酉島製作所JP:6363

時価総額
¥807.5億
PER
14.9倍
ポンプ、環境装置、風力・小水力発電設備の製造・販売、メカニカルシール、ポンプ関連機器、電気供給を手がける。

沿革

1919年8月

大阪市此花区酉島町にポンプ専門製作工場 酉島製作所を創設。

1928年4月

株式会社酉島製作所を設立。

1941年12月

現在地(大阪府高槻市宮田町)に本社及び工場全部を移転し、旧工場を閉鎖。

1949年5月

大阪証券取引所に株式上場。

1969年8月

サービス部門強化のため同部門を分離独立させ、酉島サービス株式会社(現 酉島エンジニアリング株式会社(現 連結子会社))を設立。

1980年9月

大阪証券取引所市場第一部上場。

1981年12月

東京証券取引所市場第一部上場。

1985年4月

インドネシアに代理店 株式会社グナ エレクトロと共同出資でポンプ及び部品製造の合弁会社PT.TORISHIMA GUNA INDONESIA(現 連結子会社)を設立。

1990年6月

佐賀県武雄市に小型ポンプの生産子会社 株式会社九州トリシマ(現 連結子会社)を設立。

1992年5月

インドネシアに鋳物工場の合弁会社 PT.GETEKA FOUNINDO(現 連結子会社)を設立。

1992年8月

佐賀県武雄市に九州工場完成。

1994年10月

香港に現地法人酉島ポンプ香港有限公司(現 連結子会社)を設立。

1999年5月

インドネシアにエンジニアリング業務及びアフタサービスを行う合弁会社 PT.TORISHIMA GUNA ENGINEERING(現 持分法関連会社)を設立。

2000年8月

株式会社風力エネルギー開発を設立。

2002年3月

株式会社立川シーエスセンターを設立。

2003年7月

株式会社玄海風力エネルギー開発を設立。

2003年12月

株式会社大星山風力エネルギー開発を設立。

2006年6月

執行役員制度を導入。

2007年11月

TORISHIMA EUROPE LTD.(現 連結子会社)を設立。

2009年3月

株式会社クリーンエネルギー五色(現 連結子会社)の株式を追加取得。

2009年4月

酉島エンジニアリング株式会社(現 連結子会社)の事業を当社が譲受。

2009年4月

株式会社風力エネルギー開発を存続会社として、株式会社玄海風力エネルギー開発と株式会社大星山風力エネルギー開発の計3社で合併。

2009年6月

酉島ポンプ(天津)有限公司(現 連結子会社)を設立。

2009年12月

TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS FZCO.(現 連結子会社)を設立。

2010年3月

TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS EUROPE LTD.(現 連結子会社)を設立。

2010年9月

イオスエンジニアリング アンド サービス株式会社(現 持分法関連会社)の株式を取得。

2011年1月

2011年5月

TORISHIMA PUMPS (INDIA) PRIVATE LTD.(現 連結子会社)を設立。

TORISHIMA EUROPE PROJECTS LTD. を設立。

2012年4月

TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS ASIA PRIVATE LTD.(現 連結子会社)を設立。

2012年6月

TORISHIMA (USA) CORPORATION(現 連結子会社)を設立。

2013年1月

TORISHIMA AUSTRALIA PTY LTD.(現 連結子会社)を設立。

2014年3月

株式会社風力エネルギー開発、株式会社立川シーエスセンター、株式会社牧之原風力エネルギー開発及び株式会社吉備風力エネルギー開発の合計4社を当社に合併。

2015年6月

2016年7月

2016年12月

2018年3月

2018年5月

2018年9月

2019年3月

2021年3月

監査等委員会設置会社へ移行。

TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS (SAUDI ARABIA) LTD.(現 連結子会社)をTSSが設立。

TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS THAILAND LTD.(現 連結子会社)を設立。

TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS MALAYSIA SDN.BHD.(現 連結子会社)をTSSAが設立。

TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS FORMOSA LTD.(現 連結子会社)を設立。

TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS OF MICHIGAN LLC.(現 連結子会社)を設立。

THK ENGINEERING SOLUTIONS LTD.(現 連結子会社)を設立。

現在地(大阪府高槻市宮田町)に新本社工場ビル完成。

2021年3月

CRYO PUMP REPAIRS LTD.(現 連結子会社)の株式をTSSEが取得。

2021年12月

2022年2月

AUSTRALIAN FLUID HANDLING PTY LTD.(現 連結子会社)の株式を取得。

TORISHIMA AUSTRALIA PTY LTD.(現 連結子会社)の株式を追加取得。

2022年4月

2022年5月

2022年8月

東京証券取引所の市場区分見直しにより、新市場区分のプライム市場上場。

TORISHIMA EUROPE PROJECTS LTD. を清算。

TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS (SAUDI ARABIA) LTD.(現 連結子会社)の株式をTSSが追加取得。

事業内容

酉島製作所グループは、酉島製作所とその子会社27社(連結子会社22社を含む)および関連会社4社から構成されています。同社グループは、ポンプ事業と環境・新エネルギー事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。

ポンプ事業では、各種ポンプ、ポンププラント、メカニカルシール、その他ポンプ関連機器の製造・販売、据付工事・サービスを行っています。この事業は、国内では酉島製作所、㈱九州トリシマ、その他3社、海外では酉島ポンプ香港有限公司、PT.TORISHIMA GUNA INDONESIAなど複数の国と地域において展開されています。

環境・新エネルギー事業では、環境装置の製造・販売、各種廃棄物の再利用品等の企画・製造・販売を行っています。また、風力発電設備、小水力発電設備の販売及び据付工事・サービス、さらには電気の供給事業も手掛けています。このセグメントにおいては、酉島製作所、㈱クリーンエネルギー五色、イオスエンジニアリング アンド サービス㈱、㈱肥前風力エネルギー開発が活動を行っています。

これらの事業を通じて、酉島製作所グループは、エネルギー、環境、インフラストラクチャー分野で幅広い製品とサービスを提供し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

経営方針

酉島製作所グループは、1919年の創業以来、社会貢献と事業成長を目指してきました。同社は、「金銭の赤字は出しても信用の赤字は出すな」という社是のもと、人々の生活と産業発展に不可欠なポンプの提供を通じて、広く社会に貢献しています。2021年5月には、2050年のカーボンニュートラル社会実現に向けた「2050長期ビジョンと2024中期経営計画-Beyond 110-」を発表しました。この計画では、HOP、STEP、JUMPの3段階に分けて、様々な取り組みを実施し、社会貢献と事業成長の両立を目指しています。

同社グループは、コロナ禍によるパラダイムシフトや地球温暖化、異常気象、水・食料不足、エネルギー転換など、現代社会が直面する課題に対応するため、「ポンプの力で、暮らしと命と未来をつなぎ、サステナブルな社会を実現する」というパーパスを掲げています。このパーパスを実現するために、脱炭素社会実現、安全・安心な社会構築、データ・AIの活用による新しいモノづくりとサービスの構築を含む6つのマテリアリティ(重要課題)に取り組んでいます。

具体的には、ポンプの高効率化によるエネルギー消費とCO2排出量の削減、液化アンモニアや液化水素を扱うポンプの開発、海水淡水化プラント向けポンプやかんがい向けポンプの提供、気候変動対策向けポンプでの減災・防災貢献、回転機械モニタリングシステム「TR-COM」の開発によるスマートメンテナンスの実現など、多岐にわたる取り組みを進めています。これらの取り組みを通じて、酉島製作所グループは、社員活力の最大化、ガバナンスの向上、品質の継続的向上といった基盤となる重要課題にも注力し、継続的に企業価値を高めていく方針です。