するデジタル化や自動化の時代において、顧客の生産性と創造性を支えることを目的としています。ブラザー工業は、社会の発展と地球環境への貢献を重視し、顧客のニーズに応える存在であり続けることを目指しています。

同社は、価値提供の方法として、多様な独自技術とグローバルネットワークを活用し、顧客の成功を妨げるボトルネックを解消することを掲げています。40以上の国と地域に広がるネットワークを活かし、迅速に価値を提供することを目指しています。また、デジタル技術を活用し、顧客への価値提供の幅を広げることにも注力しています。

注力領域としては、産業用領域とプリンティング領域を掲げています。産業用領域では、生産性向上と環境課題の解決を通じて信頼を築きます。プリンティング領域では、変化するオフィス環境に対応し、新たな事業の柱を築くことを目指しています。これにより、事業ポートフォリオを変革し、成長を続けることを計画しています。

中期経営計画「CS B2027」では、「挑む。未来へ、大胆に」をテーマに、事業ポートフォリオの変革を加速し、利益創出力を高めることを目指しています。売上収益1兆円、営業利益1,000億円を目標に掲げ、産業用領域の売上比率を40%に引き上げる計画です。M&Aやアライアンスを通じた成長投資を推進し、株主還元も強化します。

ブラザー工業は、成長事業、コア事業、収益性追求事業、収益性改革事業の4つに事業を分類し、それぞれの役割と重点指標を明確化しています。成長事業には、産業機器やインダストリアル・プリンティングなどが含まれ、M&Aを通じた成長を目指します。コア事業では、P&S事業の収益基盤を強化し、収益性追求事業では利益率の向上を図ります。