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日本エアーテックJP:6291
沿革
1973年3月 |
空気清浄機器の製造及び販売を目的として東京都港区六本木に日本エアーテック株式会社を設立。 |
1974年3月 |
標準型クリーンベンチを完成。同時に低騒音ファン(LNF-1)を開発。 |
1975年2月 |
エアーシャワー装置をはじめ、多くのクリーンエアーシステム製品の製造を開始。 |
1976年12月 |
埼玉県草加市に草加工場を新設。 |
1978年3月 |
大阪市大淀区(現 北区)に大阪営業所(現 関西営業所)を設置。 |
1979年1月 |
当社製品の据付サービス業務を行うテック㈱、エアーエンジニアリング㈱の設立時に資本参加。 |
1983年6月 |
無塵衣の無塵クリーニング、各種ワイパーの販売を目的としてクリーンサプライ部を新設。 |
1984年2月 |
クリーニング用の無塵ランドリー設備を設置、無塵衣のクリーニングを開発。 |
1984年5月 |
東京都台東区東上野に本社を移転。 |
1984年9月 |
シンガポールにUTOPIA-AIRE PTE.,LTD.(シンガポール)と合弁にてAIRTECH EQUIPMENT PTE.,LTD.を設立。 |
1985年1月 |
AIRTECH EQUIPMENT PTE.,LTD.とクリーンエアーシステム技術の供与契約を締結。 |
1986年1月 |
クリーンサプライ部を分離独立し、クリーンサプライ㈱を設立。 |
1987年2月 |
福岡市南区に福岡出張所(現 九州営業所)を設置。 |
1987年6月 |
仙台市青葉区に仙台営業所(現 東北営業所)を設置。 |
1987年9月 |
SS-MACシリーズ、ガーメントストッカー、LC型HEPAユニット及びクリーンダストボックス等を開発。 |
1989年7月 |
クリーンサプライ㈱を吸収合併。 |
1990年4月 |
台湾に永傑空調機械公司(台湾)と合弁にて富泰空調科技股份有限公司を設立。 |
1990年5月 |
富泰空調科技股份有限公司とクリーンエアーシステム技術の供与契約を締結。 |
1991年11月 |
(社)日本証券業協会店頭売買銘柄に新規登録。 |
1992年2月 |
岡部工業㈱と合弁にてオカベテック㈱を設立。 |
1992年9月 |
群馬県赤堀町(現 伊勢崎市)に群馬工場(現 伊勢崎工場)を新設し、オカベテック㈱に貸与。 |
1994年3月 |
中国江蘇省蘇州市に中国蘇州浄化設備有限公司ほか3社と合弁にて蘇州安泰空気技術有限公司を設立。同社とクリーンエアーシステム技術の供与契約を締結。 |
1994年11月 |
名古屋市中村区に名古屋営業所(現 中部営業所)を設置。 |
1995年7月 |
米国オレゴン州ヒルズボロ市にクリーンエアーシステム製品の製作子会社AIRTECH INTERNATIONAL MANUFACTURING,INC.を設立。 |
1995年9月 |
高性能フィルター(HEPA)の内製化開始。 |
1996年2月 |
家庭用空気清浄機エアロケアの製造販売を開始。 |
1996年5月 |
AIRTECH INTERNATIONAL MANUFACTURING,INC.とクリーンエアーシステム技術の供与契約を締結。 |
1997年7月 |
東京証券取引所市場第2部に株式を上場。 |
1997年8月 |
東京都台東区入谷に本社ビルを建設し移転。 |
1998年3月 |
オカベテック㈱を吸収合併、当社群馬工場(現 伊勢崎工場)として発足。 |
1998年9月 |
中国江蘇省呉懸市に中国呉浄浄化設備公司並びに蘇州浄化設備有限公司と合弁にて蘇州華泰空気過濾器有限公司を設立し、エアーフィルター技術の供与契約を締結。 |
2000年9月 |
子会社AIRTECH INTERNATIONAL MANUFACTURING,INC.を整理清算。 |
2001年3月 |
草加工場内に研究所を建設。 |
2002年3月 |
中国江蘇省蘇州市蘇州工業圏区に蘇州工業圏区安泰空調浄化科技有限公司並びに富泰空調科技股份有限公司と合弁にて蘇州富泰潔浄系統有限公司を設立。 |
2003年10月 |
群馬工場(現 伊勢崎工場)内に製缶工場建設。 |
2004年3月 |
WOOLEE AIRTECH KOREA CO.,LTD.とクリーンエアーシステム技術の供与契約を締結。 |
2004年3月 |
広島市南区に広島営業所(現 中国営業所)を設置。 |
2004年12月 |
鹿児島県国分市(現 霧島市)に南九州営業所(現 南九州出張所)を設置。 |
2005年6月 |
