鶴見製作所JP:6351

時価総額
¥919.9億
PER
11.7倍
水中ポンプを中心に各種ポンプ、環境装置の製造販売、賃貸、修理、アフターサービス、機械器具設置工事から古物商まで多岐にわたる事業を展開。

沿革

1951年12月

農工用バーチカルポンプの製造を目的として、大阪市城東区鶴見町(現・鶴見区)に資本金50万円をもって設立

1960年1月

東京営業所(現・東京支店)、大阪営業所(現・近畿支店)を新設

1965年4月

札幌営業所(現・北海道支店)を新設

1966年8月

福岡営業所(現・九州支店)を新設

1968年5月

仙台営業所(現・東北支店)、広島営業所(現・中国支店)を新設

1969年3月

北陸営業所(現・北陸支店)、名古屋営業所(現・中部支店)、四国営業所(現・四国支店)を新設

1976年9月

香港にH&E TSURUMI PUMP CO.,LTD. を設立

1978年11月

シンガポールにTSURUMI(SINGAPORE)PTE.LTD. を設立(現・連結子会社)

1979年7月

アメリカにTSURUMI(AMERICA),INC. を設立(現・連結子会社)

1981年5月

大阪証券取引所市場第二部に上場

1983年2月

株式会社ツルミファイナンスを設立

1988年7月

東京証券取引所市場第二部に上場

1989年11月

台湾にANATOLE(TAIWAN)CO.,LTD. を設立、当社出資

1990年3月

東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第一部指定

1994年7月

旧京都工場収用にともない、新京都工場が完成

1997年3月

本店社屋老朽化にともない、新社屋が完成

1997年9月

台湾に生産拠点として台湾鶴義有限公司を設立

2000年1月

東京本社、東京支店社屋が完成

2001年12月

台湾のANATOLE(TAIWAN)CO.,LTD. と台湾鶴義有限公司が合併しTSURUMI PUMP TAIWAN CO.,LTD.
を設立(現・連結子会社)

2002年1月

マレーシアにTSURUMI PUMP(M)SDN.BHD. を設立、当社出資(現・関連会社)

2002年6月

中華人民共和国にSHANGHAI TSURUMI PUMP CO.,LTD. を設立(現・連結子会社)

2004年11月

株式会社ツルミファイナンスを株式会社ツルミアワムラに商号変更

2004年12月

株式会社粟村製作所からポンプ事業に関する営業を譲受ける

2005年8月

株式会社粟村製作所の関連会社であったAWAMURA VACUUM ENGINEERING(SHANGHAI)CO.,LTD.を譲受け、TSURUMI VACUUM ENGINEERING(SHANGHAI)CO.,LTD.に商号変更(現・連結子会社)

2005年12月

株式会社粟村製作所の子会社であったAWAMURA PUMP KOREA CO.,LTD.を譲受け、TSURUMI PUMP
KOREA CO.,LTD.に商号変更(現・非連結子会社)

2006年10月

株式会社ツルミアワムラを株式会社ツルミテクノロジーサービスに商号変更(現・連結子会社)

2007年10月

タイ国にTSURUMI PUMP(THAILAND)CO.,LTD.を設立、当社出資

2011年5月

中華人民共和国にSHANDONG TSURUMI HONGQI ENVIRONMENTAL TECHNOLOGY CO.,LTD.を設立、当社出資(現・関連会社)

2012年3月

中華人民共和国のHANGZHOU NANFANG HAOYUAN PUMP INDUSTRY CO.,LTD.の持分を譲受け、HANGZHOU CNP-TSURUMI PUMP CO.,LTD.に商号変更(現・関連会社)

2012年11月

2013年10月

2014年10月

2017年2月

2018年9月

2019年2月

2019年8月

2020年9月

2020年10月

2020年11月

台湾のTSURUMI PUMP TAIWAN CO.,LTD.の新工場が完成

インドネシア共和国のPT. TSURUMI POMPA INDONESIA に当社出資(現・関連会社)

アラブ首長国連邦にTSURUMI PUMP MIDDLE EAST FZCO を設立、当社出資(現・非連結子会社)

ベトナム社会主義共和国にTSURUMI PUMP VIET NAM CO.,LTD.を設立、当社出資(現・連結子会社)

株式会社ツルミテクノロジーサービスが栃木県の株式会社北條モータースの株式を追加取得

したことにより持分が70%となる

中華人民共和国のSHANGHAI TSURUMI PUMP CO.,LTD.の新工場が完成

オーストラリア連邦のTSURUMI AUSTRALIA PTY LTD の株式を取得(現・非連結子会社)

南アフリカ共和国のTSURUMI PUMPS AFRICA(PTY)LTD の株式を取得(現・非連結子会社)

株式会社北條モータースを株式会社テクノロジーサービス北條に商号変更(現・連結子会社)

