オカダアイヨンJP:6294

時価総額
¥177億
PER
18倍
建機アタッチメント、環境関連機器、林業機械、金属リサイクル機械の製造・販売、圧砕機や油圧ブレーカ、廃木材処理機等を手掛ける。

沿革

事業内容

オカダアイヨン株式会社とそのグループ企業は、建設機械のアタッチメント、環境関連機器、林業機械、金属リサイクル機械の製造および販売を主な事業としています。同社グループは、オカダアイヨン株式会社を中心に、子会社7社と関連会社1社で構成されています。

国内においては、オカダアイヨンが圧砕機や油圧ブレーカなどの建機アタッチメント、廃木材処理機などの環境関連機器の製造と販売を行っています。また、子会社の株式会社南星機械は、林業・金属リサイクル機械、ケーブルクレーン、その部品・機材および付属品の製造と販売を手掛けています。さらに、株式会社アイヨンテックは圧砕機の製造を行っています。

海外では、オカダアイヨンとその子会社であるOkada America, Inc.、Okada Europe B.V.、Okada International Co., Ltd.、そして新たに設立されたOkada Midwest, Inc.が、破砕機をディーラーや海外ユーザーに販売しています。

これらの事業活動は、建設、環境保全、林業、リサイクルといった多岐にわたる分野でのニーズに応えるものであり、オカダアイヨングループはこれらのセグメントを通じて、国内外の市場で事業を展開しています。

経営方針

オカダアイヨンは、中長期経営計画「VISION 30」を軸に、国内外での事業拡大を目指しています。この計画では、毎年、実績と事業環境の変化を踏まえた3ヵ年の中期経営計画の見直しを行い、増産と原価低減に向けた生産体制強化に重点を置いています。また、米国でのM&Aや国内外各拠点の体制整備を通じて、事業の拡大を図っています。

国内市場では、都市インフラの老朽化や都市再開発、災害復興工事などにより、建機・林業機械の需要が底堅く推移すると見込まれています。特に、解体市場や林業市場においては、オカダアイヨンが有利な状況にあると考えられています。海外市場においては、インフラ投資の拡大に伴い、特に米国、欧州、アジアでの市場開拓に注力しています。これらの市場では、オカダアイヨンの主力商材である油圧ブレーカや圧砕機の需要が見込まれており、ブランド確立とシェア獲得に向けた取り組みが進められています。

オカダアイヨンは、人材戦略、マーケット戦略、経営基盤強化の3つの戦略を計画しています。人材戦略では、社員の働き方改革やダイバーシティの実現に注力し、マーケット戦略では、国内外での需要拡大に対応するための積極的な投資を行っています。経営基盤強化では、持続的成長を支えるガバナンス体制の構築やシステムインフラの整備に取り組んでいます。

これらの戦略により、オカダアイヨンは「VISION 30」の業績評価指標(KPI)である「トリプル3」と「トリプル10」の達成を目指しています。これには、売上高300億円以上、営業利益30億円以上、時価総額300億円以上、売上高伸び率10%以上、売上高営業利益率10%以上、ROE10%以上を含みます。オカダアイヨンは、これらの目標を達成するために、国内外での市場開拓や新規事業の推進、経営基盤の強化に取り組んでいます。