アイチコーポレーションJP:6345

時価総額
¥888.9億
PER
18.9倍
特装車や高所作業車の製造・販売、部品・修理サービス、研修提供を手がける。

沿革

1962-02「特殊自動車および特殊機械器具の製作ならびに売買」を目的として名古屋市瑞穂区に資本金2,500千円をもって会社設立
1962-10大阪市に大阪営業所を設置
1963-04東京都に東京営業所を設置
1964-07東京、大阪各営業所を支店に昇格
1965-02名古屋市に名古屋支店を設置
1965-10埼玉県与野市(現さいたま市中央区)に生産工場浦和工場を設置
1970-08埼玉県上尾市領家工業団地に上尾工場を設置
1973-01本店を名古屋市昭和区に移転
1974-10子会社九州愛知車輌株式会社(愛知車輌工業株式会社に社名変更)を設立
1975-10本店を名古屋市中区に移転
1976-01子会社愛知車輌北陸販売株式会社(株式会社北越アイチに社名変更)を設立
1978-03子会社愛知車輌九州販売株式会社(株式会社九州アイチに社名変更)を設立
1978-11子会社愛知車輌中国販売株式会社(株式会社中国アイチに社名変更)を設立
1978-12子会社愛知車輌北海道販売株式会社(株式会社北海道アイチに社名変更)を設立
1981-01名古屋証券取引所市場第二部に上場
1982-03子会社愛知車輌東北販売株式会社(株式会社東北アイチに社名変更)を設立
1982-11子会社愛知車輌四国販売株式会社(株式会社四国アイチに社名変更)を設立
1985-12群馬県利根郡新治村(現利根郡みなかみ町)に新治工場を設置
1987-04東京証券取引所市場第二部に上場
1988-11東京証券取引所、名古屋証券取引所の市場第一部銘柄に指定
1990-06子会社株式会社アステックを設立
1992-04愛知車輌株式会社より株式会社アイチコーポレーションに社名変更
1995-04中華人民共和国浙江省杭州市に関連会社合弁会社杭州愛知工程車輌有限公司を設立
1997-10子会社AICHI U.S.A. INC.を設立
1999-04子会社株式会社アイチ研修センターを設立
子会社株式会社東北アイチが株式会社北海道アイチを吸収合併し、株式会社北日本アイチに社名変更
子会社株式会社中国アイチが株式会社四国アイチを吸収合併し、株式会社中四国アイチに社名変更
2000-01子会社愛知車輌工業株式会社の出資により関連会社株式会社ピー・エス・エムを設立
株式会社レンテックの株式追加取得により関連会社とする
2000-07株式会社レンテックの株式追加取得により子会社とする
2002-04株式会社豊田自動織機と業務・資本提携契約を締結
2002-05株式会社豊田自動織機に第三者割当増資を実施し、同社の関連会社となる
2003-04子会社株式会社北日本アイチ、株式会社北越アイチ、株式会社中四国アイチおよび株式会社九州アイチを吸収合併し、北日本支店、北日本支店北海道、名古屋支店北陸、中四国支店、中四国支店四国および九州支店を設置
2003-05株式会社豊田自動織機による新株予約権の行使に伴い同社の子会社となる
2004-05子会社株式会社アステックを吸収合併
2004-10本店を埼玉県上尾市に移転
2006-08杭州愛知工程車輌有限公司の追加出資により子会社とする
2006-09子会社愛知車輌工業株式会社の株式会社ピー・エス・エムの株式追加取得により子会社とする
2008-04子会社株式会社ピー・エス・エムを子会社愛知車輌工業株式会社が吸収合併
2010-04子会社愛知車輌工業株式会社を吸収合併
2010-10子会社株式会社レンテックを吸収合併
2011-04杭州愛知工程車輌有限公司の出資金の一部を譲渡したことにより関連会社とする
2014-03子会社AICHI U.S.A. INC.を清算
2015-03子会社Aichi Europe B.V.を清算
2016-01東京支店、名古屋支店および大阪支店を関東支店、中部支店および関西支店にそれぞれ名称変更
2017-04子会社AICHI AUS PTY LTDを設立
2017-05子会社AICHI NZ LIMITEDを設立
2019-06子会社株式会社アイチ研修センターを吸収合併
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプレミア市場へ移行
2023-12子会社AICHI AUS PTY LTDを清算

事業内容

アイチコーポレーションは、株式会社豊田自動織機の連結子会社として、特装車の販売や部品の販売・購入などの取引を行っています。同社グループは、アイチコーポレーション、子会社3社、関連会社1社で構成され、電力・電気・通信工事用の穴掘建柱車や高所作業車、建設・荷役用の高所作業車の製造、販売、部品・修理、スキッドステアローダーの製造・販売、高所作業車の研修を手がけています。

また、一部の高所作業車は、親会社へOEM供給も行っており、グループ各社はそれぞれが高所作業車等の製造・販売およびアフターサービスなどの付帯業務に関連する事業を営んでいます。しかし、各報告セグメントは売上区分ごとに区分されており、グループ各社の事業と各報告セグメントを紐付けるのが困難であるため、連結グループが営む事業に対する各社の位置付けが記載されています。

製造部門では、穴掘建柱車、高所作業車、スキッドステアローダーおよびその他特装車の製造を行っており、浙江愛知工程機械有限公司や杭州愛知工程車輌有限公司などが中華人民共和国で高所作業機械や特装車の製造を担当しています。

販売部門では、国内外への特装車の販売を行い、浙江愛知工程機械有限公司は中華人民共和国内およびアイチコーポレーションへの自社製品の販売、AICHI NZ LIMITEDはニュージーランド国内で、AICHI AUS PTY LTDはオーストラリア国内で製品の販売を行っています。

部品・修理部門では、国内外で部品販売・修理等のアフターサービスを提供しており、各地域でのサービス提供を強化しています。

その他の事業として、高所作業車等に関する研修を行っており、同社グループは幅広い事業を通じて特装車関連のニーズに応えています。

経営方針

アイチコーポレーションは、不透明な経済環境の中で、作業環境創造企業としての経営基本方針に基づき、事業活動を展開しています。同社は、事業構造改革を通じて高収益企業への転換を目指し、積極的な投資と事業拡大、収益構造改革、経営基盤の強化を中期的成長のキーワードとして掲げています。また、全社を挙げて原価低減と業務効率化に取り組み、利益創出に努めると共に、内部統制システムの整備・運用とコーポレート・ガバナンスの充実・強化にも注力しています。

優先的に対処すべき事業上および財務上の課題として、安全な職場環境の整備、CSRの徹底、社員のモチベーション向上、モノづくり体質の強化、先進技術開発と新事業モデルの確立、商品価値向上と原価改善活動の強化、そして戦略的営業体質の強化による売上拡大を挙げています。これらの課題解決には、成長戦略としての投資資金の確保、経済環境の変化への対応、適切な資産配分を通じた財務体質の強化が必要と認識しています。

アイチコーポレーションは、特装車の販売や部品の販売・購入などを行い、高所作業車等の製造・販売およびアフターサービスに関連する事業を通じて、顧客の業績向上に貢献することを目指しています。同社は、これらの成長戦略と課題対応を通じて、中長期的な経営戦略の実現を目指しています。