H&E TSURUMI PUMP CO.,LTD. をTSURUMI PUMP HONG KONG CO.,LTD.に商号変更(現・連結子会社)

2021年7月

株式会社アロイテクノロジーを設立、株式会社ツルミテクノロジーサービス出資(現・非連結子会社)

2021年12月

米子工場の新大型ポンプ生産棟が完成

2022年2月

TSURUMI PUMP(THAILAND)CO.,LTD.の株式を追加取得したことにより持分が97%となる(現・連結子会社)

2022年3月

株式会社アロイテクノロジーが大阪府八尾市のアロイ金属工業株式会社からステンレス鋼・高クロム鋳鉄の製造・販売事業を譲受ける

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2022年9月

イタリア共和国のZENIT INTERNATIONAL S.P.A.の株式を取得(現・持分法適用関連会社)

2023年1月

株式会社アロイテクノロジーの鋳造工場が完成

事業内容

鶴見製作所グループは、鶴見製作所を中心に、子会社15社及び関連会社5社で構成されています。同社は、水中ポンプを主力製品として、各種ポンプ、環境装置、およびそれらの関連機器の製造、仕入れ、販売(輸出入含む)及び賃貸を行っています。また、これらの製品に関連する修理やアフターサービス、さらには機械器具設置工事業、土木工事業、電気工事業、管工事業、水道施設工事業、清掃施設工事業、鋼構造物工事業、古物商、固定資産のリース業、各種ポンプ部品の鋳造、製造、仕入れ及び販売業など、幅広い事業活動を展開しています。

日本国内では、鶴見製作所がポンプと関連機器の製造販売、工事業等を手掛ける一方で、子会社の株式会社ツルミテクノロジーサービスは不動産賃貸や機械、事務用機器、車両のリース業等を、株式会社テクノロジーサービス北條は機械等の賃貸、販売及び修理業等を行っています。また、非連結子会社の株式会社アロイテクノロジーは各種ポンプ部品の鋳造、製造、仕入れ及び販売業等を担当しています。

北米とアジアにおいては、TSURUMI(AMERICA),INC.、TSURUMI PUMP TAIWAN CO.,LTD.、TSURUMI PUMP VIET NAM CO.,LTD.、TSURUMI PUMP HONG KONG CO.,LTD.、TSURUMI(SINGAPORE)PTE.LTD.、TSURUMI PUMP(THAILAND)CO.,LTD.などの子会社が、鶴見製作所グループの製品販売を行っています。さらに、非連結子会社及び関連会社として、TSURUMI PUMP KOREA CO.,LTD.、TSURUMI PUMP(M)SDN.BHD.、PT.TSURUMI POMPA INDONESIAが製品販売を担当しています。

その他の地域では、SHANGHAI TSURUMI PUMP CO.,LTD.、TSURUMI VACUUM ENGINEERING(SHANGHAI)CO.,LTD.が主にポンプ等の製造販売を行い、TSURUMI AUSTRALIA PTY LTD、TSURUMI PUMPS AFRICA(PTY)LTD、TSURUMI PUMP MIDDLE EAST FZCOが製品販売及び受注仲介を行っています。また、持分法適用関連会社ZENIT INTERNATIONAL S.P.A.や持分法非適用関連会社SHANDONG TSURUMI HONGQI ENVIRONMENTAL TECHNOLOGY CO.,LTD.、HANGZHOU CNP-TSURUMI PUMP CO.,LTD.がポンプ等の製造販売を手掛けています。

経営方針

鶴見製作所グループは、水中ポンプを中心に、環境装置や関連機器の製造・販売を行う企業です。同社は、「水と人とのやさしいふれあい」を経営理念に掲げ、地球環境保護に貢献することを目指しています。その成長戦略として、2022年3月期から2024年3月期までの中期3ヶ年経営計画「NEXT100」を策定し、創業100周年を超えて次の100年への飛躍を目指しています。

この計画では、国内部門では異常気象への対策として災害復旧用水中ポンプの供給体制を強化し、新たに「ものづくり革新プロジェクト」を発足させています。このプロジェクトでは、京都工場の新棟建設や設備投資を通じて、生産効率の向上や事業継続計画(BCP)対策の強化を図ります。海外部門では、インフラ整備に必要な設備製品の需要拡大を目指し、グローバル戦略による経営基盤の強化を進めています。

さらに、サステナビリティの実現に向けて、新ブランドスローガン「For The Earth, For All The People」を掲げ、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。経営環境の変化に対しても、社会インフラに直結した製品の提供を続けることで、需要減少の影響を最小限に抑え、製品供給の安定化を図っています。

鶴見製作所グループは、これらの戦略を通じて、長期的な成長基盤と収益基盤の拡大を目指し、社会の課題解決に貢献していく姿勢を示しています。