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トーヨーカネツJP:6369
沿革
1941年5月 |
当社は、1941年5月16日、資本金180千円をもって工業窯炉の設計・製作、施工を目的として設立された(社名、東洋火熱工業株式会社)。 |
1950年2月 |
全溶接タンクの製造を開始。 |
1955年3月 |
横浜工場開設。 |
1956年3月 |
横浜工場をコンベヤ専門工場として設備改良。 |
1959年10月 |
東京証券業協会店頭売買登録銘柄となる。 |
1961年10月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
1969年11月 |
商号を変更し、トーヨーカネツ株式会社となる。 |
1970年2月 |
東京証券取引所市場第一部に株式を上場。 |
1970年4月 |
大阪・名古屋両証券取引所市場第一部に株式を上場。 |
1971年3月 |
千葉県木更津市にタンク専門の千葉工場(現・千葉事業所)を開設。 |
1974年9月 |
貯蔵タンク製造の海外拠点として、インドネシア国にトーヨーカネツインドネシア社を設立 (現・連結子会社)。 |
1979年12月 |
関西地区における営業活動推進のため、大阪営業所を開設。 |
1992年4月 |
物流システム機器のアフターサービス及びメンテナンスを目的として、神奈川県横浜市戸塚区にティ・ケイ・ケイ・サービスシステム株式会社(新会社名・ケイ・テクノ株式会社)を設立。 マレーシア国における貯蔵タンク・空港搬送システムの事業拠点として、トーヨーカネツマレーシア社を設立(現・連結子会社)。 |
1994年6月 |
国内タンクメーカーで初めてISO(国際標準化機構)9001の認証を取得。 |
1999年5月 |
物流システム事業においても、ISO9001の認証を取得。 |
2001年4月 |
物流システム事業の効率化を図るため、ティ・ケイ・ケイ・サービスシステム株式会社(旧・連結子会社)と株式会社ケーアール総研(旧・関連会社)が合併し、ケイ・テクノ株式会社を設立(旧・連結子会社)。 |
2002年10月 |
当社の物流システム事業を新設分割(物的分割)により分社し、東京都江東区にトーヨーカネツソリューションズ株式会社を設立(旧・連結子会社)。 |
2006年3月 |
トーヨーカネツソリューションズ株式会社において、ISO14001の認証を取得。 |
2006年4月 |
トーヨーカネツインドネシア社において、ISO9001の認証を取得。 |
2012年3月 |
ISO14001の認証を取得。 |
2015年4月 2016年11月 2018年4月 2019年3月 2019年4月 2021年4月 2022年4月 |
トーヨーカネツソリューションズ株式会社がケイ・テクノ株式会社を吸収合併。 本社を現所在地に移転。 環境リサーチ株式会社の全株式を取得し連結子会社化。 ISO45001の認証を取得 。 当社が、当社の連結子会社であったトーヨーカネツソリューションズ株式会社を吸収合併。 環境計測株式会社の全株式を取得し連結子会社化。 東京証券取引所市場第一部から同取引所プライム市場へ移行(区分変更)。 |
事業内容
トーヨーカネツは、物流システムや機械・プラントの企画から施工、販売までを手掛ける企業であり、その事業範囲は広大です。同社グループは、トーヨーカネツを含む13社で構成され、物流ソリューション事業、プラント事業、次世代エネルギー開発事業、みらい創生その他事業の4つの主要セグメントに分かれています。
物流ソリューション事業では、製造から販売、メンテナンスに至るまで一貫したサービスを提供しており、マレーシアではトーヨーカネツマレーシア社がこれを担当しています。プラント事業では、貯蔵タンクのメンテナンスを主軸に、TKKプラントエンジ株式会社が人材派遣や教育を提供しています。
次世代エネルギー開発事業では、貯蔵タンクの製造・販売を行い、インドネシア、マレーシア、シンガポールにおいては、それぞれの国の子会社が製造・販売を手掛けています。みらい創生その他事業では、産業用設備や機器の製造・販売、建築請負、不動産賃貸・管理など多岐にわたるサービスを提供しており、これらはトーヨーコーケン株式会社やトーヨーカネツビルテック株式会社、株式会社トーヨーサービスシステムなどの子会社が担当しています。
さらに、環境関連の調査・測定・分析や環境機器の保守管理なども行っており、これらは環境リサーチ株式会社や環境計測株式会社が担っています。また、BtoB領域の国内外ベンチャー企業への投資事業も展開しており、これはトーヨーカネツ・コーポレートベンチャー投資事業組合及びトーヨーカネツ・コーポレートベンチャー2号投資事業組合が行っています。
トーヨーカネツは、これらの事業を通じて、多様なニーズに応える幅広いサービスを提供しています。
経営方針
トーヨーカネツは、社是「わが社は常に進んでよりよきものを造り社会のために奉仕する」を経営理念に掲げ、革新的な技術と実行力で社会課題を解決する「ソリューションイノベーター」となることを目指しています。同社は、複雑化する経営環境や社会が直面する課題に対し、革新的・先駆的な技術やソリューションを以って解決することに取り組み、グループの持続的企業価値向上と社会の発展に寄与することを目標としています。
同社グループは、事業を通じて持続的に企業価値を向上させるため、自らの強みを活かし優先的に取り組むべき重要な経営課題(マテリアリティ)10項目を特定し、これらを事業戦略の策定や各事業における意思決定プロセスにおいて考慮すべき重要な要素と位置付けています。また、気候変動への取り組みを強化し、持続可能な社会の実現に貢献しています。
「未来へ向けた成長路線の確立」を基本方針とするグループ中期経営計画(2022~2024年度)を策定し、物流ソリューション事業では「労働人口減少」に伴う社会課題解決のために、新たな技術革新とソリューション力により物流現場の無人化を実現し付加価値を高めています。プラント事業及び次世代エネルギー開発事業では「カーボンニュートラル社会」の実現に向けて、高度な技術と実績を活かし、メンテナンス需要に応えるとともに、次世代エネルギー向け等のタンク製造に取り組んでいます。みらい創生その他事業では「生活環境リスク」に対応すべく、高度な計測技術や調査・分析の実績等を活かすとともに、産業機械・建築領域も含め、多様でサステナブルな生活環境の実現に取り組んでいます。
これらの取り組みを通じて、トーヨーカネツは社会的に期待される役割について認識し、関連SDGs達成への寄与にも努めながら、財務面を含む持続的な成長を確実なものとしています。