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オリエンタルチエン工業JP:6380
事業内容
オリエンタルチエン工業株式会社は、チェーン関連、金属射出成形関連の製品の製造販売を主な事業としています。同社は親会社と2つの子会社で構成され、これらの事業を展開しています。
チェーン事業では、伝動用ローラチェーンやコンベヤチェーン、スプロケット類、搬送装置などを製造販売しています。これには、標準型や特殊型、超小型のチェーンが含まれます。
金属射出成形事業では、金属粉末射出成形法を用いて金属部品を製造販売しています。この技術により、複雑な形状の金属部品を効率的に生産することが可能です。
不動産賃貸事業では、東京都江東区に所有する賃貸ビルの維持・管理を行っています。この事業は、同社の多角的な事業展開の一環として位置付けられています。
経営方針
オリエンタルチエン工業株式会社は、伝動用ローラチェーンを中心に、各種チェーンやスプロケット類の製造・販売を通じて、国内外の産業に貢献することを目指しています。同社は「伝動と搬送の総合メーカー」として、顧客の多様なニーズに応えるため、研究・開発を重視し、世界一の品質を追求しています。
同社の成長戦略として、2024年7月に寺田精工株式会社と徳清澳喜睦鏈条有限公司を連結子会社化し、チェーン事業基盤の強化を図っています。また、2024年11月には本社工場敷地内に新工場を竣工し、生産能力の増強を進めています。これにより、多様な市場ニーズに対応し、持続的な成長を目指しています。
オリエンタルチエン工業は、限られた経営資源を重点分野に集中させ、企業体質の改善を図っています。既存製品の高品質化や生産性向上を進める一方で、顧客と共同で新製品を開発し、差別化を図っています。これにより、コスト削減や納期短縮を実現し、競争力を高めています。
同社は、国内外での営業活動を強化し、新規顧客の開拓を積極的に進めています。特に、特殊チェーンの拡販やスプロケットの売上増加を目指しています。また、金属射出成形事業では、医療機器分野でのシェア拡大を図り、生産能力を増強しています。
オリエンタルチエン工業は、2026年3月期に営業利益率3.7%以上を目標に掲げ、企業価値の向上と安定した配当を目指しています。これにより、持続可能な成長を実現し、社会の信頼に応える企業としての地位を確立しています。