- 日本企業
- 小松製作所
小松製作所JP:6301
沿革
1921年5月 |
竹内鉱業㈱より小松鉄工所を分離独立、石川県小松町(現、小松市)に㈱小松製作所設立 |
1922年4月 |
竹内鉱業㈱より小松電気製鋼所を譲受 |
1938年5月 |
粟津工場を新設 |
1949年5月 |
東京、大阪の両証券取引所に株式を上場 |
1952年10月 |
大阪工場を新設 |
1952年12月 |
池貝自動車製造㈱を吸収合併し川崎工場とする 中越電化工業㈱を吸収合併し氷見工場とする |
1962年12月 |
小山工場を新設 |
1985年4月 |
メカトロニクス、新素材開発等の先端的高度技術研究のための研究所を新設 |
1988年9月 |
米国ドレッサー社と合弁でコマツドレッサーカンパニー(その後、米州コマツカンパニーに社名変更し、コマツアメリカ㈱に事業統合された)を設立 |
1994年6月 |
コマツ産機㈱、コマツ工機㈱(その後、コマツNTC㈱に吸収合併された)を設立し、産業機械に関する営業の一部を譲渡 |
1997年7月 |
コマツキャステックス㈱を設立し、同年10月、鋳造事業に関する営業を譲渡 |
2006年10月 |
コマツ電子金属㈱(現、SUMCO TECHXIV㈱)の発行済株式の過半を㈱SUMCOに譲渡 |
2007年1月 |
茨城工場、金沢工場を新設 |
2007年4月 |
小松ゼノア㈱の油圧機器事業を吸収分割により承継 |
2007年4月 |
小松フォークリフト㈱が小松ゼノア㈱を吸収合併、コマツユーティリティ㈱に商号変更し、農林機器事業をハスクバーナ・ジャパン㈱(現、ハスクバーナ・ゼノア㈱)に譲渡 |
2008年3月 |
㈱日平トヤマ(現、コマツNTC㈱)の発行済株式の過半を取得 |
2008年8月 |
㈱日平トヤマ(現、コマツNTC㈱)を株式交換により完全子会社化 |
2009年4月 |
日本国内における建設機械の販売・サービス事業を吸収分割によりコマツ東京㈱に承継 |
コマツ東京㈱が日本国内の建設機械総販売代理店等12社を吸収合併、コマツ建機販売㈱に商号変更 |
|
2010年4月 |
大型プレス機械の製品開発、販売及びサービス事業を吸収分割によりコマツ産機㈱に承継 |
2011年4月 |
コマツユーティリティ㈱を吸収合併 |
2014年10月 |
コマツディーゼル㈱を吸収合併 |
2017年4月 |
米国ジョイ・グローバル社(現、コマツマイニング㈱)の発行済株式のすべてをコマツアメリカ㈱を通じて取得 |
2018年4月 |
コマツ特機㈱を吸収合併 |
2018年4月 |
コマツ建機販売㈱がコマツレンタル㈱及びコマツリフト㈱を吸収合併、コマツカスタマーサポート㈱に商号変更 |
2018年10月 2021年7月 |
コマツキャステックス㈱を吸収合併 スマートコンストラクション事業に関する権利義務の一部を㈱ランドログに承継、同社は、商号を㈱EARTHBRAINに変更 |
2022年10月 |
コマツキャブテック㈱を吸収合併 |
事業内容
小松製作所グループは、主に「建設機械・車両」、「リテールファイナンス」、「産業機械他」という3つの主要事業セグメントを展開しています。これらのセグメントを通じて、製品の研究開発から生産、販売、サービス、販売金融に至るまで、幅広い事業活動を国内外で行っています。
建設機械・車両事業では、油圧ショベル、ロープショベル、ミニショベル、バックホーローダー、ブラストホールドリルなどの掘削機械をはじめ、ホイールローダー、ブルドーザー、ダンプトラック、林業機械、地下建設機械など多岐にわたる製品を提供しています。また、無人ダンプトラック運行システム(AHS)、スマートコンストラクション、KOMTRAXなどのソリューションビジネスも展開しています。
リテールファイナンス事業では、建設・鉱山機械のリースや割賦販売を行っており、小松製作所の製品を利用する顧客に対して、資金調達のサポートを提供しています。
産業機械他事業では、鍛圧機械、板金機械、工作機械、防衛関連製品、温度制御機器、光学機械など、多様な産業分野に向けた製品群を展開しています。これには、サーボプレス、レーザー加工機、マシニングセンター、弾薬、装甲車、サーモモジュール、半導体製造用温度制御機器、半導体露光装置用エキシマレーザーなどが含まれます。
これらの事業を通じて、小松製作所グループは、建設機械業界をはじめとする多様な産業分野で、革新的な製品とサービスを提供し続けています。
経営方針
小松製作所グループは、中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」を推進しています。この計画は、2022年度から2024年度の3年間にわたり、安全で生産性の高い、スマートでクリーンな未来の現場を実現することを目指しています。具体的には、製品の高度化、稼働の高度化、現場全体の最適化を三位一体とする新たな顧客価値の創出に取り組んでいます。
同社は、モノ(機械の自動化・自律化と効率化・低排出カーボン化)とコト(顧客プロセス全体の最適化)の両面でイノベーションを推進し、2050年までにカーボンニュートラルを目指す経営目標を掲げています。
成長戦略の3本柱として、イノベーションによる成長の加速、稼ぐ力の最大化、レジリエントな企業体質の構築に取り組んでいます。これには、電動化や自動化・自律化・遠隔操作化、コンポーネントやシステム開発などの技術分野、ソリューションビジネスやバリューチェーンビジネス、林業機械、坑内掘りハードロックなどの事業分野を成長分野と位置付け、重点投資を継続することが含まれます。
また、デジタルトランスフォーメーション(DX)や構造改革の推進、環境変動に強いサプライチェーンの構築など、経営基盤の強化にも注力しています。これらの取り組みを通じて、小松製作所グループは持続可能な成長を目指し、社会に貢献していく方針です。