理想科学工業JP:6413

時価総額
¥1042.2億
PER
22.5倍
高速カラープリンター「オルフィス」、デジタル印刷機「リソグラフ」を含む印刷機器事業、不動産事業、プリントクリエイト事業、デジタルコミュニケーション事業を展開。

沿革

1955年1月

株式会社理想科学研究所(本社 東京都世田谷区若林町、資本金100万円)として設立。

1958年9月

本社を東京都千代田区神田錦町に移転。

1963年1月

理想科学工業株式会社に商号変更。

1965年7月

茨城県稲敷郡阿見町に霞ヶ浦工場完成。

1968年8月

本社を東京都港区新橋に移転。

1968年8月

東京都港区三田に東京工場設置、操業開始。

1969年6月

全国主要都市に営業所開設。

1979年3月

東京工場を霞ヶ浦工場へ移転統合。

1981年6月

リソグラフ販売を主力とする直販展開を目的として、全国に拠点作りを開始。

1981年10月

茨城県稲敷郡阿見町に筑波工場完成。

1986年1月

米国マサチューセッツ州に RISO,INC. 設立。

1986年1月

山口県宇部市に宇部工場完成。

1989年4月

英国ロンドンに RISO EUROPE LTD. 設立。

1989年10月

社団法人日本証券業協会に株式店頭登録。

1990年1月

独国ハンブルグに RISO (Deutschland) GmbH 設立。

1990年4月

茨城県稲敷郡阿見町に商品開発研究所完成。

1991年4月

仏国リヨンに RISO FRANCE S.A. 設立。

1992年5月

英国ロンドンに RISO (U.K.) LTD. 設立。

1993年1月

スペイン バルセロナに RISO IBERICA, S.A. 設立。

1993年4月

香港に RISO HONG KONG LTD. 設立。

1994年7月

茨城県稲敷郡阿見町に筑波出荷センター完成。

1995年1月

本社事務所を東京都港区芝に移転。

1997年10月

茨城県稲敷郡阿見町に開発技術センター完成。

1999年5月

中国広東省に 珠海理想科学工業有限公司 設立。

2003年6月

香港に理想工業(香港)有限公司 設立。

2003年9月

東京都新宿区にオリンパス株式会社との合弁会社 オルテック株式会社 設立。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2005年4月

本店登記住所を東京都港区芝に変更。

2006年12月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場。

2009年5月

ジャスダック証券取引所の株式上場を廃止。

2009年10月

米国フロリダに RISO LATIN AMERICA,INC. 設立。

2010年4月

ロシア モスクワに RISO EURASIA LLC 設立。

2011年3月

オリンパス株式会社との合弁を終了し、オルテック株式会社を完全子会社化。

2011年6月

タイ アユタヤ県に RISO INDUSTRY (THAILAND) CO.,LTD. 設立。

2011年9月

オルテック株式会社を吸収合併。

2013年5月

茨城県つくば市に理想開発センター完成。

2014年3月

タイ アユタヤ県に RISO INDUSTRY (THAILAND) CO.,LTD.のロジャナ工場完成。

2015年4月

シンガポール共和国 シンガポールに RISO (SG) PTE. LTD. 設立。

2015年9月

トルコ共和国 イスタンブールに RISO TURKEY BASKI COZUMLERI A.S. 設立。

2020年6月

茨城県つくば市に理想開発センターⅡ完成。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

事業内容

理想科学工業は、複数の事業セグメントを展開している企業です。主要な事業としては、印刷機器事業が挙げられます。このセグメントでは、高速カラープリンター「オルフィス」を中心としたインクジェット事業と、デジタル印刷機「リソグラフ」を主軸とした孔版事業を手がけています。これらの製品は、高速で大量の印刷ニーズに応えることを可能にしており、教育機関やオフィス環境など、様々な場所での利用が想定されています。

また、理想科学工業は不動産事業も展開しており、企業の資産運用や事業用地の管理などを行っています。さらに、プリントクリエイト事業及びデジタルコミュニケーション事業も手がけており、これらは印刷やデジタルメディアを通じたコミュニケーションサービスを提供しています。

同社の事業は、開発、製造、販売の各フェーズにわたり、国内外の複数の関係会社と連携して展開されています。例えば、製造においては、理想工業(香港)有限公司や理想(中国)科学工業有限公司など、アジア地域を中心に複数の拠点で生産活動が行われています。販売に関しては、理想科学工業自身のほか、RISO,INC.やRISO LATIN AMERICA,INC.など、世界各地に設置された子会社が市場ニーズに応じた販売活動を展開しています。

これらの事業活動を通じて、理想科学工業は印刷技術の革新とともに、不動産やデジタルコミュニケーション分野での新たな価値創造を目指しています。

経営方針

理想科学工業は、2025年3月期を目処に「第八次中期経営計画(RISO Vision 25)」を推進しています。この計画では、インクジェット事業の拡大と顧客志向に基づく販売企画体制の構築をマネジメント目標として掲げています。同社は、印刷機器事業の一環として、高速カラープリンター「オルフィス」を中心としたインクジェット事業と、デジタル印刷機「リソグラフ」を主軸とした孔版事業を展開しており、特にインクジェット事業の収益力強化を課題としています。

理想科学工業は、経営環境の変化に適応し、効率的で強い企業体質への変革を中長期的な経営課題と認識。製品の特長を活かした全世界での販売活動展開と新規事業の創出に向けた開発活動を通じて、中長期的な成長を目指しています。

2024年3月期の経営方針としては、インクジェット事業のさらなる拡大と新たな付加価値の創造を推進する方針を掲げています。これらの戦略を通じて、理想科学工業は印刷技術の革新はもちろん、不動産やデジタルコミュニケーション分野での新たな価値創造を目指していることが伺えます。同社の事業活動は、開発、製造、販売の各フェーズにわたり、国内外の複数の関係会社と連携して展開されており、グローバルな視点での成長戦略を推進している様子がうかがえます。