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帝国電機製作所JP:6333
沿革
1939年9月 |
「鉄道保安装置の製作販売及び一般電気機械の製作販売」を事業目的として、大阪市北区に株式会社帝国電機製作所を設立 |
1944年2月 |
事業拡大と戦時疎開のため、兵庫県揖保郡新宮町に工場を移転 |
1960年4月 |
自社製品キャンドモータポンプの初号機が完成 |
1961年4月 |
キャンドモータポンプの発売を開始 |
1961年7月 |
兵庫県揖保郡新宮町(現在の本店所在地)に新たに新宮工場を竣工 |
1962年4月 |
兵庫県揖保郡新宮町に㈱協和電機製作所(連結子会社)を設立 |
1963年4月 |
テイコクかくはん機が完成、国内及び米、英、仏、西独に特許出願 |
1963年12月 |
兵庫県佐用郡佐用町に㈱平福電機製作所(連結子会社)を設立 |
1966年11月 |
兵庫県佐用郡上月町に上月電装㈱(連結子会社)を設立 |
1968年12月 |
兵庫県揖保郡新宮町に㈱帝伸製作所(連結子会社)を設立 |
1987年3月 |
新宮工場が「高圧ガス製造設備認定事業所」として認可を受ける |
1991年11月 |
米国デラウェア州ドバー市にTEIKOKU USA INC.(連結子会社)を設立 |
1994年12月 |
中国遼寧省大連市に大連キャンドモータポンプ廠との合弁会社大連帝国キャンドモータポンプ有限公司(連結子会社)を設立 |
1996年5月 |
国際品質保証規格「ISO9001」の認証を取得 |
1999年1月 |
台湾台北市に台湾帝国ポンプ有限公司(連結子会社)を設立 |
1999年3月 |
シンガポールにTEIKOKU SOUTH ASIA PTE LTD.(連結子会社)を設立 |
1999年5月 |
大阪証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2001年3月 |
国際環境管理規格「ISO14001」の認証を取得 |
2001年11月 |
合弁会社であった大連帝国キャンドモータポンプ有限公司を完全子会社化 |
2002年8月 |
ドイツデュッセルドルフ市にTEIKOKU ELECTRIC GmbH(連結子会社)を設立 |
2003年2月 |
TEIKOKU USA INC.が米国のCRANE PUMPS & SYSTEMS INC.からケミポンプ事業部を買収 |
2005年2月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2005年10月 |
韓国ソウル特別市にTEIKOKU KOREA CO.,LTD.(連結子会社)を設立 |
2006年9月 |
東京証券取引所市場第一部に指定 |
2007年2月 |
大阪証券取引所市場第一部に指定 |
2009年2月 |
中国江蘇省無錫市に無錫大帝キャンドモータポンプ修理有限公司(連結子会社)を設立 |
2009年6月 |
中国山東省済南市に済南大帝キャンドモータポンプ修理有限公司(連結子会社)を設立 |
2010年5月 |
TEIKOKU USA INC.が米国のTEXAS PROCESS EQUIPMENT COMPANY社のキャンドモータポンプ修理サービス事業部を買収 |
2013年8月 |
兵庫県たつの市に光都工場を竣工 |
2013年12月 |
中国四川省成都市に成都大帝キャンドモータポンプ修理有限公司(連結子会社)を設立 |
2017年4月 |
インドのHYDRODYNE(INDIA)PVT.LTD.(現:HYDRODYNE TEIKOKU(INDIA)PVT.LTD.)の株式を取得し子会社化 |
2017年4月 |
兵庫県たつの市に本社新工場を竣工 |
2019年9月 |
中国遼寧省大連市に大連大帝キャンドモータポンプ修理有限公司(連結子会社)を設立 |
2020年3月 |
済南大帝キャンドモータポンプ修理有限公司を清算 |
2020年7月 |
成都大帝キャンドモータポンプ修理有限公司を清算 |
2020年12月 |
無錫大帝キャンドモータポンプ修理有限公司を清算 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
事業内容
帝国電機製作所グループは、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業セグメントには、「ポンプ事業」、「電子部品事業」、そして「その他」の事業が含まれます。
ポンプ事業では、キャンドモータポンプ、定量ポンプ、その他のポンプを製造しており、これらはケミカル機器、高圧ガス機器、冷凍機・空調機器、半導体機器、電力関連機器など、幅広い分野で使用されています。帝国電機製作所は、国内外での販売及びアフターサービスを行っており、特に海外では台湾、シンガポール、韓国、ヨーロッパ、米国、中国、インドに子会社を持ち、地域に応じたサービスを提供しています。
電子部品事業では、自動車用電装品や産業機器用基板を製造しています。このセグメントでは、コントロールユニットやカーエレクトロニクス、シーケンサ用基板などが主要製品です。子会社の株式会社平福電機製作所が製造を担当し、三菱電機株式会社などの主要取引先に販売しています。
「その他」の事業セグメントでは、特殊機器の製造を行っており、永久磁石発電機などが含まれます。このセグメントにおいても、子会社が製造を担い、帝国電機製作所が販売を行っています。
帝国電機製作所グループは、これらの事業を通じて、多様な産業分野に対して高品質な製品とサービスを提供し、国内外での事業展開を積極的に行っています。
経営方針
帝国電機製作所グループは、創業以来の社是「みんなで良くなろう」「誠実に事に当たろう」「積極的にやろう」を基に、持続可能な社会の実現に貢献する製品づくりを目指しています。同社は、人々の暮らしや社会に役立つ安心・安全な製品を提供し、関わる全ての人々に幸せを感じてもらうことを経営の基本としています。経営理念には、「事業活動を通じて人の心を豊かにし、持続可能な社会の実現に貢献する」という思いが込められています。
経営戦略として、帝国電機製作所グループは、グローバル化が進む経済環境の中で、経営資源を積極的に活用し、技術・営業・生産・管理・サービス・物流のイノベーションを推進しています。特に、完全無漏洩構造のキャンドモータポンプ技術をコアに、技術集約型企業グループとしての地位を強化し、事業領域の拡大を図っています。2021年度から始まった3年間の中期経営計画では、「すべてのステークホルダーの満足度向上」を中期ビジョンとし、2024年3月期の業績目標を売上高281億円、営業利益45億円、ROE10.5%に設定しています。
さらに、帝国電機製作所グループは、強固な企業体質の構築、人材育成、ESGの積極的推進に注力しています。これらの取り組みを通じて、収益力の強化、多様な人材の採用・育成、社会のサステナビリティへの貢献を目指しています。主力製品であるキャンドモータポンプを通じて、地球環境や世界の人々の安全に貢献することをミッションとし、事業を展開しています。