㈱東京証券取引所市場第1部に指定。 |
2006年6月 |
埼玉県加須市に加須工場を設置。 |
2007年4月 |
PYRAMID AIRTECH PVT.LTD.(インド)とクリーンエアーシステム技術の供与契約を締結。 |
2008年3月 |
中国合弁会社蘇州富泰潔浄系統有限公司の出資の持分を他の法人に譲渡し合弁契約を解消。 |
2008年10月 |
草加工場に隣接する土地・建物を購入しサービスセンターを設置。 |
2011年6月 |
中国合弁会社蘇州華泰空気過濾器有限公司の出資の持分を他の法人に譲渡し合弁契約を解消。 |
2011年12月 |
富山県富山市に北陸営業所を設置。 |
2014年3月 |
群馬工場(現 伊勢崎工場)内に粉体塗装設備を新設し、塗装の内製化開始。 |
2014年6月 |
群馬工場(現 伊勢崎工場)内に組立工場を建設。 |
2015年11月 |
PEA GMBH(ドイツ)と相互製品の販売提携契約を締結。 |
2016年1月 |
THELONG INTERNATIONAL TECHNOLOGY CO.,LTD.(ベトナム)とクリーンエアーシステム技術の供与契約を締結後、THELONG AIRTECH JOINT STOCK COMPANYに社名変更。 |
2017年6月 |
加須工場内に組立工場を建設。 |
2018年8月 |
HEMAIR SYSTEMS INDIA LIMITED(インド)とクリーンエアーシステム技術の供与契約を締結。 |
2021年1月 |
埼玉県越谷市に越谷工場を設置。 |
2022年4月 |
㈱東京証券取引所プライム市場に指定。 |
2022年8月 |
群馬県桐生市に赤城スマートファクトリーを設置。 |
2023年1月 |
熊本市東区に熊本出張所(営業及び物流倉庫)を設置。 |
事業内容
日本エアーテックは、半導体・電子工業分野およびバイオロジカル分野を主な需要先として、クリーンエアーシステムの企画、製造、サービスを提供する事業を展開しています。同社グループは、日本エアーテックとその関連会社1社で構成されており、クリーンエアー機器の製造販売を行っています。特に、蘇州安泰空気技術有限公司(中国)は、日本エアーテックから技術供与を受けています。
日本エアーテックの主要製品には、パネル式クリーンルームや内装材、エアーシャワー、クリーンエアーオーブン、パスボックス、クリーン保管庫などのクリーンルーム機器が含まれます。また、アルミ製クリーンブース、鋼板製クリーンブース、標準クリーンベンチ、簡易クリーンベンチなどの製品も提供しています。
バイオロジカル分野向けには、バイオクリーンベンチ、無菌手術ユニット、安全キャビネット、無菌治療室などのバイオロジカリー機器を扱っており、研究施設や医療機関などのニーズに応えています。
さらに、据付・保守サービスを提供し、機器搬入据付や保守サービス、空気清浄機器部品、HEPAフィルターなども取り扱っています。その他、ドラフトチャンバー、無塵クリーニング、アスベスト対策機器などの製品もあります。
クリーンサプライ商品としては、無塵衣、ワイパー、クリーンペーパー、防護服、マスクなどを提供し、クリーンルームでの作業環境をサポートしています。これらの製品群は、同社が半導体・電子工業分野およびバイオロジカル分野におけるクリーン環境のニーズに対応するためのものです。
経営方針
日本エアーテックは、クリーンエアーシステムの専業メーカーとして、半導体・電子工業分野およびバイオロジカル分野における多様な製品とサービスを提供しています。同社は、「きれいな空気で、未来を支える。」というパーパスのもと、技術力を活かし、顧客ニーズに合致した製品の創造を目指しています。また、ESG・SDGs関連施策にも積極的に取り組み、持続可能な社会と企業の成長を追求しています。
中期経営計画では、2022年度から2026年度にかけての戦略を展開しており、標準・準標準品の売上比率向上、差別化、グローバル化、新市場進出、そしてサステナビリティ経営への取り組みを重点領域としています。特に、標準品比率の目標を60%に設定し、製品開発・改良に注力。また、高性能フィルターの需要増加に対応するため、赤城スマートファクトリーの稼働により生産能力を50%増加させました。
さらに、サステナビリティ委員会の設置やTCFD提言への賛同を通じて、気候変動を含むサステナビリティに関する活動を強化。これらの施策は、企業価値の継続的な向上とプライム市場の上場維持基準適合を目指すものです。
日本エアーテックは、技術力と革新性を武器に、クリーンエアーシステム分野でのリーダーシップを確立し、社会貢献と持続的成長を目指しています。