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ヤマダコーポレーションJP:6392
沿革
1939年12月 |
1905年創業のバルブ、コック類の製造工場を継承して、グリースポンプ等を製造する株式会社東京山田油機製作所(資本金18万円)を東京都蒲田区(現大田区)に設立。 |
1947年2月 |
商号を山田油機製造株式会社に変更。各種自動車用注脂機器及びグリースニップルの製作を開始。 |
1955年11月 |
中小企業庁より優良企業として表彰され、中小企業モデル工場に指定。 |
1960年8月 |
東京都大田区に本社建物を建設。 |
1962年9月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
1963年10月 |
神奈川県相模原市に相模原工場を建設。 |
1970年12月 |
本社を神奈川県相模原市に移転。 |
1973年9月 |
神奈川県相模原市に橋本工場を建設。 |
1977年4月 |
本社を東京都大田区に移転。 |
1985年12月 |
合弁会社ヤマダヨーロッパB.V.をオランダに設立。ヨーロッパ市場向け当社製品の組立・販売を開始。 |
1986年9月 |
子会社ヤマダアメリカINC.をアメリカに設立。北米市場向け当社製品の販売を開始。 |
1990年10月 |
山田油機製造株式会社の商号を株式会社ヤマダコーポレーションに変更。 |
1996年4月 |
子会社株式会社ヤマダプロダクツサービスを設立。 |
2000年1月 |
ヤマダヨーロッパB.V.を当社の完全子会社(当社100%出資)化。 |
2007年1月 |
子会社ヤマダ上海ポンプ貿易有限公司を中国に設立。 |
2015年4月 |
東京都大田区に本社建物を建替え。 |
2016年7月 |
子会社ヤマダタイランドCO.,LTD.をタイに設立。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。 |
2022年6月 |
神奈川県相模原市に相模原工場建物を建替え。 |
事業内容
ヤマダコーポレーションとそのグループ企業は、オートモティブ機器、インダストリアル機器、その他の事業セグメントを中心に事業を展開しています。同社は、自動車整備工場やガソリンスタンド向けの潤滑給油機器やタイヤサービス機器、環境整備機器などのオートモティブ機器を提供しており、これにはハンドポンプやバケットポンプ、ルブリケーター、排気ガス排出システム、フロンガス関連機器などが含まれます。また、インダストリアル機器部門では、エアポンプやダイアフラムポンプをはじめとする流体圧送システム化製品を製造・販売しており、これらは塗料、接着剤、インキ、化学薬品などの流体を圧送するために使用されます。さらに、サービス部品や修理サービスを提供する「その他」のセグメントも持っており、ヤマダプロダクツサービスがこれらのサービス部品の販売や修理を手掛けています。
ヤマダコーポレーションは、国内外で幅広い製品とサービスを提供しており、国内では自社と国内連結子会社が、海外では米国、オランダ、中国、タイの現地法人がそれぞれ事業を担当しています。これにより、同社はグローバルな製造・販売体制を構築しており、特にインダストリアル機器部門では、ヤマダアメリカINC.、ヤマダヨーロッパB.V.、ヤマダ上海ポンプ貿易有限公司、ヤマダタイランドCO., LTD.が海外市場向けの販売を担っています。
経営方針
ヤマダコーポレーションは、2025年を目標年とするグループビジョン「YAMADA toward 2025」を掲げ、中期経営計画「Jump!! 2024」を推進しています。この計画の下、同社はコロナ禍の影響を最小限に抑えつつ、業績回復に努めるとともに、新相模原工場の生産性向上、新基幹システムの構築、新人事制度の構築など、企業価値向上を目指す施策に取り組んでいます。
同社の経営の基本方針は、「堅実で公正な企業活動を通じて、お客様のニーズ、社員の喜び、株主の期待、産業と社会の発展に誠実に取り組む」ことです。ポンプ事業、カーメンテナンス機器事業、作業環境改善機器事業を核に、品質へのこだわりとトータルサポートでグローバルリーディングカンパニーを目指しています。
中期経営計画では、市場拡大、生産効率化、人財力強化、事業継続計画(BCP)、働き方の多様化を基本方針としています。また、マーケティング戦略、生産戦略、人財戦略を三大戦略として掲げ、ダイアフラムポンプの売上拡大、原価低減、人財の迅速な実行を目指しています。
さらに、ITを積極活用した「見える化」を推進し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を進めることで、コロナ後の新たなビジネス環境に対応しています。これらの戦略を通じて、ヤマダコーポレーションは持続的成長と企業価値向上を目指しています。