三精テクノロジーズJP:6357

時価総額
¥247.8億
PER
9.6倍
遊戯機械、舞台装置、昇降機の製造・施工・販売、保守サービス・改修工事、遊園地運営を展開。

沿革

1951年2月

エレベーター・コンベアー・ロープウェイ・遊戯機械・その他各種輸送機械の製造販売を主たる業務として、東京都港区芝田村町に本社を、大阪市城東区蒲生町に工場を設け資本金40万円にて設立、発足した。
(会社設立日 1951年2月27日)

1952年2月

機械と繊維取扱いの株式会社三精商会を吸収合併し、資本金を90万円に増資。

1952年3月

舞台機構の設計製作を開始。

1956年3月

大阪市城東区今福中二丁目に本社を移転し、前本社を東京事務所とした。

1958年4月

東京事務所を支店に改めた。名古屋市に名古屋出張所を開設。

1961年3月

札幌市に出張所を開設。以後、広島市、仙台市、青森市、金沢市、秋田市に出張所を順次開設。

1964年11月

大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。

1968年12月

大阪市城東区茨田諸口町(従来の第2工場)に本社を移転。

1972年6月

当社所有三精ビルの管理業務を担当する三精不動産設備㈱設立。(現・連結子会社)

1973年6月

京都府福知山市長田野工場団地に福知山工場を建設。

1973年12月

大阪府吹田市江坂町に本社移転。

1975年5月

中部以西地域のメンテナンス業務を担当する㈱サンセイメンテナンス設立。(現・連結子会社)

1975年7月

関東以北地域のメンテナンス業務を担当するサンセイメンテナンス㈱設立。(現・連結子会社)

1976年10月

レジャー・サービス業務を担当する㈱サンエース設立。(現・連結子会社)

1993年2月

九州・名古屋・札幌・広島・仙台・青森・金沢・秋田の各出張所を営業所に呼称変更。

1998年9月

昇降機部門において ISO9001 認証取得。

2000年8月

舞台機構、遊戯機械部門においてISO9001認証取得。

2001年6月

経営の意思決定の迅速化と業務執行機能の強化を図るため、執行役員制度を導入。

2004年10月

経営における諸課題に機敏に対応すべく、取締役専務執行役員以上による「経営会議」を設置。

2005年11月

遊戯施設営業部門を㈱サンエース(連結子会社)に営業譲渡。

2006年4月

㈱サンエースの小型遊戯施設営業部門を営業譲渡。

2008年5月

設計・製造・研究開発を一体化した神戸事業所を神戸市北区に開設に伴い福知山工場閉鎖。

2009年6月

三精不動産設備㈱は、サンセイファシリティーズ㈱に社名変更。

2011年6月

㈱サンセイメンテナンスを完全子会社化。

2012年6月
 

テレビ局・コンサート会場等において電飾・機械装置の製作・施工・操作を手掛ける㈱テルミックを完全子会社化。(現・連結子会社)

2012年7月

米国内において、持株会社 Sansei Technologies Inc.を設立。(現・連結子会社)

2012年11月
 

遊戯機械の設計・製造・施工・販売を手掛ける米国企業 S&S Worldwide,Inc.を子会社化。(現・連結子会社)

2013年7月
 

2013年7月16日付で行われた大証の現物市場の東証への統合に伴い、東京証券取引所市場第二部へ株式を上場。

2014年1月

三精テクノロジーズ㈱に社名変更。

2014年9月

米国企業 S&S Worldwide, Inc.を完全子会社化。

2015年1月

保守改修部門を含め、本社機能を吹田市江坂町から大阪市淀川区へ移転・統合。

2018年3月

遊戯機械の設計・製造・施工・販売を手掛けるオランダ企業 Vekoma Rides B.V.を完全子会社化。(現・連結子会社)

事業内容

三精テクノロジーズ及びその子会社24社は、遊戯機械、舞台装置、昇降機の製造・施工・販売を主軸に事業を展開しています。また、製品の保守サービスや改修工事も手掛け、遊園地運営や駐車場管理などのサービスも提供しています。

遊戯機械部門では、ジェットコースターや急流すべり、タワーなどのアトラクションの製造施工販売を行っており、これにはS&S Worldwide, Inc.、Vekoma Rides B.V.及びその子会社が関与しています。舞台装置部門では、劇場や文化ホールの舞台機構、テレビやイベント会場の電飾や機械装置の製造施工販売を、㈱テルミックと共に展開しています。

昇降機部門では、エレベーターやエスカレーター、パーキング装置などの昇降機械装置の製造施工販売を手掛けています。これら三部門の製品に対する保守及び改修工事は、㈱サンセイメンテナンス及びサンセイメンテナンス㈱が担当し、地域に応じてサービスを提供しています。

その他の事業として、㈱サンエースが国内の遊園地でレジャーサービスの提供や運営管理を行い、サンセイファシリティーズ㈱が同社所有の駐車場などの管理を行っています。これらの多岐にわたる事業展開により、三精テクノロジーズグループは幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。

経営方針

三精テクノロジーズは、2022年度を初年度とする新中期経営計画「We Grow, New “TEAM Sansei”!」を策定し、グループ全体での一段の進化と成長に注力しています。この計画では、コロナ後の市場回復と国内の大型案件の確実な獲得を通じて、既存事業の成長を目指すとともに、新たな事業分野への参入・構築にも取り組んでいます。さらに、持続的な成長を支える経営基盤の強化と、環境保全や社会的課題解決への積極的な取り組みも進めています。

同社は、ウィズコロナの環境下での経済活動の回復傾向を背景に、国内外での需要回復を確実に取り込むことで各事業の成長を図ります。特に、遊戯機械事業では、米国市場や東アジア、中東での営業力強化に注力。舞台設備事業では、コンサートやイベント向けの仮設舞台装置の需要回復に対応し、映像制作関連分野への取り組みも進めています。昇降機事業では、保守・改修事業の拡充を図り、安定的な収益基盤の構築を目指しています。

また、新たな事業分野への参入や構築に向けた戦略的な事業提携やM&Aなどのインオーガニックな取り組みも進めており、経営基盤の強化とサステナビリティへの取り組みにも力を入れています。これには、生産性向上や高品質かつ効率的な製造の推進、環境負荷軽減への取り組み、多様な人材の育成や働きやすい労働環境の整備などが含まれます。

三精テクノロジーズは、これらの戦略を通じて、業績の反転と中長期的な持続的成長、企業価値の向上を目指しています。