- 日本企業
- 北川精機
北川精機JP:6327
沿革
1957年1月 |
合板機械の製造販売を目的として広島県府中市府川町に株式会社寿製作所を設立 |
1958年8月 |
合板用ホットプレスを開発し、製造販売を開始 |
1959年3月 |
大阪市西区南堀江に大阪営業所(現 大阪出張所)を新設 |
1960年9月 |
商号を北川精機株式会社に変更 |
1962年1月 |
東京都豊島区巣鴨に東京営業所を新設 |
1966年7月 |
新規事業分野として搬送機械部門への進出を図り、フロアーリフト、油圧エレベーターを開発し、 製造販売を開始 |
1969年11月 |
広島県芦品郡新市町に新市工場を新設(熱盤の製造) |
1973年2月 |
広島県府中市中須町に中須工場を新設(搬送機械の製造) |
1982年11月 |
多層プリント基板成形プレス(基板を何層も重ねた高精度のプレス機)を開発し、製造販売を開始 |
1983年4月 |
ソリッドストッカー(搬送部門における省力化、省スペース設備)を開発し、製造販売を開始 |
1985年7月 |
本社屋を本社工場隣接地に新築 |
1987年4月 |
大型真空積層プレス(20段プレス)を開発し、製造販売を開始 |
1988年6月 |
広島県府中市本山町に本山工場を新設(プレス機械の組立) |
1990年12月 |
高温複合成形用ホットプレス(不活性ガス内で最高温度600℃に加熱成型)を開発し、製造販売を開始 |
1991年1月 |
東京営業所が支店に昇格 |
1992年3月 |
油圧ユニットの安定確保を図るため株式会社日本油圧電業を買収し、商号をホクセイ工業株式会社(現 連結子会社)に変更 |
1992年6月 |
業容拡大、生産効率向上のため本社、本社工場を現在地に新築、移転し、旧本社工場は府川工場として使用し、中須工場、新市工場は閉鎖 |
1993年2月 |
自動面取機の営業権を譲受け、製造販売を開始 |
1998年6月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録銘柄として登録 |
1998年12月 |
本社工場隣接地に本社東工場を新設(2016年3月30日譲渡 2017年11月1日隣接した当社敷地内に新築移転、名称を本社工場D棟に変更) |
1999年6月 |
建材機械事業の強化を図るためキタガワエンジニアリング株式会社(連結子会社:2019年8月除外)を設立 |
1999年7月 |
建材機械事業をキタガワエンジニアリング株式会社(連結子会社:2019年8月除外)へ移管 |
2003年12月 |
新規事業分野としてソーラーシステム部門への進出を図り、太陽光発電用シリコンウェハーの製造、販売のためケーエスエス株式会社(連結子会社:2012年1月清算結了)を設立 |
2004年3月 |
ソーラーシステム事業が製造販売を開始 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2006年1月 |
新規事業分野として電気二重層キャパシタ(Electric Double Layer Capacitor)部門への進出を図り、キャパシタ他販売のためKST株式会社(連結子会社 北川商事株式会社:2014年8月清算結了)を設立 |
2009年11月 |
多段真空ラミネータ装置を開発し、製造販売を開始 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 |
2011年2月 |
本社工場隣接地に本社PV工場を新設(2016年3月30日譲渡) |
2011年7月 |
産業機械事業の販売強化を図るため北川精机貿易(上海)有限公司(現 連結子会社)を中国に設立 |
2012年6月 |
電気二重層キャパシタ及び太陽光発電用シリコンウェハー(ソーラーシステム事業)の製造から撤退 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 |
2016年2月 |
熱可塑性樹脂シート成形用真空プレス装置を開発し、製造販売を開始 |
2017年6月 |
新株予約権(業績目標コミットメント型ストック・オプション)の行使により資本金1,335百万円に増資 |
2017年8月 |
キタガワエンジニアリング株式会社(連結子会社:2019年8月除外)が製造効率化のため、株式会社中國機設(連結子会社:2019年8月除外)を買収し、当社の孫会社化 |
2019年8月 |
当社が保有するキタガワエンジニアリング株式会社の全株式(保有比率48.0%)を同社へ譲渡したため、同社を連結対象から除外 これに伴い、同社の100%子会社である株式会社中國機設(当社における孫会社)も当社の連結対象から除外 |
2019年11月 |
欠損填補のため資本金300百万円に減資 |
2020年3月 |
CFRTP(一方向連続繊維)用積層成形装置を開発 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行 |
事業内容
北川精機及びその連結子会社2社は、産業機械の製造および販売を主軸とする事業を展開しています。同社グループの事業は大きく分けて「産業機械事業」と「その他」のセグメントに分類されますが、報告上のセグメントは産業機械事業のみであり、その他のセグメントは重要性が低いため詳細な記載が省略されています。
産業機械事業においては、プリント基板プレス装置、新素材プレス装置、ラミネータ装置、FA・搬送機械などを製造し、これらを得意先に販売しています。これらの製品は、北川精機が直接製造し、国内外の顧客に提供しています。特に、連結子会社である北川精機貿易(上海)有限公司は、中国市場における販売を担当しており、同地域の得意先への販売を強化しています。
一方、「その他」のセグメントでは、連結子会社ホクセイ工業株式会社が製造する油圧機器が含まれます。これらの製品はホクセイ工業から直接顧客に販売されており、同社グループの製品ラインナップの一環として位置づけられています。
北川精機グループは、これらの事業を通じて、産業機械分野における技術力と製品提供能力を強化し、国内外の市場での競争力を高めています。
経営方針
北川精機は、産業機械の製造および販売を主軸に展開しており、特にプリント基板プレス装置や新素材プレス装置などの分野で事業を行っています。同社は、技術力と製品提供能力の強化を通じて、国内外の市場での競争力を高めることを目指しています。
経営方針として、「英知と創造」を掲げ、技術者集団の水準向上と顧客満足度の向上を目指しています。また、設計革新と生産技術革新により、創造的製品の開発を進めています。これにより、独自の「複合制御システム」を基本に、高性能・高品質な製品開発を通じて、顧客の新製品開発や生産効率向上に貢献しています。
中期経営計画では、2022年6月期から2024年6月期までの期間を設定し、最終年度である2024年6月期の目標として、売上高5,300百万円、営業利益600百万円を掲げています。この計画の下、北川精機は、デジタルトランスフォーメーションやIoT化の進展、脱炭素化社会の実現に伴う自動車の電動化・軽量化、5Gの普及など、変化する事業環境に対応し、持続的な成長を目指しています。
具体的な成長戦略としては、既存事業での技術的深化と新規事業への経営資源の集中、市場拡大に合わせた生産能力の増強と収益性・競争力・製品/サービス品質の向上、活力溢れる組織作りとデジタル化の推進の3つの重点項目に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、北川精機は、持続可能な成長基盤の構築を目指しています。