鶴見製作所JP:6351

時価総額
¥1205.1億
PER
13.5倍
水中ポンプを主力とする各種ポンプや環境装置の製造販売、工事業、不動産賃貸、機械リース業などを展開。

事業内容

鶴見製作所は、主に水中ポンプを中心とした各種ポンプや環境装置の製造、販売を行っています。同社は日本国内外に子会社を持ち、ポンプ関連の製品やサービスを提供しています。日本では、株式会社ツルミテクノロジーサービスが不動産賃貸や機械のリースを行い、株式会社テクノロジーサービス北條が機械の賃貸や修理を手がけています。

北米では、TSURUMI(AMERICA),INC.が鶴見製作所の製品を販売しています。アジア地域では、TSURUMI PUMP TAIWAN CO.,LTD.やTSURUMI PUMP VIET NAM CO.,LTD.がポンプの製造販売を行い、TSURUMI PUMP HONG KONG CO.,LTD.などが販売を担当しています。これにより、アジア市場でのプレゼンスを強化しています。

欧州では、ZENIT INTERNATIONAL S.P.A.とその子会社がポンプの製造販売を行っています。これにより、鶴見製作所は欧州市場での事業拡大を図っています。その他の地域では、SHANGHAI TSURUMI PUMP CO.,LTD.が製造販売を行い、TSURUMI AUSTRALIA PTY LTDが販売を担当しています。

また、鶴見製作所はアフリカや中東地域にも進出しており、TSURUMI PUMPS AFRICA(PTY)LTDやTSURUMI PUMP MIDDLE EAST FZCOが製品の販売や受注仲介を行っています。これにより、グローバルな市場での競争力を高めています。

経営方針

鶴見製作所は、経営理念「水と人とのやさしいふれあい」のもと、ポンプ事業を通じて地球環境保護に貢献することを目指しています。同社は「創造・調和・情熱」を重視し、独自技術で社会に新しい流れを生み出すことを基本方針としています。

中期経営計画「Transformation 2027」では、2030年に向けた持続可能な社会と企業価値向上を目指しています。国内では、異常気象対策として災害復旧用水中ポンプの供給体制を強化し、京都工場の新棟建設や設備投資を進めています。

海外では、イタリアのZENIT INTERNATIONAL S.P.A.を完全子会社化し、製品ラインナップの強化や販売ネットワークの拡大を図っています。これにより、グローバルな経営基盤の強化を最重要課題と位置づけています。

また、サステナビリティ実現に向けた新ブランドスローガン「For The Earth, For All The People」を掲げ、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。資本コストを意識した経営でROE10%以上を目標とし、株主還元にも注力しています。